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わてノート 能登半島地震 復興状況などまとめ(4月19日)

こんばんは。今週も色々ありますが17日夜に豊後水道で地震がありました。ちょっとヒヤッとしましたね。同日にはインドネシアで火山もあったのでよく分かっていませんでした。。

こっちにいるとしょっちゅう揺れるので関西に居たときより慣れましたが、いいのかわるいのか。さっきちらっと見た記事では1に空気、2に体温、3に水と書いてありましたが最低限の備えだけはしておきたいですね・・さて、今週の復興状況を確認していきます

  • 公共インフラ

    • 都市ガス:復旧済み

    • LPガス:2月末に応急復旧完了、通常出荷体制に移行

    • 電気:石川県内の停電は、安全確保等の観点から電気の利用ができない家屋等を除き 復旧。(4/2 経産省)

    • 通信:ドコモとAUで一部支障ありで車載型基地局で応急復旧中

    • 地上波(テレビ・ラジオ):復旧済み

    • 上水:3月末を目安。5060戸が断水(4/19)

    • 下水:3月末を目安 管路施設:点検対象 18 市町村 (被害無 :1 市町村、機能確保済 15 市町村、点検中 :1市町村)(珠洲市)(4/16)

    • JR七尾線:七尾駅~和倉温泉駅間は、2/15 から運転再開

    • のと鉄道:4/6全線開通

    • のと空港:民航機運航再開(1/27)(4/15から毎日運航)

  • その他施設

    • 砂防 土砂災害:440 件 新潟県 18 、 富山県 13 、石川県 409

    • 医療機関:石川県の医療機関において全施設断水解消(4/5)

    • 社会福祉施設:高齢者施設断水71か所、障がい者施設断水28か所停電1か所

    • 防災重点農業用ため池:新潟県1か所、富山県11か所、石川県 276か所、福井県1か所で堤体に損傷を確認

    • 農業集落排水施設:被害あり新潟県11か所、富山県20か所、石川県72か所

    • 廃棄物処理施設関係:石川県、し尿処理施設2か所停止中、焼却施設など全復旧、最終処分場3施設停止中、新潟県焼却施設1か所停止中

  • お住まい・避難所

    • 人的被害 死者245名 重傷320名

    • 住家被害

      • 全壊 8587棟(新潟 104 、 富山 238 、 石川 8245)

      • 半壊 19361棟(新潟 2966 、 富山 711 、 石川 15672 、 福井 12)(4/19)

    • 応急住宅仮設:5382戸着工、1957戸完成(4/19)

    • 避難者数:(1次)2895人(広域)246人(2次等)2308人(4/16)

国交省・消防庁

災害・防災情報:令和6年能登半島地震における被害と対応について - 国土交通省 (mlit.go.jp)

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第93報)(2024/04/19 14:00現在)

上水道ですが、長らく断水が続いていた内灘町で解消されました。残り約5000戸ですね。

令和6年能登半島地震における被害と対応について(第93報)(2024/04/19 14:00現在)

応急仮設住宅は完成戸数が進んで1957戸となりました。

総務省消防庁 (fdma.go.jp)

令和6年能登半島地震による被害及び消防機関等の対応状況(第94報・R6.4.19更新)

住家被害はまだ変動がある感じですね。半壊が19361戸になっています。確認作業に時間がかかりそうですね・・

厚生労働省

令和6年石川県能登地方を震源とする地震|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

(3)DMAT 派遣状況(4月19日12時00分時点) 石川県において DMAT15隊が活動中。(内訳:県庁本部で8隊、病院・避難所等で7 隊が活動)
(4)DPATの活動状況 (4月19日12時30分時点) 石川県においてDPAT1隊が活動中。(内訳:病院・避難所等で1隊が活動)
(6)その他の医療班の活動状況
 ・ JMAT の活動状況(4月18日12時00分時点) 石川県において現在3隊が活動中
 ・ 日赤救護班の活動状況(4月16日10時00分時点) 石川県において現在1班が活動中
 ・ JRAT の活動状況(4月12日12時00分時点) 石川県において3チームが活動中(内訳:いしかわ総合スポーツセンター2、七 尾市1)
 ・ JDAT の活動状況(4月18日12時00分時点) 石川県において3チームが活動中

石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第94報)

