おひさしぶりに、鍼灸院の事についてお話したいと思います。
鍼灸院に限らず、「人のためになる仕事がしたい」とか、
「感謝される仕事がしたい」という人がいます。
私はそういう人をあまり信用しません。

仕事は人のためにするものではないからです。
自分のためにするものです。
それが、結果、人の役に立てばいいなと思います。
人の不幸の上に成り立つ仕事はなくなるべきです。

私は、鍼灸をするとき、感謝はしますが、感謝されたいとは、思いません。
いえ、正直に言うと、今までに思った事はあります。

でもね。
感謝されたいと思った時点で、感謝されないと満足できなくなってしまうんですよ。
自分が好きでやれば、人から感謝されようが、感謝されまいが、どっちでもよくなります。

なんのために、鍼灸院をしているか、
私の場合、
●人が変わっていくのをみせてもらうのが楽しい。
●楽しい事をして、稼げる。
●体の不思議に触れる事ができる。
●ミラクルな回復を時々見る事ができる。

究極に言うと、人間観察です。

もうそれだけで、充分なんです。

そのために、勉強したり、治療を反省したりできるのであって、
人の為にというのとは、ちと、違います。
分かってもらえますか？この違い。

それが、続けていけるモチベーションなのでしょう。