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93小節目【何かを選ぶということ】ベース始めました!〜カッコいいベーシストになるまでの道のり

私は小さい頃から選ぶ、ということが苦手でした。
それは今も変わらなくて。
自分一人で完結することは即決出来るのですが、誰か他の人が関わると、ぐるぐる考えちゃって答えが見つけられない。

そんな私がこの不安な春に。
選択を迫られたこと。

・音楽教室に残るか
・師匠についていくか

諸事情により、うちの師匠が音楽教室を辞められることになり。
音楽教室を主催している先生から電話をいただいたのです。
「電話していい?今後のレッスンについて」とご連絡をもらっていたのですが。
きっと今の自粛体制に伴い、今後のレッスンについてだろう、と思っていたのです。

しかし、実際は。
うちの師匠が教室を辞めることになった、とのご連絡でした。
教室に残るなら僕がベースを教えられるし、音楽教室のライブも引き続き参加できる、と。
師匠に引き続き習いたいのであれば、残念だけど、教室は辞めて、ライブも参加できなくなる、と。

環境だけ考えると、教室に残るほうがベストな気がする。
ベースも上手くなるだろう。
音楽教室の先生方も皆さん、優しくて面白くて、大好き。
教室の生徒さん達とも仲良くなってきて、今度、あの曲を合わせよう、など盛り上がっていた。
教室を辞めたくない。

だけど。
師匠。
いつの間にか、私にとっては音楽教室の先生ではなく、師匠になっていた。
師匠から習いたい。
全部捨てても、師匠とベースを弾きたい。

選択したくはないけれど、ココロの中では選択肢は決まっていた。
師匠についていこう!と。

そして、教室主催の先生にお詫びの連絡をしました。
むちゃくちゃ罪悪感を抱きながら。

そんな頃。
大好きな音楽教室の先輩から連絡をもらいました。
教室辞めることになった、ごめんなさい、と言ったら。
自分が楽しいと思える方を選択していいんだよ、教室以外で会うことも出来るんだから、と言ってもらい。
泣けました。
ぐるぐる考えてた私ですが、何だかココロが軽くなりました。

春は別れの季節ですが、始まりの季節でもあります。
こんな不安な世の中ですが。
誰かの心を弾ませられる、そんなベーシストになれるよう頑張ります!

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