(4)災害派遣福祉チーム(DWAT)の活動 ・石川県において DWAT4県合計10名が活動中(1.5次避難所)(4/18)。
(5)社会福祉施設等に対する介護職員等の派遣体制
 ・介護職員、生活支援員等合計で約4,400名が登録(職種や派遣可能時期等が様々で あるため、同時に派遣可能な人数は限定される点留意)(4/2)。
 ・現在、被災地の社会福祉施設等・1.5次避難所で74名程度が活動中(これまでに、 被災地の社会福祉施設等へ739名、1.5次避難所へ1,316名の介護職員等を派遣。さら に、今後100名以上を福祉施設・1.5次避難所へ派遣する)(4/19)。

石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第94報)

引き続きDMATやDWAT等活動中ですね。

石川県

目的別・令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報(対策本部・被災状況) | 石川県 (ishikawa.lg.jp)

第47回災害対策本部員会議がありました。

(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料

避難所等の状況ですが、1次避難が2895と350人ほど減少しました。また2次避難も400人弱減少となっています。輪島市珠洲市と水道が戻って来つつあるので、そのあたりに伴う減少のようですね。

(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料
(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料

ボランティアの方は県手配分で1000人程度、市町独自で5000人程度増加しています。

(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料
(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料
(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料

そのほか就労支援情報や、農林水産畜産等の被害情報も出ていますが、こちらは膨大過ぎてうなるばかりです。。資料見ると水筒野菜の作付け見込みがでていますね。昨年度比半分くらいとなっています。農業関連施設などは復旧していないので心配していましたが、半分くらいは稼働可能なようです。

(石川県)災害対策本部員会議 第47回(4月16日 16時00分)会議資料

また輪島浦上線の道路啓かいについてもでていました。26日より通行確保となるようです。緊急車両等とあるので注意は必要ですね

各市町

輪島市ホームページ | 輪島市 (city.wajima.ishikawa.jp)

珠洲市ホームページ トップページ (suzu.lg.jp)

日本銀行では、現在有効な銀行券および貨幣に焼損や汚損などの損傷が生じた場合、法令等に定める基準に基づき、引換えを行います。

令和6年能登半島地震等により、焼けてしまった、あるいは水に濡れてしまったなど、損傷した現金について、日本銀行金沢支店での引換えを希望される場合は、日本銀行金沢支店 発券課(Tel:076-223-9527)までご連絡ください。

日本銀行

貨幣が損傷した場合の交換のお知らせがでていますね。

志賀町 (shika.lg.jp)

穴水町のサイトは繋がりませんね、メンテ中とかでしょうか

防災情報|能登町役場 (noto.lg.jp)

七尾市緊急時トップページ(簡易版)/七尾市 (nanao.lg.jp)

NHK

石川県 能登半島地震踏まえた被害想定 今年度中に取りまとめへ | NHK | 石川県

能登半島地震で被害の旅館 約3か月半ぶり営業再開 石川 能登町 | NHK | 令和6年能登半島地震

石川「能登金剛」の観光遊覧船 大型連休中の再開目指し準備 | NHK | 令和6年能登半島地震

石川 奥能登地域 道路の応急工事ほぼ完了 本格的な復旧工事へ | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震で大きな被害が出た奥能登地域では、金沢市などの建設業者が実施してきた道路の応急工事がほぼ完了し、今後は本格的な復旧工事が進められることになります。

石川県建設業協会は県との協定に基づき、地震発生直後から、大きな被害が出た珠洲市や輪島市を含む奥能登地域などで損傷した道路の応急工事を進めています。

NHK

国交省分の応急はほぼ完了と出ていましたが県分も完了のようですね。今後は通常の復旧工事となっていくようです。

秋篠宮さま 石川 穴水町を訪問 被災の農家をお見舞い | NHK | 皇室

震度7観測の石川 志賀町 水道が出にくい状況が続く | NHK | 令和6年能登半島地震

石川 七尾 道の駅 地震後初イベント開催へ 大型連休限定で | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震 災害対策本部員会議 市長町長の発言【4月16日】輪島市 珠洲市 穴水町 能登町 七尾市 志賀町 | NHK

「(4月26日、地域の人などに開通される)輪島浦上線の上大沢町から赤崎町間の道路開通、孤立集落だった西保地区の皆様も心待ちにしている。本当にありがとうございます」

