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ただのFGOプレイヤーであり、ただのオタクは今日も「脳内一人芝居」

呼吸と言葉の滝は同じ速度

「最初から大事件やないか!!!絶交って!!!なんや!!!無理や!!!」

「アルテ…アルテぇぇ…お前ほんまいい子やなぁ…好き。もう眩しいもん。好き」

「運動できる人っていいよなぁ…かっこいいよなぁ…あー、なんかリゼみたいに運動できる子になりたかったー!」


月曜日深夜のルーティン。
啄木鳥探偵處から
アルテ、
そしてごちうさのはしご。
はー!幸せすぎる!!!


お前…歯医者行くんだろ…夜更かしして良いのか…!そんな声が。あ、親知らず抜くんだった。あーー、幸せから一気に現実へーー。現実なんて見ない日があってもいいじゃないかーー!!!(魂の叫び)


そんな一人芝居。特技は誰も見ていない中で勝手にやっている一人芝居。ただただ1人で感想ぶつけあって現実に引き戻す声を作り出して否定しあって空想の世界に入り浸る、私の日常。その空間を作り出すのが無限に生み出される「語彙力のない言葉」です。


呼吸するかの如く文章が頭の中をいつもぐるぐる回っています。頭の中を覗かれたらきっと言葉の大洪水の真っ最中を見る事が出来るかと。日本で、しかも私の頭の中で体感できるナイアガラの滝のような。実質無料。飛行機代を考えたらなんてお得。

その大洪水の中から良い表現を「見つけた!」となっても引き出してよし!と携帯とにらめっこする直前にぽっと消えるのが憎いです。なぜ消えるんだ。それが世界ってものなのか。
人生そんな甘くねぇよ、なんてね。
くぅ、その通りだ。


人に何か話したい時、
自分が何か考えている時、
誰にも話せない悩みを噛み砕く時、
趣味の小説の文を考える時、


日常の至る所で呼吸するかの如く頭の中で言葉を組み立てて人が傷つかない文章を作り出します。しんどいですけど、それが自分が傷つかない事に、いえ、双方が傷つかない事に繋がるのであれば仕方ないのかと思います。
しんどい事、ノンフィクションの世界でしんどい事、沢山あります。
「ニュースに耳を傾けなければ」、と思ったが故に世界の色を全て吸いこまなければ、と意気込んでいたらいつの間にか苦しさに踏まれて息することすら満足に出来なくなりました。

息苦しさに、流れ込む気持ちの全てに押し潰されながら、私は逃げるようにフィクションの世界に飛び込む。

こんな私を、あなたはどんな目で嗤うのでしょう。
嗤われたら、ただ何も言わず距離を置く。
真剣な眼差しなら、ただ何も言わず希望を持ち、
無関心な眼差しなら、言葉にならない恐怖心だけを心に刻む。
ただ、人との適切な距離を知らない私からは近づこうとしません。面倒な輩、ですか。フィクションの世界で客観的に自分と同じような人物を見ました。面倒な人間だなと素直に思いました。だから、そんな目を向けていただいてももう傷つきません。だって、本当に面倒だったんだもの!!でもどうしても惹かれてしまうので、もしかして無意識に自分の事が大好きだったりして!あれ、自分大好きになってきたの??いやぁ成長したじゃないか!自分大嫌いだったくせによくそんな事言えるようになったなぁ!
……いや、そんな事は多分ないはずですけど。まぁそれはいいとして。


フィクションの世界で息をしては、客観的に見る事が出来ずにキャラクターと同じように泣きじゃくってみたり、大笑いしてみたり。


なんだーー、フィクションの世界でもまた心が押し潰されているではないかーー!!!
でも、私が好きになる作品にはどこかにそんな「自分」を救ってくれる人がいる。だから、現実世界で息をする事すら忘れていた人間はフィクションの世界で心が押し潰されようとも立ち上がる事が出来るのです。
キャラクターの全てが私の心に押し寄せてくる。
痛み、嘆き、悲しみ、そして喜び、楽しさ、強がり、絶望。
その度に情緒不安定になってその物語から抜け出せなくなるのでまた面倒な人間が生まれる。

それでも、その世界がまた輝いてくれると、その世界を生きるキャラクター達が昇る朝日を好きになる日々が戻ってくる事を、止まない雨はない日を生きる事を待ち望みながら、フィクションの世界を歩くのです。


でもそこにいる人間は「私」じゃないから、選択肢を間違ってまた「嫌われる」なんて思いに苛まれずに済む。だから、愛すべき世界なのだ。


あれ、こんな事を書いたらまたこいつめんどいわ、って思われますか??あ、こんな事をいちいち書くからめんどいって言われるのですか??


