あらすじ:百人一首の中の六首から想像して一つの作品に仕上げました。一首につき一つの話が、最後に空港を舞台に交差していくオムニバスな作品です。百人一首を現代的に解釈してみると、今の生活にもピッタリ当てはまります。百人一首の勉強にもお勧めです! 一 安部仲麻呂 今月はもう3回目。ミラノから始まり、べネチア、ベローナ、フィレンツェ、ようやく明日は最終のローマに到着。と思ったら、フリータイムで盗難にあったと泣きながら電話してくるおばさんグループ。ばーか。そんなの知る