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「いい人生を送ってるなー」という息子

久しぶりに息子の話です。4月から一緒に生活を始めた私たち。息子は、中学時代の友達と遊びに行くこともありましたが、平日はずっと家にいて、プータロー生活を送っていました。中学時代の友達のほとんどが働いているので、平日遊べるのは、大学生の数名くらいですが、その子も学校があるので、ほぼ暇でした。私と違って、彼は、家にいても、平気らしいし、むしろ「家におったら、お金使わんでええな」と言う始末。私が、「引きこもりまっしぐらやん」というと、ちゃんとバイト探してると言っていました。

実際、10店以上のカフェに、応募しました。
そして、やっと、先日面接に行き、採用されました。
1日目、筋肉痛になった。オーブンのパンが熱くて、触れないと興奮気味に私に話しました。そのカフェにはペンギンがいて、1時間はペンギンスペースを掃除したらしいので、床をたわしでこすって綺麗にするのが、すごく疲れる作業らしいです。
動物専門学校を卒業していたことも、採用のポイントだったようです。

私は、アルバイトとはいえ、仕事が決まった事にほっとしました。今日は、昼ごはんを息子が作り、一緒に食べていると。
「結構いい人生送ってるな。動物の専門学校も行けて、これから、料理も学べるし。」と息子がつぶやくのです。
私が、「ギター弾いて、犬と遊んで、友達もたくさんいて、最高やな」と付け足しました。

自分の人生をそういう風に思える、それだけで、彼はもう大丈夫でしょう。
私を超えたかなと思った瞬間でした。


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