愛すべき世界には様々な色がありますが、その中でも大好きでずっと染まっていたい、いや、今ずっと染まっている作品があります。その作品の事を少し(いや沢山になった)語らせてください。



私の「スキ!」が語彙力なく溢れる
①この音とまれ!


この音とまれ!に出会った私。



はい、この下書き綺麗さっぱり消えました〜〜〜。もうねショック。思い出しながら書きます。ショックが勝って上手い事書けないかも。本当に!!ショック〜〜〜!!!!!



青春混ぜ込みすぎて胸熱、エモいしか言えない漫画、それが「この音とまれ!」。純粋で、どこまでも美しくて純度100%みたいな音楽で溢れ返っていそうな表紙とは裏腹にどろどろとした黒くて簡単には消せないシミのようなどこまでも付き纏う感情がどさどさ。苦しいなぁ、苦しすぎて、全く関係のない私が押し潰されそうだわ。それでも、


それでも、君達は、


その過去を「なきもの」として消そうとはしないんだね。はー、凄すぎ。私だったら真っ先に消そうとするのに、その過去の中から沢山の答えを見つけ出した。なんてこったい、完敗だわ。
自分のために、という以上に自分をすり減らす事に力を無意識に注いでいたみんなが今「箏曲部のみんなのために」という、しかも自分の意思で行動している。その眩しさといったら……自分の事しか考えられない、自分の事だけでも手一杯で自分をすり減らそうとする私では受け止めきれないよ……。

でも、その眩しさにどこかで憧れてその眩しさと同じ気持ちを味わいたいがためにこうして飛び込んでは眩しさに浸って「あーー、この気持ちをどう表現したらーーー!!!」ともがいているのかもしれないね。なーんて、語彙力がないだけだったりして。それはそれで恥ずかしい。


「『俺が全部正しいってわけじゃない』っていうこと」


痺れる言葉の数々が様々な色をした音と共に流れ込む。その中で特にどばぁっと流れ込んできたあきちゃん先生のお兄さんの言葉。強すぎる。なんだ。

みっつ、そこ代わってくれ、ちょっとこの言葉を一緒の空間で味わって卒倒したいわだからそこのシーンだけ代わってくれ、みっつ。

常識というものは自分にとって「当たり前」でいつも「正しい」と語りかけられるし、そういった思いでアドバイスも降り注ぐ。だから私はきっと、「父親の年齢や仕事を知らない私」に対する純粋な疑問を素直に受け止めきれなかったのだと思います。……ぬ、話が脱線した!
とにかく、とにかくですね、正しいの中にある真意は服従させたい、みたいな強い、あまりに強すぎる言葉だと、そして同時に意味だと思うのです。だから、それを全てぶち壊してきたお兄さんの言葉が滲みすぎて、傷にずんずん入り込んじゃって、このなんとも言えない言葉にできない思いが止まらなくなっているのです。もうなんて言ったらいいんだ!!!


本当に、甘酸っぱすぎてあまりに純粋だから汚したくなるような(やめろ)恋心の音に、
仲間という全幅の信頼を置く人達へのあまりに純粋な、でも太い芯に守られた信念たるものの音に、
忘れてはならないと、忘れるべきではないとそっと出てきて心を支配するどろどろとしたざらつきの目立つ音に、


私はただただ圧倒され続けるのみ。


そこに他校の音が混ざり合うから決していつも「純粋無垢」な音じゃない。そこにあるのは青春の、青春だからこそ鳴り続ける純度100%には到底近づかない複雑怪奇で紐解いていけば無数の感情に支配された唯一無二の音。あぁ、これ、これこそが、


