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デンマークの学校事情を垣間見て

たった1時間半のお話で得た知識を分かったように語るのはよくないと分かっています。ですから、これは、その時に感じた事の忘備録です。

先日、デンマークに20年以上在住されて、教師というお仕事をされている日本人、ピーダーセン海老原さやかさんのお話を聴く機会があった。
デンマークの教育と日本の教育の違いを最初に聞いて、素晴らしいと思った。まず、義務教育には、0年生があり、学校に行く前の年、学校のルールを教え、学校に慣れる目的で行われる。学校は安心な場所だと教える。
10年生は、もう少し勉強したい子や、進路を迷っている子が探す目的で選択できる。

他にも、日本と違う点は、いくつもあった。
8年生まで(中学生)は、成績表はない。成績はただの数字であって、あなた自身の価値を評価しているのではないと渡す前に話す。
意見を言って話し合う事を大切にしている。
スクールランチなど、選べる、あなたは何がしたいの?を大切にしている。
人と選ぶものが違う事を学び、尊重される。

ここまでは、デンマークすごい、いい教育と思う。

特別支援教育にしても、知的を伴わない発達障害などは、普通教室で、サポートが付く。程度により、特別支援学校などもある。

不登校についての質問があった時、さやかさんは、デンマークでも不登校、学校に行けない子は増えていて、行けるようなサポートをいろいろ考えられているとお話されていた。日本ほど、多くはないようだ。サポートをいうのは、少しずつ、学校に行くという練習を促す事もされているようだ。今日は、保健室まで、今日は、何時間までと。「学校が安心できる場所」と教える必要があるとおっしゃっていた。それで、私が感じたのは、そもそも学校というのは、安心できる場所ではないから、「安心できる場所」スローガンが必要なんだろうという考えだ。敏感な子は、大人の安心できる学校キャンペーンが、フェイクだと感じてしまうのだろう。
学校は、安心できる場所ではないから、教師、大人が全力でバックアップする必要があるし、全力を尽くしますと子供に約束するのが、いいのかもしれない。

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