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何も取り柄のない私でも人の役にたてたハナシ


わたしは、仕事ができない。

このハッシュタグ
「#誰かの役に立てたこと」を見たとき
勝手に少し落ち込んだ。

実生活が不器用でも、例えばここで、
有益な情報を分かりやすくまとめたり
誰かの励みになる言葉をかけられたらいいのに
って思ったりした。

仕事ができる人間がいつも羨ましい。
仕事ができない人間は人の役に立てない、
いつの間にかそう思ってた。

でもそんな私が、今日、人の役に立った。
大人なら誰にでもできること。
でもちょっとだけ勇気がいること。

本日わたしは、迷子を保護、
無事にママの元へお返しできた。

うん、文字にしてしまえば呆気ない。

でも、駆けつけたお母さんの安堵の表情と、思わず出た怒りのゲンコツ(笑)、男の子の安心した泣き顔を見て、心底よかった〜って思った。


まだ小さい妹ちゃんが、ニヤっとして、
「泣いてた??」
「泣きながら歩いてた??」って
すごく聞いてくるから、
「ちゃんと我慢して探してたよ」って
言っておいた。
本当は少しベソかいてたけど。(笑)
男の子のプライドが、少しだけ守られますように。


お母さんと妹ちゃんから何度も笑顔と「ありがとう」の言葉をもらって、泣き止んだ男の子もしっかり手を振ってくれて、

嬉しさと、久しぶりの誇らしさで、
勝手に頬がゆるんだ。

大事にならず、よかったなぁ。

私も捨てたもんじゃない、かもしれない。

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