「水道の通水率は87%まで来た。相変わらず宅内の排水管の復旧には苦戦しているが、他自治体から輪島の給水組合の下に入って仕事する方が8人も来ていただき、大変助かっている」

輪島市

「珠洲市には大きく分けて10地区があり、それぞれの地区の方が入居できるよう応急仮設住宅の建設を進めているが、飯田、大谷地区は着工しておらず、急ぐ必要があると思っている。特に大谷地区の皆さんは2次避難で富山市の立山国際ホテルから移られているが、断水解消と応急仮設住宅の建設を待ち望まれている。飯田、大谷地区で(建設が)迅速に進むようよろしくお願いしたい」

「人的支援について。これまで中・長期派遣の職員の確保について、皆さんにお世話になってきたが、被災者生活再建支援金・義援金の申請の受付業務でマンパワーが不足している。

珠洲市

工場の被害程度が中規模半壊の判定となったため、なりわい再建支援補助金の対象とならなかったと報告があった。工場内の1階分は打ちっぱなしのコンクリートのため、地震で亀裂が入って床がゆがみ、精密部品の製造加工のための機械の水平も保てず、大変苦慮していると話していた。小規模な自治体である穴水町では、雇用の場でもある工場等の閉鎖や撤退は大きな痛手となる。県内でも同様の事案があると思うので、地域の実情などを考慮した手厚い支援制度の拡充をお願いしたい

穴水町

「なりわい再建支援補助金について。少しでも早く事業者に補助金を活用して事業の再開をもらいたいが、申請の手続きについて相談を受けていて、事業者の方の声ということで聞いてもらいたい

能登町

「仮設住宅の状況について。今回、募集した240戸に対して申し込みが365戸、実際に当選したのが230戸だった。まだ今回の申し込みで135戸足りず、今後、増えることも見越して150戸以上の仮設住宅の追加をお願いしている。用地も確保している状況なので、早急な建設をお願いしたい」

七尾市

「仮設住宅について。1次募集分97戸、2次募集分97戸の選考を済ませ、残りは順次、候補地を提示して進めて頂いているが、木造の応急住宅はなかなか要件が難しくなっている。要件を緩和し少しでも早く進めていただきたい」

志賀町

4か月目に入って、避難生活から仮設や生活再建に向かう途上なのがうかがえますかね。仮設住宅については前倒し着工がある程度進んだ感じですが、このあとは場所の確保、そのために解体が必要という流れなように見えます。また、なりわい補助金というのが今回設置されていますが、被災者の方も初めてのことなので、生活再建しながら補助金申請などと戸惑うことも多いのかなと思いますね。スピードといっても当事者方が置いて行かれては意味ないので、適切なコントロールが必要なのかなという気がしました。

「選択と集中」に踏み込むにしても、連綿と紡がれてきたコミュニティーを受け継いだまちづくりデザインができれば受け入れられていくのではないかと見通すのは鶴山社長だ。自身、今回の地震に伴う大規模火災で活動の場を失っていた、1400年以上の歴史を持つという「輪島朝市」を、金沢市で「出張輪島朝市」として再開しようというプロジェクトにも関わっており、3月下旬には同社の敷地なども利用して初開催され、多くの来場者でにぎわった。鶴山氏は「地域に支えてもらっている建設業として恩返ししたかった。輪島の人たちを勇気づける事業になればうれしい」と語った。

能登半島地震リポート

ふと見かけた建設新聞さんのリポートです。仕事で建設業のかたと取引もありますが、話を聞いていると地元の建設業の方なんかは高齢化が進んでいて外国の方に来てもらったりしてるようですがやっぱり大変みたいなんですね。小さいところも多いですし。

現場仕事は重機や道具使ったりと言っても人が動かすことに変わりがないのでDXといっても劇的にかえられるもんでもないと。現場である程度経験詰んで色々やっていくしかない。
まあ私がいるIT業界なんかも下請け構造でひずみがありますが、能登半島地震では医療や介護の方も大変だという報道もありました。農産や水産も被害があって伝統工芸や旅館なども被害がありました。

インフラが改善して農水産が復興し始めればそれをつかって観光にも生かせる。そうすると伝統工芸の復興にもつながって医療や福祉にも手が回る。分かりませんが、そういう巡りが少しずつ波及していくようになればな・・と

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