【寝言】欲しい言葉、必要な言葉

【寝言】言葉が見つからない。政治家が国民に届ける言葉、国民が政治家に訴える言葉、大人が未成年者にかける言葉、そして子供の本当の願いを、社会に届ける言葉。

他人に求める言葉と、自分に問いかける言葉。社会に訴える言葉と、その言葉と自分との客観的な関係性を問う言葉。

複雑な概念、入り組んだ言葉、一見矛盾する言説、そんなものにも、そうでないものにも、注意深く、できるだけ真摯に、それでいて素直に、接してみることは、まだ可能なのではないだろうか。

言葉は不思議なものだ。人は「言葉のみにて生きてはいない」にも関わらず、その思想とか想いとか感情とか、「言葉のみに生きてない部分」を他人に伝える手段としては、「言葉」しか持っていない。直接会わない、ネットに登場する他人に対してはなおさら。

言葉を、見つけなければいけないんだろうな。自分と世界観、社会規範、歴史観、危機感を共有しない他人に、どんな言葉が届くのか。

自分の「世界」の狭さを自覚すること。「自分の世界」の外から降り注ぐ弾道ミサイルから自分を守るためには、「自分の世界の外」を認識するしかないのだから。

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