私が奏でられなかった、無理だと諦めてすぐに手放した「青春の音」ってやつかぁ。はーー、こんなにも複雑怪奇で誰にも真似できない音だったのね。


ありがとう。


それでも、私が1番泣かされたのは紛れもなく涼香ちゃんですけども!!!8巻で泣かされてからというもの私の中での涙製造機。この人はずるい。あきちゃん先生もずるいなぁって思っていたけどやっぱりこの人に勝てる人はいない。最初の印象はとうの昔に消え去った。いやぁ最初はもう嫌いだわ!って切り捨てていたけど、まさかここまで好きになっているとは…人って恐ろしいわ(自分だろ)。

この人が作り出す世界観もまた苦しくてあたたかくてそれでいて言葉に出来ないからもう天才だと思う。練習に顔を出す事はあまりないけど、そこにある「信頼」が譜面に、音に現れた時、きっと心でまた何か違った音が鳴り響くのかなぁ、なんて。ただの想像。


読み切りも胸熱。絵の美しさと物語の複雑さが入り混じって結局また涙。涙。


はーーーっ、絵から聞こえる音が強すぎる。紙から聞こえる音が強すぎる!!胸が!!!痛い!!!
これは恋か??
私、恋しないと思っていたのに……??ん???

あ、恋といえば…いや、この恋模様、エモいぞピュアすぎるぞ無理だぞ???って作品といえば??(流れの雑さによりマイナス30点)


②フルーツバスケット

フルーツバスケットも…大好きなんです。ネタバレしないように書くと、とにかく言いたいのは
フルーツバスケットで唱えたい、


ととさん最強説。


もう大好きが過ぎる…
透くんにとっては「おじいさん」、勝也さんにとっては「父親」、そして今日子さんにとっては「ととさん」。ととさんって呼び方可愛いのでととさんって呼ぶようにしました。
いやぁ本当に最初出てこられた時ただのおじいちゃんだって思っていましたごめんなさいぃぃぃ!!!な気持ち。ダメだ…この人必要以上に泣かせてくる…ととさんやばい最強。ダメだわととさん何回涙の引き金引くんだ。

ととさんの言葉が1つのきっかけとなった由希と夾のシーン、実は好き。由希がこんなにも感情的に怒る所って慣れていないし由希から怒るなんて、って気持ちはあったけれど、あのシーンは本当に家が壊れる音に合わせて胸がどんどん熱くなった。あれは……やぁぁ無理だわ涙なしじゃ。

1番印象が変わったあの人(さて誰でしょう)の事を想いながら見るアニメはまた格別。まぁ胸はズキズキするしなんとも言えない気持ちしかこみ上げてこないけど、あー…あれ?逆に苦しくなってない??
いやまぁ大体苦しいですよ、この物語は。辛くて苦しくて、もがいてもどんどん水が口の中で暴れ出しては吐き出せない状況を作ってしまうから辛さが倍増するしもう何でこんな苦しいのか!!!と発狂したくなったのもまた事実。


それでもね、いやそれだからね、


読みながら泣きすぎました。もう何回泣いただろうね。今日子さん出てくると絶対泣くんですよ。あの今日子さんと勝也さんの!!出会い!!!そして今日子さんの透くんへの思いが!!ね!!あれまって、びっくりマーク多くない!!?あと、最後!!!ラスト!!!ネタバレしないけどラストの!!!由希の!!!あのセリフ!!!!!もう号泣。声出しながら泣いて、でも漫画を自分の涙で汚すわけにはいかないからと(紙派)膝の上に置いて汚さないように気をつけながら読みました。案の定読めなくて進まない。


なんだかんだで最近ははとりさんが大好きです。あと杞紗ちゃんも。透くんはもうととさんと共に殿堂入りしちゃっているので好きとか嫌いとかそんな概念じゃない。


自分の事以上に無意識ながら他人を救う事を大切にする透くんが、「お母さん」とだけ呟く、お母さんの写真だけ持ち歩く理由。分かった瞬間もうなんだ辛すぎる…十二支の皆さんの苦しみ以上になんだかもがきたくなりました。もちろんどちらも相当苦しい物語ではありましたけど、これに勝るものは私の中にはなくて。ひとり親の環境で育った、父親の事は何も覚えていなくてそれが当たり前で何も感じなかった私が味わった事のない感覚。きっと心のどこかで、胸のどこかでひっそりと覚えていたのなら、私もきっと透くんのような感情を呼び起こしていたのかもしれない。だからこその親近感というか、胸に染み込みすぎるからもがいてもなくならなくて辛くなってそのままばたんきゅー。


そうかぁ、家族の話となるとそうだよなぁぁ。うわぁ。家族の話となると途端に弱くなる自分がいるから「かくしごと」もかなり染みて染みて笑っているはずなのに弱くなる。あ!!話脱線した!!!


