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20,06,27。私の愛したアルバム①

ネタ切れに苦しみつつも毎日更新を続けるべくひねり出したのが今回のタイトルです。この歳ですから比較的ビンテージ目なタイトルが中心になるかと思いますが、エラそうな書き方にならぬよう注意しつつ書いていこうと思います。

一回目となる今回はJaco Pastoriusのデビューアルバムにしてベース界に燦然と輝く名盤「ジャコ・パストリアスの肖像」です。

既に多くの方が散々語って語って語りつくされている作品ですから今更感は否めませんが、死ぬほど聞きまくった事に間違いはありませんので書かない訳には行きません。

76年に発表されたこの作品、実はリリース時には聞いていません。
自分がジャコ先生のプレイを初めて耳にしたのはWeather ReportのアルバムHeavy Weatherでの演奏からでした。

当時それなりに色々な曲をコピーして「俺って結構上手いじゃん」と激しく勘違いした自分が手を出したのがHeavy WeatherのオープニングナンバーであるBirdland。中音域を強調した耳コピしやすい音質でしたからすぐに習得する事に成功し「ジャコってなんだかポコポコした音のベースを弾く人でしょ?」と今思い返すと切腹物の誤解をしていた訳です。

先輩から「肖像」がジャコ先生のソロアルバムである事を聞き試しに聞いてみたのですがオープニングの Donna Leeからもう何をやってるのか全く分からない(笑)

十代の勘違いクソガキには「肖像」がいかに凄いアルバムであるかなど理解できるはずもなく、改めて聞き込む事で凄さに気付くと共にこのオープニングの難曲のコピーにチャレンジしたのは30を過ぎてからでした。

         「ジャコ・パストリアスの肖像」

ダウンロード (52)

1. 「ドナ・リー / Donna Lee」
2. 「カム・オン、カム・オーヴァー / Come On, Come Over」
3. 「コンティニューム / Continuum
4. 「クル / Kuru (Speak Like a Child)」
5. 「トレイシーの肖像 / Portrait of Tracy」
6. 「オーパス・ポーカス / Opus Pocus」
7. 「オコンコレ・イ・トロンパ / Okonkole Y Trompa」
8. 「(ユースド・トゥ・ビィ・ア) チャ・チャ / (Used to Be a) Cha-Cha」
9. 「忘れ去られた愛 / Forgotten Love

今となってはジャコ先生より上手くベースを弾くプレイヤーはいくらでもいる上にベースプレイヤーとしてのリーダーアルバムもたくさん存在します。

それでも「肖像」が色褪せる事無く名盤として燦然と輝き続ける理由は何と言っても「エレクトリックベースの歴史を変えた先駆者」だったからに他なりません。

それまでバンドのフロントマンより前に出る事無くドラムの脇あたりが定位置とされたベーシストたちの認識をひっくり返すようなその内容。

つたない文章ではありますが次回じっくり書いてみようと思います。

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