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やってはいけない!本の読み方

やってはいけない「インスタント読み」の罠と、その克服法についてお話ししたいと思います。

多くの人が陥る「インスタント読み」は、一見魅力的な成功法則や瞬間的な利益を約束する書籍に惹かれがちです。しかし、これらの書籍はしばしば根拠の薄いテクニックや高額な商品の販売を目的としており、読者の人生を豊かにするどころか、時には逆効果をもたらします。

「金運上昇!アイテム集」「一か月で10万円!誰でも出来る副業10選」
のような本ですね。これらのインスタント本が巷には溢れていますよね。

それでも、向上心を持ってこれらの本に手を伸ばす人々には希望があります。適切な読み方を身につければ、状況は必ず好転します。正しい読書法を学ぶことで、「インスタント本」の誘惑から離れることができるのです。

私自身の経験から言えることは、正しい読み方が私を日本一のオフィス家具通販企業「オフィスコム」の創業者に変えたということです。7000冊を超える本を読み、ゆっくりとした「遅読」を通じて「運命をコントロールするテクニック」を身につけました。

「遅読」とは、即効性のあるテクニックを探すのではなく、文章や物事の本質をじっくりと理解しようとする読み方です。これは、本と深く対話し、著者の思考を超える旅です。「本に読まれる」というのはこの逆の事ですね。

元気という言葉は誰もが知っていますが、元気の元という
のは易の哲学で深い意味を持ってるんですね。
元は宇宙のエネルギーを表す言葉で、宇宙のエネルギーが人間に宿って元気になるということなんです。

この宇宙の気の総量を多く受け取っている人が元気であります。
だから元気と健康とは全く別物であるという事です。

このように誰もが知っている元気という言葉ひとつを深く探求するだけで、人生は確実に良くなっていくのです。
どのような本でもパッと見て分かったような読み方ではいけません。

論語が示す「いつまでも及ばない、まだまだ」という姿勢は、学びを深め、真の知識を身につけることの大切さを教えてくれます。読書は、知識の表層をかすめるだけでなく、深く掘り下げ、理解を深める過程であるべきです。

私の私淑する安岡正篤先生は

”読書はただ読むだけでは駄目で、読みながらもその本を自己内部で賦活(ふかつ)する必要がある。これを活読という。読みっぱなしならば、むしろ本に読まれていることになる。

『安岡正篤一日一言』致知出版社|頁108

とおっしゃっています。

これを機に是非遅読を実践してみてくださいね。


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