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24,05,04。ゴジラ-1,0視聴。

気温が30℃近くまで上昇中のゴールデンウイーク後半土曜日です。

amazonプライムビデオで「ゴジラ-1,0」が見れるようになったので早速視聴。今日のnoteはたった今見終わった本作の感想です。

総評としては素晴らしい出来です。CGの技術UPがここまで違和感の少ない特撮に繋がる事に改めて感動。アカデミー賞視覚効果賞受賞は伊達ではありませんでした。

個人的な嗜好を言わせていただけるならヒューマンドラマパートがあまり好みでは無かったというかなんというか。神木&浜辺両氏は素晴らしい役者ですが名優ゆえにあらゆる媒体で目にする事が多く、その所為でゴジラの襲来という非現実感を中和していたような気がしてなりません。

自分は人格の片隅に「何かの為にその身を捧げる」的な物に激烈に反応してしまう右寄りなキャラが居る為、ストーリー的に妻も見ている横で目から汗が吹き出してしまう事を危惧していましたが、時折散見されるご都合展開というか「はい?」な描写のおかげで視聴中汗がこぼれる前に突っ込みを入れざるを得ませんでした。

褒めておきながらネガティブポイントを深堀するというのは製作スタッフの方々に無礼なので細かくは書きませんが、割とうんこ野郎的に映画を見てしまう悪癖の有る自分は震電の整備シーンで結末を見抜いておりました。
それとクライマックスの敬礼シーンで「やす子激おこだろうなぁ…」と思った事(昨日たまたま目にした番組でお笑い芸人のやす子氏が敬礼のルールについて語っていたので)も書かずにはいられません(笑)

突っ込み所はあるものの、多くの観客を魅了せねばならぬのは商業映画の定め。「生きろ。抗え」というテーマのヒューマンドラマは作品として必要だったと思いますし、ソリッドでドライなストーリーのゴジラ映画を製作しても大喜びするのは一部のマニアだけでしょう。

ハリウッドの超大作映画に比べ、比較的低予算(15億円)で世界に通用する作品を作り上げたスタッフの皆様には敬意以外の言葉がありませんし本作以降のフルCGの特撮作品への期待も膨らみます。

「あらゆる媒体で目に…」などと書いた神木&浜辺両氏の名演(特に神木氏の表情が前半と後半でまったく違っているのが流石です)は確実に本作のレベルを上げていると思います。

ゴジラ-1,0。ハリウッドに押され気味だったゴジラ映画に一矢報いる日本ならではの作品だったので大満足な休日土曜日なのでした。


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