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わてノート 能登半島地震 復興状況などまとめ(3月23日)

昨日国土交通省と消防庁分は確認しましたが、それいがいの省庁発表分も確認して今週分のまとめとします。

  • 公共インフラ

    • 都市ガス:復旧済み

    • LPガス:2月末に応急復旧完了、通常出荷体制に移行

    • 電気:一旦目途(240戸程度停電)(3/12 経産省)

    • 通信:携帯電話基地局は各社車載型基地局で応急復旧中

    • 地上波(テレビ・ラジオ):復旧済み

    • 上水:3月末を目安

    • 下水:3月末を目安 管路施設:点検対象 18 市町村 (被害無 :1 市町村、機能確保済 13 市町村、点検中 :4 市町村

  • その他施設

    • 砂防 土砂災害:440 件 新潟県 18 、 富山県 13 、石川県 409

    • 医療機関:石川県の6医療機関において水使用不可等の被害が発生中

    • 社会福祉施設:高齢者施設断水71か所、障がい者施設断水28か所停電1か所

    • 防災重点農業用ため池:新潟県1か所、富山県8か所、石川県 267 か所、福井県1か所で堤体に損傷を確認

    • 農業集落排水施設:被害あり新潟県11か所、富山県20か所、石川県72か所

    • 廃棄物処理施設関係:石川県、し尿処理施設2か所停止中、焼却施設など1か所停止中、最終処分場3施設停止中、新潟県焼却施設1か所停止中

  • お住まい・避難所

    • 人的被害 死者241名 重傷320名

    • 住家被害

      • 全壊 8789棟(新潟 102 、 富山 213 、 石川 8474)

      • 半壊 18813棟(新潟 2838 、 富山 650 、 石川 15313 、 福井 12)(3/22)

    • 応急住宅仮設:4730戸着工、695戸完成(3/22)

    • 避難者数:9082人(3/19)

内閣府 非常災害対策本部

令和6年能登半島地震による被害状況等について: 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)

3 避難所の状況(内閣府情報:3 月 19 日 14:00 現在)
都道府県 避難者数
新潟県 2
石川県 9,080
合 計 9,082

内閣府

避難所の状況が更新されていました。先週時点と比べて700人くらい減りましたかね、9000人になっています。あまりニュースにも出てこなくなりましたが、避難所で3か月となると相当しんどいのではないのかなと思います。ただお住まいがダメになったりしているので仮設ができるまではまだかかるのかなと思われますね・・

厚生労働省

令和6年石川県能登地方を震源とする地震|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について(第86報)

それから断水状況も進みまして11000戸程度となりました。

他に医療チームの派遣なども行われていますので改めて確認します。
DMAT(災害派遣医療チーム)

(3)DMAT 派遣状況(3月22日12時00分時点)
石川県においてDMAT21隊が活動中。(内訳:県庁本部で12隊、病院・避難所等で9隊が活動)

DPAT(災害派遣精神医療チーム)

(4)DPATの活動状況 (3月22日12時00分時点)
石川県においてDPAT3隊が活動中。(内訳:県庁本部で2隊、病院・避難所等で1隊が活動)

看護師

(5)看護師の活動状況
・公的医療機関からの派遣看護師の活動状況(3月22日 10時00分時点 )
公的医療機関から、石川県内の医療機関に16人 の看護師を派遣。(1月12日から延べ3,045人 を派遣)

その他
JMAT(日本医師会)、JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)、JDAT(日本災害歯科支援チーム)
薬剤師会は派遣終了しています。

(6)その他の医療班の活動状況

・ JMAT の活動状況(3月21日20時00分時点)
石川県において現在19隊が活動中
・ 日赤救護班の活動状況(3月19日10時00分時点)
石川県において現在0班が活動中
・ JRAT の活動状況(3月16日17時00分時点)
石川県において9チームが活動中(内訳:珠洲市3、輪島市2、七尾市1、いしかわ総合スポーツセンター3)
・ JDAT の活動状況(3月21日12時00分時点)
石川県において2チームが活動中

災害派遣福祉チーム(DWAT)

