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21,12,15。いやしの村滞在記読了。

今日も気温は低めでしたが朝から良い天気だった所為でさほどうすら寒さを感じる事は有りませんでした。やはりお日様の力は偉大です。

娘が貸してくれた長江俊和著「出版禁止 いやしの村滞在記」をつい先ほど読了。読了直後故、考察サイトこそまだ覗いていませんがネタバレしない程度の感想など書いてみたいと思います。

出版禁止シリーズ3作目となる本作も妙に小難しい文体が少なく会話シーンが多い事から比較的サクサクと読み進めました。最近PC机前での夜更かしが続いている為、布団に入るとすぐに眠くなる所為で就寝前の読書タイムが短くなりがちでしたが読み始めて3日程度で読了。

長江氏の作品故、会話シーンでの供述トリックに気を付けて読んだ割には快適に読み進める事が出来ましたが、もしかしたら重大なひっかけをスルーしているかもしれません(笑)

また以前の作品にみられた「複数の供述者による視点の切り替えが」があまり無かった事でストーリーに集中しやすかった事も読みやすさの一因のような気がします。

タイトル故に放送禁止シリーズの「しじんの村」との関連性を疑いつつ読み進めましたが、映像作品である「しじんの村」程のちりばめられたトリックは無い様子で一度目の読了状態ではさほど驚くような隠された真実的な物は無いように思われます。単に自分が気が付いてないだけであれば赤面物ですが、本作は単純に「小説として読みやすく面白かった」印象のほうが強めでした。

個人的に気になった点としては「主人公(?)の〇〇シーンの描写は必要なかったのでは?」と言った所でしょうか。あの描写が無いまま最終章に入ったほうが「良く分からない怖さ」が強かった気がしますが、若干唐突な印象もあったのでもしかしたら自分が気が付かなかったトリックが潜んでいた可能性もあります。

今日のnoteを書いた後に考察サイトを覗いてみるつもりですが、あまりに恥ずかしいトリックスルーがあった場合今回のnoteの内容は結構「穴があった入りたい」状態と言えるでしょう(笑)

面白く読み進める上に読了後考察サイトを覗く事でトリックに気づき、すぐさまもう一度読み始めてしまう。放送禁止シリーズもそうでしたが長江作品は「1冊で2度楽しめる」のが最大の特徴なのかもしれませんね。

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