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冬の京都観光

一泊二日 異界・京都の旅路の記録です。
旅は道連れ、世は情けと申しますが、下北沢のバーにスマホを忘れるというトラブルからこの旅はスタートしました。

21:00 人生初の深夜バス

WILLER
新宿バスタ21:10発➖京都駅着05:00着
ひとり4900円

「とりあえずスマホのことは忘れよう」
人生初の夜行バス、想像より快適でした。
スマホがないのはきっと神様が旅に不要だと思ったんだろうと開き直って就寝。

05:00 まっくら京都駅

寒い。トイレは何処。顔も洗いたいし、歯だって磨きたい。予め調べておくべきでした。友人のスマホだけが頼りです…駅構内にトイレみつかった!!!!

06:00 東寺へ、てくてく

京都駅から歩いて15分。
東寺は、弘法大師空海のお寺。3月21日に空海が入滅したのをきっかけに、毎月21日に弘法市が開かれています。ちょうど21日だったので東寺へ。ガラクタ・骨董・屋台の数々…明朝すぎたので準備されてる間を縫って歩いただけですが、数百は下らない出店、この規模の市が毎月開催されているなんて驚きと感動!

06:30 日の出と東寺

薄紫の空と東寺が美しかった。

07:00 市バスで朝の清水さん

朝の清水寺は中学の修学旅行で経験した喧騒とはうって変わってしんとして神聖な空気さえ漂わせているようでした。音羽山の断崖に立つ清水寺から京都市内を一望すると朝日に照らされていて比喩ではなく、街がきらきらと輝いていました。

京都市バス(均一運賃区間)
おとな230円

8:00 古都を味わう二寧坂/産寧坂

ベスト・オブ・新型コロナウイルスの影響で人がいない京都を満喫しているな!と感じた瞬間。Twitterでも同じように話題になってましたね。この街並みを静かに味わえたのは一生の思い出になりそう。

09:00 憧れの喫茶店モーニング

冷え切った体に美味しい珈琲と暖かいモーニング。私はさくさくふわふわクロワッサンを頂きました。たっぷりのサラダとたまごとベーコンの挟まったクロワッサンの満足感たるや。メニューの写真に見劣りしないどころか超えてくるほどのボリューム感です。

高台寺 前田珈琲
京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る南町415-2
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26013648/
ひとり1000円

10:00 高台寺周辺おさんぽ

この時間になると観光客もそこそこ。
でも、やっぱり空いている。結婚するカップルが写真を撮っていたり、観光のガールズが着物を着て歩いていらしたり。

11:00 ねね様の高台寺/圓徳院

東山周辺の寺院をまわることに。
まず、豊臣秀吉の正室である北政所ねねが、秀吉が病死した際、冥福を祈るために建立した寺院であると言われている高台寺へ。冬と禅寺の相性は抜群ですね。

また、冬の特別拝観で、ねねの墓所「霊屋(おたまや)」(重文)の外陣室中(げじんしっちゅう)まで入ることが出来ました。
ひとつひとつの拝観場所でスタッフの方が説明してくださったのが印象深いです。

高台寺
京都市東山区高台寺下河原町526番地
3ヵ所共通割引拝観券 (高台寺、高台寺掌美術館、圓徳院) 900円

12:30 おなかすいたね、どうしようか

祇園を経て鴨川を越え河原町へ。
舞妓/芸妓さんとも数度遭遇。齢15あたりでこの世界に入ることを決めた彼女たち、日々衆目に晒されながら、日本の文化を支えている。
ありがとう、前途に幸あれ!

わたあめにしか見えなくて「わたあめ落ちてる!!」って叫んだら「サギですよ」と友人、抱腹絶倒。わたあめ、動きました。

14:00 河原町でご褒美パフェ

お昼兼おやつだし、贅沢してもいい?
観光地にジェラート専門店があると必ず訪れてしまう。京都は和スイーツが定石なのでしょうけれど、あえて洋スイーツを食らうのもオツ。

ジェラート専門店 SUGITORA
京都府京都市中京区中筋町488-15
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26028747/
ひとり1300円

15:00 ホテルでひとやすみ

朝から動きっぱなし歩きまくりで流石に休もうということでホテルへ。昨年の9月に出来たばかりの「ホテルアマネク 京都河原町五条」さん。東京にも数軒あるようです。

・2019年9月オープン!綺麗!
・シモンズのベット
・セキュリティも完璧
・アメニティも充実
・大浴場付き
・ウェルカムドリンク15:00-22:00
・アルコール飲み放題
・宿泊代金ツインひとりあたり2000円

ゲストハウス・ホテル乱立の京都市内においてもかなり強いのでは。目下の新型コロナウイルスの影響でこのお値段だった可能性も。

クラフトビール4種類最高…!!!!

