見出し画像

上司のいいなりでは、残業は減らない。自分から仕事を提案して、主導権を握ろう!

 残業が多い、上司からの要求が多い、給料が少ない・・・
 仕事の愚痴を言っている人をみると、いろいろ思うことがあります。
 確かにその人は大変な思いや苦労をしているし、体もしんどく、心もツライんだと思います。
 私自身もしんどくて、家族に愚痴ばかり言っている時がありました。

 けれど、ちょっと行動を変えれば、状況を変えていけるのではないか?
 少し経験を積んだ今になって思います。

 では、どう行動を変えればいいのでしょうか?

相手の言いなりでは、しんどいだけ

 私は建築の仕事がしたくて資格もとり、設計事務所を開業したわけですが、1年前、仕事をするのがツライ時期がありました。
 自分がしたくて選んだ仕事なのになぜ? なぜだかわからないけど、毎日デスクにむかうと憂鬱な気分になる。なんとか明るい音楽を聴いてやり過ごしていました。
 そんな話を、ある人に聞いてもらうと、こんな言葉をもらいました。

「取引先の下請けや、いいなりでは、どんどん報酬は安くなるだけ。自分から魅力的な提案ができれば、お客さんはどんだけでも報酬を払ってくれる」

 ああ、そうか!と思いました。ここから何か自分にスイッチが入りました。
 その後、やっている仕事内容はそれまでと変わらないのですが、気持ちが変わりました。「自分から魅力的な提案」をやってみよう! すぐに仕事につながるわけではないですが、noteでお題企画をやってみたり、コラボ企画をやってみたりしました。
 なぜか、仕事がしんどいとは思わなくなりました。

 受注の仕方も少し変わってきたかもしれません。
 人によってやり方はいろいろあると思いますが、相手が納期や金額を提示する前に、こちらから条件を提示した方が、やりやすいような気がします。そして、条件に合わない仕事は無理に受注しないことにしています。

会社員でも、主導権を握ることができる

 それは自営業だから自由にできるんじゃないか?と思われるかもしれません。たしかに組織や会社だと自分のやりたいようにできないかもしれません。
 それでも、会社員でも主体的に仕事をしていくことはできると思います。

 例えば、私は設計事務所に勤務していましたが、会社で産休育休を取ったのは、私が初めてでした。
 当時は、何もせずに、私がいきなり「産休を取りたい」と言っても、じゃあ「退職して」と言われるのは目に見えていました。現に先輩女性は、出産前に退職していました。
 なので結婚前に建築士の資格をとり、産休育休が取れるように調べたり役所に聞きにいったりして、後は社長にサインしてもらえばいいだけというところまで自分で書類を作成しました。産休育休中は、会社は社会保険の免除があることなど、会社のメリットも説明しました。
 そして、産休育休の取得に成功しましたが、その後3回も産休を取ったことは社長の想定外だったかもしれません・・・

 ここで言いたいのは、相手より先まわりして、情報収集や行動を起こせば、優位に立って自分の思いどおり進めることができる、主導権を握ることができる、ということです。

 産休育休に限らず、他の仕事についても同じです。

 自分が受注したい仕事があれば、上司より先に資料や条件をまとめて、コンペに挑戦したことがありました。
 無駄な会議の廃止や、やった方がよい会議の提案なども、思いつきじゃなくて、ちゃんと根拠のある理由があれば聞いてくれました。

 重要なのは、上司が調べるのめんどくさい・・・と思っていることでも、先まわりして調べて、(そして自分に都合の良い方へもっていき・・・笑)、お互いにWin-Winとなることを説明して、説得することです。

 言われたことをやっているだけでは、何も変わりません。相手の都合のいいようになるだけです。
 ちょっと、自分から行動してみたり、こうしたい!という意思を持つだけで、何か変わるのではないでしょうか?

 今回は、だいぶ偉そうなことを書いてしまいました。
 そんなふうに、うまくいかないよ・・・という異論も多くあると思います。

 でも、会社や取引先は自分を守ってくれるわけではない、愚痴を言っていてもなにも変わらない、自分の幸せや健康は自分で守らなければいけない、と思うのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?