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伝統建築沼にずぶずぶ・・・

 タイトルどおり、伝統木造建築沼にはまっています。

 これでも学生の時は、京都で古美術研究会に所属していました。といっても研究などしておらず、仲間と京都の寺社仏閣を観てまわり、その後、飲みに行く、という遊びをしていただけでした。(本当は歴史のあるちゃんとした部で、真面目に研究していた方もいました。)
 寺社仏閣や庭園を観て、すごいなー、勉強したいなー、と専門書を開くのですが、1ページ目で眠くなって挫折。何書いてあるのか、全然入ってこない。という学生時代でした。

 それから、20年以上たった現在、あらためて専門書を読んでいます。実務経験を経たおかげか、今はちゃんと内容を理解できるようになりました!(あたりまえ!)

 まずはどの本から手をつければいいかわからず、Amazonでよさげな本を3冊購入してみました。タイトル画像のとおりです。(あまり詳しくないのですが、どれも有名な先生ですか?)
 やはり、仕事柄、伝統建築は、どうやって荷重や地震に耐えているのか、構造的なことが気になります。
 現代建築とは違うことが多く、いろいろと面白いです。

 なかでも、私が一番惹きつけられるのは、あのお寺の軒(のき)部分にある、木の組物(くみもの)「枓栱(ときょう)」です。お寺を見上げるとまず見える、あの壮大な、雲みたいにもくもくとした、彫刻のような部分です。

枓栱(ときょう)


 もちろん、これは飾りではなく、構造的な意味があります。
 軒を深く出すために、工夫された形になっているのです。
 また、地震の揺れの時に、クッションのような役割も果たすそうです。

 本を読むと、組物の種類、時代による違い、それぞれの部材の構造的な役割がわかり・・・もっともっと知りたくなる・・・沼ですね。
 それぞれの本によって、視点がちょっとずつ違うのも興味深いです。
 他にも、誰か詳しい方、おすすめの本があったら教えてください。

 これらの本を持って、学生の時にめぐった寺社仏閣にもう一度行き、おさらいをしてみたいなーなんて思います。当時の古美術研究会のメンバー、だれか付き合ってくれないかなー

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