でも真知の話も実は痛くて痛くてたまらなかった。私も一時期あのような時期があったから。自分重ねてまた苦しくなって弱くなって。それでも、それを乗り越えた先の喜びと、もちろん


フルーツバスケットanother


幸せで逆にハイになっちゃった自分がいました。親世代シルエットや後ろ姿しか出ないのにね(笑)。子供世代がもうとにかく嬉しそうで幸せそうで私も見ていて幸せだこんにゃろーーー!!!!!

幸せのお裾分け、ありがとうございます、ええ、何度頭を下げたら良いか。


いろーんな意味で頭を抱えながら、
でもやっぱり台詞から音や含まれている色を見るのが好きで、やめない。やめたくない、ずーっと考えちゃう癖。色んな人の色んな見方が知りたいので沢山布教したいのですが、いかんせん友達がね、いない(笑)。

だからこうして、不特定多数の方へ自分の好きなものや感じ取った色のようなものを呟きたくなったのかもしれません。
人と話す事はとにかく苦手なのですが、どうしても話したくなっちゃって人と話していると無駄な事まで沢山話して場を困らせる人間である私は、ただただ、誰かに「話を聞いてほしい」小さくて弱い人間なのかもしれません。なんか、長年のもやもや、解決。


つまりだ、FGOの話も聞いてほしいわけですよ。なんかタイトルに書いたくせに他の話で誤魔化してんじゃねぇよって言われそうだし、うん。でもFGOの話って言語化しにくくて!!でもやっぱり聞いてほしいからってタイトルにしたわけだしなぁ…書こう。ちなみに納得するまで1秒。


FGOとすぐ泣くオタクの物語

FGOとの出会いは衝撃、というか、元々Fateシリーズのファンでいらっしゃる好きな声優さんがどっぷりはまって沢山お話されるわけだ…と納得。そんなFGOは特に泣いた作品のひとつです。特に、を挙げると終局特異点アトランティスです。駄目です、あれはティッシュの山とバスタオルが私の目の前を彩りました。こんもり置かれたティッシュの山。
これは幻???
こんな話をみんな乗り越えてきたの…???
え、みんなよく生きているね???
あれを乗り越えて生きているだけで私はみんなを褒め称えていいと思うのだけど???
ひっどい顔をしながら2、3日立ち直れずに塞ぎ込んでいました。いや、まぁ今でも立ち直れていませんけどここで語ってはただ長くなるだけなので割愛。


思えば、終局特異点が初めての課金だったなぁ…(遠い目)(静かな目)。
最後で怒りの沸点を超えて、むきーー!!!な流れで課金。石4つ?5つ?くらい砕きました。フィクションの世界だからまだ救いようがあるものの明確な殺意って怖い。


ただ先ほどの話からも分かる通り色々と泣きすぎる自分。Angel Beats!も泣きながら見たなぁ。日向とユイのね…もうあの名台詞でどばーーーーっ。そして音無の話もやばかった…おま……お前ぇぇぇ何でそんな私を泣かせるんやこのくそぉぉーーーーーん!!!


ヴァイオレット・エヴァーガーデンもいいですよね。もう無理映像が全て綺麗すぎるし(さすが京アニ様)!!少佐ぁぁぁ!!!!!ダメだあなたはダメだもう好きだ。そして外伝、ぼろっぼろに泣きました。EDでまた涙復活。涙というものは枯渇しないのでしょうか。

紺屋の明後日、という舞台では泣きすぎてもう顔ぐっしゃぐしゃのまま大好きな方にお会いしてまた泣いてなんてひどい有様をお見せしたのだろう…と後悔しました。でも、それほどまでに気持ちもぐっちゃぐちゃだった。


どうも私は気持ちがすぐぐっちゃぐちゃになる人間みたいです。
そして私は全く綺麗ではない涙を流しながら泣く人間のくせにタオルを持ち歩かないので袖がいつもびしゃびしゃです。いい加減学びなさい。


