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エッセイ風記事を個人連載してみた話

全10回のエッセイ風記事を連載?した。

もちろん嫌々書いていたわけでも無理やり書かせられていたわけではない。
誰かから報酬をもらったわけでもない。
なんでこんなことをやってみたのかというと、前々から「何かを創作し、それを発表する」ことをしたかったからである。

昔からずっとこの創作意欲みたいなものは僕にあって、コミケに一般参加し始めたときからより大きくなっていったと思う。
「僕もいつかテーブルの向こう側になりたい」と。
しかしその熱を持続させることは僕にはできず、半年に一回、意欲が沸いては減退し、コミケに参加してまた沸くというサイクルを繰り返していた。

実をいうと、過去にも何度かいろいろな場所で作品を投稿してはいた。
けれど、数作品を上げては期間が開いて投稿しなくなり、また気が向いたら始める(その間、手を動かしていないのであまり進歩がない)繰り返しだった。
正直、数字や反応があまりなかったのも続かない原因だったと思う。

そんな僕だったので、ここまで記事を書き切ることができたという経験は(クオリティはさて置き)、自分の中で大きいものとなった。
経験自体はもちろん、自分で投げ出さないように手順を考えながら作業を進められたことも大きい。
今回は企画段階から自分のペースを考えながら目標を設定し、以下のようなことを決めてからスタートしてみた。

  • どんなことをする?→文章の記事を作る。

  • とんな期間にする?→現在の生活だと週一投稿できる作業ペースは厳しそう。だけど月一投稿にすると締切直前までやらなそう。隔週くらいならいけるかも?

  • どのくらい投稿する?→終わりが見えたほうが管理しやすいのでとりあえず回数は決めたい。長すぎず短すぎずの全10回であれば完走できそう。『夢十夜』オマージュにもなるかも。

  • どのくらいの文字数にする?→特に決めないけれど1000字前後を目安に。締切になったら直したくてもある程度の形にして投稿する。

ここまで決めてからの作業だったので、テーマ出しや各回の制作作業はスムーズにできたと思う。
途中、年末年始や家庭の事情もあって休載(と書くとそれっぽいのでこう書く)したけれど、結果としてはほぼ守ることができた。
このくらいが現在自分でコントロールできる作業量ということも分かった。

今回の企画でいま自分ができる創作の基準ができた。
これからもやりたいことはたくさんある。記事だけでなく何かしらを創作する際に、今回の反省や教訓が活きると思う。

自己満足ではあるけれど今後も創作することは続けるし、自分の中にあるものをもっとうまく表現したい。

創作意欲の熱はまだ消えない。

才能があるからやるのではなく、
才能がないからやる、という選択肢があってもいいじゃないか。
そう思います。
いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、
そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ。

星野源『働く男』文春文庫

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