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米国視察レポ 活況に沸くテキサス州 州都オースティン

ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。
アメリカは広くて大きくて都市ごとに受ける印象が違います。今回はディメンショナルファンドの研修を受けるために2017年の秋に訪れたテキサス州の州都オースティンについてnoteします。

世界のライブミュージックの首都

このような異名で呼ばれるオースティン。空港到着ロビーの手荷物ターンテーブルでは色とりどりのギターが出迎えてくれます。

ライブハウスが立ち並ぶノスタルジックな街並み

夜のシックスストリートならではの独特な雰囲気が楽しめます。

そして、アートの街

昼になるとガラっと雰囲気は変わります。
こちらはテキサス大学の一角に描かれた壁画。
青空に映えてとてもきれいです。

広いキャンパスに隣接するお店では、

ロングホーンズの牛の顔のロゴと大きな「TEXAS」という文字が入ったテキサス大学のグッズがたくさん並んでいます。

先日noteしたRIA事務所のFPさんもテキサス大学出身者の方が多く、母校を誇りに思っていることが感じられました。

そしてそして、
全米第二のIT都市

日本の脅威から生まれた全米第2位のハイテク産業都市
音楽祭からSXSWが始まったことからも分かるように、コンテンツ*4分野でオースティンは有名である。オースティンでは、ゲーム、フィルム、音楽が大きなビジネスになっているが、忘れてはならないのが半導体、コンピューターなどのハイテク産業である。
オースティンの歴史は日本抜きでは語れない。「ジャパン・アズNo.1」が話題になったころ、米国は日本を脅威と感じ、戦略的に半導体分野で日本に負けるわけにはいかないと日本に倣って戦略的組織SEMATECH(Semiconductor Manufacturing Technology)を設立した。さらに研究コンソーシアムとして1983年にMCC(Microelectronics and Computer Technology Corporation)を設立した。参加企業はDEC、モトローラ、NCR、AMD、ナショナルセミコンダクターなどであった。これ以前は米国の半導体・コンピューター産業はシリコンバレーに集中していたが、米国のコンピューター産業の英知が集まったことから、IBMなどの大企業もオースティンに進出、それ以降、モトローラ、東芝、アップルなど多くの国内外の情報技術(IT)企業が進出した(図3)。サムソンの韓国外最大の工場があるのもオースティンである。現在、半導体・コンピューター関連では生産量全米第2位の都市である。
(産学官連携ジャーナル記事より転載)
https://sangakukan.jst.go.jp/journal/journal_contents/2015/06/articles/1506-07/1506-07_article.html

スタートアップ企業にも人気が高く、人口流入が続いているのも大きな特徴です。

生活コストが低く、地方税がないことや低い犯罪率なども多くの人を惹きつけている。またシリコンバレーとは違いオースティンはVCに溢れているわけではないため、スタートアップは早い段階で財務的に独立しなければいけないという意識を自然と持っているようだ。
2018年現在、6500以上のスタートアップやテック企業がオフィスを設ける。同地域の技術雇用は2000年以来ほぼ80%増加し、ソフトウェア雇用は2010年以来約30%増加した。
( STARTUP DB記事より転載)
https://media.startup-db.com/research/next-silicon-valley

歴史と伝統とテック企業が共存する
テキサス オースティン

荘厳な石造りのテキサス市庁舎

中から美しいドーム内部も見られます。

ホテルへ戻る途中で見かけた教会へ入ってみると

美しいステンドグラスに彩られた素晴らしい内装に圧倒されます。

旧市街があるダウンタウン中心部は、こうした教会やホテルなど以外の高い建物が少なく、晴れ渡った青空の下 気持ちよく散策することができました。一方で、街の外輪とでもいえばいいでしょうか?既存の市街地を取り巻くように多くの高層ビルの建築が進んでいました。

まとめ

伝統あるライブミュージックや古き良き時代の建造物やアートの文化は残しつつ、新しい企業も積極的に誘致できていることが、オースティン最大の魅力なのだろうと思います。

滞在中は、カラッ気持ちよく晴れ渡るお天気とともに、景気がいいことに裏付けされた居心地のよさも感じていました。

全米の人口が毎年250~300万人増加しているうちの30~50万人はオースティンへ流入しているという高い人口増加率に支えられて不動産も活況でした。実際に取引されている不動産物件を見学させてもらいましたので その様子はまた改めてnoteします。


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