(4)災害派遣福祉チーム(DWAT)の活動
・石川県においてDWAT17都府県合計52名が活動中(内訳:1.5次避難所17名、七尾市・志賀町・輪島市・穴水町・珠洲市35名)(3/22)。

介護職員等の派遣

(5)社会福祉施設等に対する介護職員等の派遣体制
・介護職員、生活支援員等合計で約4,100名が登録(職種や派遣可能時期等が様々であるため、同時に派遣可能な人数は限定される点留意)(3/1)。
・現在、被災地の社会福祉施設等・1.5次避難所で140名程度が活動中(これまでに、被災地の社会福祉施設等へ548名、1.5次避難所へ1,127名の介護職員等を派遣。
さらに、今後100名以上を福祉施設・1.5次避難所へ派遣する)(3/22)
・日本介護支援専門員協会に対し、介護支援専門員の派遣について協力依頼。9名活動中(1.5次避難所、輪島市、七尾市)(3/20)。

保健師等

保健師等の派遣について
活動中 29チーム

復興の状況が分かる道路や電気水道などと違って人のケアは変化が分からないので報道にもあがっては来ませんが、たくさんチームがあるのだなと思いました。あの阪神淡路の時の被害を契機にDMATが作られて今に至るようです。事故や災害が今を作ってるということですね

この阪神・淡路大震災で災害医療について多くの課題が浮き彫りとなり、この教訓を生かし、各行政機関、消防、警察、自衛隊と連携しながら救助活動と並行し、医師が災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになりました。

DMATとは

各市町

輪島市ホームページ | 輪島市 (city.wajima.ishikawa.jp)

2024年03月23日 11時50分 市外入浴施設への日帰り入浴バス運行のご案内(第4期)

輪島市

珠洲市ホームページ トップページ (suzu.lg.jp)

2024年3月23日更新 公費解体の申請受付を開始します(令和6年能登半島地震)

珠洲市

志賀町 (shika.lg.jp)

2024年3月23日 給水所開設のお知らせ NEW!
2024年3月21日 農業機械再取得等支援事業に係る要望の受付について
2024年3月20日 春の火災予防運動

志賀町

穴水町 (anamizu.lg.jp)

防災情報|能登町役場 (noto.lg.jp)

町内2カ所に給水所を開設します(3月24日)
災害支援コールセンターの設置について

能登町

七尾市緊急時トップページ(簡易版)/七尾市 (nanao.lg.jp)

NHK

「要支援者」の避難計画 石川の半数近くの自治体で活用できず | NHK | 令和6年能登半島地震

一方、そもそも計画の策定が進まない理由については
▽地域の高齢化などで避難を手助けする支援者を確保できないとか
▽計画を策定する人手が足りないなどと話していました。

NHK

最後の自衛隊炊き出し 被災者が温かい食事楽しむ 石川 珠洲 | NHK | 令和6年能登半島地震

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市では、23日、最後となる自衛隊の炊き出しが行われ、多くの被災者が温かい食事を楽しみました。

珠洲市での自衛隊による炊き出しはことし1月6日から始まり毎日3食が提供されていましたがそれぞれの避難所に市内の業者が作る弁当を届ける体制が整ったことから23日で終わることになりました。

「輪島朝市」金沢に出張して開催 能登半島地震後初めて | NHK | 令和6年能登半島地震

このあたりの発表は記者会見情報などには見当たらないので地元であれば伝わってくるのかと思いますが、それ以外は報道発表で確認していく必要がある感じですね。要支援者のことは公助では人手足りないので共助だがそれでも難しく民間協力等々の記載もありました。都会に近いところはまだよいのかと思いますが、地方に行くほどそういう制度があってもシステムを維持できないので使えないということは多々あるのかと思います。
地方と都市部と両方経験した身からすると、このあたりは行政だけでどうこう出来る問題でもなく、戦後というか江戸時代からの流れがあるので簡単ではないなと。出ていく人の理由と残る人の理由があるわけです。一方通行なんでしょうねきっと。システムはインとアウトしか見ませんから、そういう考えだけでは循環にならないのかもしれないなと。

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