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特別支援教育を望む親、普通学級を望む親

中学校で通級の指導をされている先生と話す機会があった。
私は、息子の中学生の時のことをざっと話した。私の考えでは、息子には、普通学級より支援級の方がいいと思って中学にお願いした事も話した。

以下の内容だ。
中学1年の終わりに、発達障害の診断を受けたが、中学2年生も普通学校に籍をおいた。担任、発達支援コーディネーターの先生は、息子は、支援級より普通学級がいいと言った。2年生は、ほぼ学校に行かなかった。行っても1時間か、2時間で帰ってきた。クラスメイトとは、仲良く友情は続いていた。それが、私が支援級か、普通学級か迷うところだった。学力で普通学校についていけるレベルでないことは明らかだった。

中学2年生の終わり、3年生をどうするか、話し合いをしてもらった。普通は、夏休みまでに、変更の希望を出さないといけないが、特別扱いしてもらった。結局、その話し合いでも、普通学級でいいという学校側と私で、意見は、食い違い、最終的に、本人に決めさせようとなり、本人は、もちろん、友達がいる、普通学級がいいと願いを聞き入れた形になった。

3年生もほぼ、行かず、最後の半年は、学校と連絡させしなくなり、特別支援学校への願書も、郵送でやりとりするくらいの中学校とは、理解しあえないまま、卒業した。

あの時、支援学級に行っていたら、学校に行けていたかもしれないし、支援級の先生だったら、息子の特性をわかって、関わっていたかもしれないと今も思う。

一方で、普通学級で友達との関係は、続いたのだとも思う。学校の目的は、学力だけではなく、社会の一員という体験も、貴重な経験だろう。

話を最初に述べた通級の先生との事に戻すと、保護者が支援級を望むケースは少なく、ボーダーな場合、普通学級を希望する人がほとんどらしい、だから、なみささんは、珍しいと。その先生は、どっちが、よいは、わからないけれどと、前置きをした上で、発達障害の生徒には、個々に支援の方法があり、適切にするべきと言う。先生からみて、支援級の方がいいのではと思う事もあるが、保護者の意向が優先されるらしい。

私は、その子に合った教育、支援が、平等だと思う。
同じ年だから、同じ授業、同じ、宿題は、悲劇だ。その子に応じた勉強をするには、少人数で、理解ある指導者が必要だろう。


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