ホテル アマネク 京都河原町五条
https://gojyo.amanek.jp/
〒600-8040 京都府京都市下京区五条上る安土町616
ひとり2000円

18:00 河原町・立ち飲みチャレンジ

かねてより絶対に河原町・先斗町あたりで立ち飲みして地元の方とコミュニケーションを取ると決めていた。しかし、どのお店も地元の方々であふれていて入るには緊張する…店の前を二度素通りしかけて友人が言った。

「行きましょう」

流石、女は度胸ですね。

入って仕舞えばあとは流されるまま、カウンターの立ち飲みでオジサマに海外の方に大学生にとわいわい話して、ちょっと奢られたり、大学生に奢らされたりして一番楽しいひとときでした。

わたなべ横丁
京都府京都市中京区紙屋町357-1
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260203/26018852/
ひとり2500円

23:00 祇園・鴨川/公園でブランコ

祇園は、日本中の繁華街の中でも品があって銀座と同様の空気。ビルの下から上までクラブが入っていてお姉様方もお美しい。

さらに、置屋や高級料亭の並びにハードロックカフェがあったりチョコレートショップがあったりとおもしろいですね。
もちろん緊張してしまって入れませんが。

最後は、夢にまで見た鴨川沿いで缶チューハイを開けたような気がします(うろ覚え)
そして、日本中がシメにはラーメンだと言おうとも、私のシメはブランコに揺られる一択です。

23:30ホテル帰宅/ぐっすり就寝

翌朝

8:00 だらだら起床

10:00 チェックアウト

10:15 ふらりとおみやげ探し

昨年の12月に河原町に出来たばかりの商業施設GOOD NATURE STATIONにふらりと立ち寄ると、これが中々に素敵でした。

“心と体にいいこと、もっと楽しもう”というコンセプトのもと、楽しみながら健康で良いものを自分らしく取り入れられる商品が揃うらしい。一階は「市場食堂」で食をテーマに丁寧にセレクトされた食材が並んでいて、京都の特産品も多くお土産を選ぶにも良い品揃。

続いて2階は、完全予約制の四季を五感で味わう特別な食体験ができる「プレミアム・ガストロノミーフロア」。これまでに京都では味わうことのできなかった特別な食体験のフロアとなっているとのことだが、うん、私にはまだ早い。

そして3階は、心と体に活力をチャージする「トータル・リジュビネーション・スポット」。
クラフトショップでセレクトされた品々のストーリーを伺い京都の和紙で作られたブックカバーとメモを購入しました。

4階以降はホテルになっていて、コンセプトのもと五感で体験できる施設になっています。

またいつかゆっくりと訪れたい。

和紙の質感と日本美に惹かれたブックカバー、素敵でしょう。

GOOD NATURE STATION
〒600-8022
京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6
https://goodnaturestation.com/
おみやげ・2000円

**11:30 祇園でリッチに親子丼 **

そういえば京都らしいものを食べていないよねと訪れたのが「侘家古暦堂 祇園花見小路本店」

京都は親子丼も有名なんですね。
調べると名店がたくさんありました。なかでもこちらは、祇園のメインロード花見小路の鳥専門店のランチです。ランチは石焼き親子丼のみの提供。

開店15分前から並び、11:30の開店と同時に、カウンターに案内されます。
準備が出来るとひとりずつ、店員さんが目の前で調理してくれます。とりづくし、卵をみっつも使用、鶏肉も出汁も余すところなく。
おこげを楽しんだり、最後はお出汁を注いでお茶漬けにしたりと人生で一番美味しい親子丼でした。

侘家古暦堂 祇園花見小路本店
京都府京都市東山区四条花見小路下ル祇園町南側 歌舞練場北側
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26000850/

13:00 高島屋でおみやげ探しのち歩いて京都駅へ

西利のおつけものを大量購入

15:00 雨だし帰ろう新幹線

みんな買いますよね?京都麦酒!

東海道新幹線 こだま
京都発15:05➖ 小田原着18:07
ひとり 学割 10380円

18:30 小田原着、そして再びの下北沢

スマホ帰ってきたよ!ただいま!!

終りに

そうだ、京都へ行こう。
このCMが日本人の脳内に植え付けている京都願望を舐めてはいけない。

そしていざ訪れたとき、日本人だってあの日本らしい街並みに異世界のような感動を覚える。
それを守っている人たちをこの旅では垣間見ることが出来たのはとても嬉しい。

頭ではなく心がその人たちのいる光景を覚えようとしている。東寺の市の業者の方、清水の舞台を掃除するお姉様方、高台寺の歴史を語るスタッフの皆様、祇園の芸妓/舞妓さん、ホテルのスタッフ、立ち飲み屋のお兄様方。

たったの一泊二日だったけれど、ぎゅっとつまった旅でした。

それは、友人のような後輩のようなNさんとNさんのiPhone5Sが仕事をしてくれたおかげです。本当にありがとう!

私の京都への願望はCMが2割、森見登美彦作品が8割です。今回の旅のお供はこちら。

これからも人生至る所に夏休みを、たくさん旅をしたいと思います。皆様も良い旅を。


閲覧ありがとうございます! 貴方も私も今日が素敵な一日になりますように!