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23,08,27。テリーファンクの思い出①

何やら台風が怪しい動きを見せつつあるようですが、とりあえず良い天気の日曜日です。

のんびり過ごす休日日曜日のネタは今月23日に亡くなったテキサスブロンコ
テリー・ファンク氏の話。

プロレスの話に書いた通り、自分にとってのプロレス原体験が全日本プロレスの最強タッグ戦での「ファンクスvsブッチャー&シーク組戦」でした。

プロレスの事が良く解っていなかった当時の自分にとって「腕をフォークで突き刺す」という反則業は正に非常識の極み。子供心にも「プロレスってフォークで刺すのも有りなんだ…」とそれはもう衝撃的でした。何しろTVの画面にUPでは無いもののテリーの二の腕にフォークが当たり、血が流れる様子が映っていましたから疑いようも(のちにフォークで腕をさすアイディアはテリーの発案によるものだった事が判りましたがマジで当てていたのは本当でした)有りません。

その一戦以来なんだかにょろにょろした動きとのっぺりしたルックスのお兄ちゃんドリーの事はともかく、テキサスブロンコテリー・ファンクも名は自分の脳裏に深く刻み込まれる事に。

追い込まれて血だるまにされても必ず逆転するテリーの姿は当時の子供たちにヒーローのイメージを植え付けるのですが、ひねくれたクソガキだった当時の自分にとってのテリーのイメージは「やたら錯乱する人」でした(笑)

自分がテリーを意識して見る様になった頃はまだ「攻撃された時のリアクションが大きい」程度でしたがブッチャー&シーク組との抗争を経て新日から移籍してきたハンセンとの抗争が始まる頃にはリアクションが尋常では無くなり始め子供心にも「大げさすぎねぇか…」と映るように。

外人同士の対戦だけでなく日本人レスラーとの対戦でもその外連味たっぷりなリアクションでいわゆるアメリカンスタイルの花を見せつけてくれたテリーは歴戦のダメージの積み重なりを理由にやがて全日本マットで一度目の引退を行う事になります。

「さよならテリー」とタイトルされた引退試合はTVでリアルタイムで見ていた記憶が有りますが、肝心の試合内容より会場に詰め掛けた満員のファンの異常な盛り上がりに「テリーってやっぱ人気あるんだなぁ」という印象が勝っていた覚えがあります。

そんな喧騒を巻き起こして引退したテリーでしたが、確か翌年にはあっさりカムバックを果たし「なんだそりゃ?」だった事も覚えています。引退&あっさりカムバックのイメージが尾を引いた所為か自分の興味が新日にシフトした所為かその後のテリーに関してはあまり印象が有りません。

自分が再びテリーを意識するようになったのは彼がそのファイトスタイルを大きく変えて「ハードコアの先駆者」として知られるようになってからなのでした。

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