愛すべき世界、なんてかっこいい事言っちゃって

はぁ。

一息。

フィクションの世界を愛するように、
私はノンフィクションの世界も愛したいと思うのです。

押し潰される、という意味では共通しているけれど、どこか喋る度に負の感情を、迷いの感情を追いかける、その感情が聞こえてくるノンフィクションの世界に私の居場所はない気がします。私が入る隙間は閉ざされている、ような。

その隙間を勝手に開いてみようという冒険心を自分は持ち合わせていないので、その隙間はいつまでも閉ざされたまま。今の時期はご時世という事もあり人と関わる機会が、世界の色を見る機会が減り、何かを蓄える時期のように言われていますよね。それにあやかって、少しずつ、本当に少しずーつですが、冒険心を持つための勇気を手に入れようかと重い腰をあげようと努力しているところです。


愛すべき世界と呼べる幅をフィクションからノンフィクションも含むことが出来るように、


愛すべき世界の中で、息が出来るように、

愛すべき世界を広げた先で、負の感情を拭い去る術を、この手で見つけられるように。


それでも、愛すべき世界の幅を元のフィクションだけに狭めたくなったら逃げ込んでいいと悟す事も大事だと思うのです。だって一度嫌いになったものを好きになるのって、本当に何か大きなきっかけがない限り相当難しいもの。この音とまれ!のキャラクターはみんな好きに転じていますけど!あれは奇跡みたいなものだしあそこまでさらけ出したり価値観変わっちゃったり出来る出会いに沢山遭遇できたら幸せなのだろうけど、そんな奇跡が現実世界でも起こらなきゃ私の「嫌い」は好きに変わんねぇんだ!!!!!簡単にねじ曲げられるか!!!大体根に持つタイプなのでなかなか「嫌い」のレッテルを貼ったものを「好き」に変えられない人間です。
あ、また出ためんどくささ。


あと!!過去の傷なんて、すぐにぽーんって治るわけではないし、目に見えて分かる怪我みたいに血が出るわけじゃないし、誰もその後を心配してくれるわけじゃないし!!!だから消えない。いつまでも戦うのは、向き合うのは、その傷が見える私ただ1人だけ。
過去の傷は癒えず、まだ全く愛せる自信はないのです。なにせ、この傷に風が滲みないように自分をガチガチに守りながらでないとノンフィクションの世界に飛び込めませんから。


過去の傷。過去なんてもうブラックリストにぶっ込んでミキサーでそのままドロッドロに形がないくらいまで切り刻みたい。そんなレベルで嫌いです。
いじめの中で、そして誰も味方がいない環境の中で、モラハラのような暴言の中でついた誰にも消せない見えない傷。
すぐに全てが滲みて傷口が開いてしまうから、ガチガチに守らないといけない。


その傷は消えないけれど(だって今でもミキサーで切り刻みたい、なんてワード出すくらいだし)、信頼している人達と共に(勝手に)二人三脚で目を背けたノンフィクションの世界に少しだけ目を向ける事で、薄める事はきっと出来ると思うのです。いや、これから先何十年とかかるとは思いますけど。それでも、きっと、私は、


フィクションの世界だけではなく、私が生きる、私が私として存在する「世界」までも含めてちゃんと「愛すべき世界」だと、どこかにありふれたかっこつけの言葉ではなく、純粋に自分の言葉として、言えるように。


まぁ、フィクションに対しても「愛すべき世界」なんて使いましたけど、まだ全くといっていいほどしっくりきていませんし、なんかかっこつけっぽいな、濃すぎる味付けっぽいな、と思うのですよ。私、薄味が好きなので。
でも、これ以外の言葉が見つからない!
自分の語彙力のなさが!憎い!!!


アニメの感想とか、布教用におすすめポイントを列挙する時とか、ひどいですよ。語彙力がなさすぎて読めないですよ。
だから言葉が出なくて苦しい事もあるし、誰かを傷つけないように傷つけないようにって言葉を考えても結局何も出てこなくて1人でもやもやする事もよくあります。ありすぎて困ります。そして1人心で泣きます。そんな自分への慰めの言葉も一切出てきません。
………残酷すぎる。これぞぴえん??


言葉が増えたら、この傷を癒す言葉も増えるのかな。なんて少しだけ希望を持ちながら私は今日も活字にどっぷりも浸かることにします。

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