学べるときに学んどけ。


8月31日 晴

今日は絶対に9時半までに図書館に行く。そして、絶対に朝から活動すると決めていた。起きたら6時半だった。スマホを見ると家族LINEに通知が入っていた。義姉に陣痛が来たらしい。もうすぐ生まれるのかーと思った。すごいなぁ。生命の誕生。

 さて、ぶじ9時半に図書館に着いた。荷物だけおいて、まずはここ最近撮り溜めていた『皇學館大学コロナスクラップブック』に入れる写真を印刷しに学科研究室に行った。簡単な目録もついでにつくる。つくっているとオー氏が学科研に来た。地域資料の話になって、大阪市立図書館の「思い出のこし」という取り組みを教えてくれた。「ほらこれー、面白いのがあるんだよー」と言ってLRGの31号を持ってきてくれた。LRGの最新号だ。気になっていたやつ。今回は福島さんが書いているので図書館に入ったら読もうと思っていた。LRGは読むたびに刺激をもらえる。読むたびに、こういう活動を手品でもしたいなと思う。今回の「思い出のこし」はやろうと思った。
最近思っているのですが、わたし個人の手品の力(手品をつくる力・演じる力・発信/広める力)ってあんまりなくって。でも手品師から話を聞いたり、見せてもらったりする力はすこしくらいあると思っていて。今回このコロナのこともあって、手品道具を自分で収集するのには限界があるなって思ったんです。あと手品師にインタビューして自分で記事(資料)をつくるのにも限界があるなって。もちろんインタビューは続けていきますが。(最近も、数人の手品師さんに9月末にインタビューさせてくださいってお願いして少しずつは動いてはいます。)もっとこう、他の人たちと連携しなきゃなって思うんですよ。すごく。もしくは、手品師が自分たちでアーカイブできる世の中をつくりたいなって・・・。今わたしが作っているテンプレに全国の手品師たちが自分の家の資料を打ち込んだらすごいデータになるんじゃないかなって思うんです。誰でも気さくに、もちろん手品師以外の方も、手品のアーカイブができる世の中ってステキだなって。それをオープンにしたら(任意で連絡先表示とかすれば)手品師たちのネットワークがすごいことになるんじゃないかな・・・なんて妄想しているわけです。今はまだ妄想ですが、そうと遠くない未来にこれが実現するような気がしてならないんです。なんかすごく面白くないですか。みんなの自宅で眠っている手品資料の豊かさについて今一度考えてみませんか。

えーと話を元に戻そう。とにかくLRGにも載ってた大阪市立図書館の「思い出のこし」がすごくいいのだ!!!オー氏は、LRGをわたしにくれた。うれしかった。昼からはこれを読もうと思った。

お昼はコンビニの弁当を食べた。

15時まで図書館で勉強して、それから息抜きにベンチに行った。LRGとスマホとスマホだけ持って。ベンチの近くにある自販機で缶コーヒーを買った。ベンチにはあまり多くのものを持っていかない。普段はごちゃごちゃ持っているが、持ち物を減らすと、自分が本当に今必要としているものがわかる。
寝転がって本を読んでいると「あ!岡村~!」と声をかけられた。ティ氏だった。「お前、俺を探してたんだってなー。」「あーーー(笑)めっちゃ探してましたー。いや~お会いできてよかったです~。」なんてしばらくしゃべっていると、ティ氏が窓の方を見て手を上げた。エイチ氏だった。窓を開けて「めずらしいですね(笑)」と言った。「なんか寝っ転がって本読んでるやつがいるなぁと思ったら、岡村だったんだよ。」「彼女はここがお気に入りらしいですよ。よくここのベンチで寝てるんですって。」なんで知っているのかと思ったが、そういえばエイチ氏の研究室によく出入りしている学生がたまにここを通るなと思った。
「16時から展示の片づけがあるよ!」と言われた。ティ氏には、展示撤去・設営が終わりしだい研究室に伺いますと伝え、解散した。

16時前に図書館に戻り、展示の撤去をした。15分くらいで終わった。設営も・・・と思ったら、エイチ氏に「ティ氏はこのあと予定があるため、撤去終了後に研究室に来てくれっておしゃってました。」と言われた。展示の設営楽しみにしてたのにっ!!!と思いながら、ティ氏の研究室に向かった。

ティ氏は「おぉ、来たか。」と言いながら迎え入れてくれた。はじめて研究室に入った。大量に本が置いてあった。「書斎」って感じだ。好きな本を選んでいいよと言われた。ダメなら言うから好きな本を持って行っていいよと言われた。本棚は50音、作者順に並んでいた。あとから増設した本棚はテーマ順らしい。全本棚を見せてもらい、15冊選んで7冊もらった。お茶の本、小説、歴史の本、展覧会のカタログなんかをもらった。あとよくわからない、マグネットも。うれしかった。ありがたい。すこし雑談をし、研究室をあとにした。「またおいでよ。」と言ってもらえた。

図書館に戻ると展示が8割くらい完成していた。「天災は忘れたころにやってくる」といく寺田寅彦のコピーをとった展示だ。いいかんじ。もっと展示やりたい。てかやってほしい。もっと見たい。こんな身近に学べる人がいるんだから、学んでおくべきだと思う。学ばないなんてもったいない。

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