子供の頃はまったく自分とは縁の無いものだと思っていたヒップホップ。
いまは一人一人の持つストーリーに選択に抵抗に敬意を抱いているくらいすき。

むかしはボースティングはダサいと思ってたし、独特な風貌に貴金属が逆にチープだと思っていた。そういったTVの影響による日本の凝り固まったヒップホップの虚像は昨今は壊されたように思う。

中でもラッパーという手段を選んだ人たち。
ストーリーのあるもの達も無いもの達もリアルを歌うその姿はSNSというリアルと現実の境目を曖昧にするものの誕生によって生み出された【リアルを求める欲望】に対してハマったのだと思う。それと世情。
上がらない賃金・格差・セクシャルや宗教や戦争や疫病に対する葛藤を解決することなどできないけど、音楽は我々を鼓舞するから。

私は今この日本においてアーティストで最も勢いがあるのはAwichだと思う。

『女性』『沖縄』 『母』『死別』

自分を因数分解したときの要素の柱が滅茶苦茶強い。それだけの苦難を享受してきたということですが…愛があってシンプルでリアルで…アーティストしてのパフォーマンスも母としても女としても最高です。

BADHOPがやるべきことをやって解散という道を選んだように、リアルを突き進むとアーティストとしての寿命は短くなる。
世界へ飛び出してレジェンドまで行き着くこの過程を見させて貰わなきゃ損だ。

にしてもTHE  UNION はDOPEでした…(使い方合ってる？笑)

私は昔から強い女性が才能ある男性を呼んでパフォーマンスするスタイルに弱い。
椎名林檎がそうだった。

一人一人の持つオーラだけでも尋常じゃないのに男女が舞台上で指ひとつ触れてないのに魅せる合わさったオーラは爆発的に強く感じる。

やなことあっても「まじでお前誰？」「馬鹿ばっかだまったく」の精神で…

うん、頑張って生きよ。