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[SS第5話] 百合ナース! 〜ジェラシー〜 [サロン連載]


「絶対やってるよ、あの二人」


レイナは断言した。


放課後に久しぶりに遊びに来たレイナの部屋。


あたしは正直言ってへこんでいた。


「あの人、嘘つくと鼻の上に皺が寄るの。だから、すぐわかる」

「……思い込みはよくないよ」

「何もないよって言った時、思いっきり皺、よってた」

「……信じようよ、レイナ」


優花さんと先輩は、先輩が回してる二丁目のクラブで知り合ったってことだった。


……それってつまりナンパってことじゃないの?


確かに限りなくアヤシイ。


そしてあたしはそもそも優花さんがあのクラブに出入りしてたってことがショックだった。


オトナの女の人だけが入れるゴージャスな空間。


あたしもレイナに連れられて一度だけ潜り込んだことがある。


あの非日常な雰囲気。品定めのように見交わされる視線。


次から次へときれいな女の人たちに声をかけられた……優花さんもきっと。

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