見出し画像

20,07,22。私の愛したアルバム㉖

もはや何をさせたいのか分からないドタバタキャンペーンの所為で家でごろ寝が最善策となった連休がスタートです。

自分も一応週末のみの休日予定ではあるものの実質明日から4連休に等しい作業内容となる為、本格的な梅雨明けに備えて体を休めておこうと思っています。

今回紹介させていただくアルバムは「続編が楽しみだったにもかかわらず、とある理由で絶対出なくなってしまった作品」です。

The Honeydrippers/Volume One ザ・ハニードリッパーズ/ヴォリュームワン

ダウンロード

1. I Get a Thrill
2. Sea of Love
3. I Got a Woman
4. Young Boy Blues
5. Rockin' at Midnight

84年に発表された全5曲収録のミニアルバムです。リリース当時大々的なアナウンスも無くジャケットを見てもどんなバンドなのかよく判りませんでしたがRobert PlantがボーカルでギターにJimmy PageとJeff Beckが参加し、 PlantとNile Rodgersとで制作されたアルバムでした。

zeppelinマニアであればメンバーがオールディーズをこよなく愛している事は承知していましたから楽曲選択に納得でしたが、シングルカットされたSea of Loveがスマッシュヒットとなった際「このボーカルはいったい誰だ?」と噂されたほど一般的なzeppelin的イメージが皆無なアルバムです。

既にソロ活動が軌道に乗り「脱zeppelin」に成功していたPlantでしたが、本人曰く「半分冗談で作った」本作がアメリカで意外なヒットとなった事で話がこじれ始めます。

ミニアルバムとはいえ内容の素晴らしさから続編を期待する声も多かったのですが、Plantがオールディーズシンガー扱いされたことにキレてしまい
「もう二度とやらない!」となってしまいました。

当時本当に「まともにギターが弾けない」状態に近かったJimmy PageもSea of Loveで素晴らしいソロを披露していますしJeff Beckのプレイも盤石ですぐに誰が弾いているのか分かる出来であるにもかかわらず、「企画物に過ぎないアルバムを絶賛しやがって」とへそを曲げたRobert Plantの所為でVolume Twoはいまだ作られていません(笑)

全5曲とコンパクトではあるものの「捨て曲」が全く無い上にアレンジ等も素晴らしく単発作で終わってしまった事が本当に残念です。

出来るならこの豪華な参加メンバーが元気というか存命なうちに続編を作ってくれると嬉しいのですが…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?