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雑記□適曲適所-2020年の締めくくりに

大晦日の夜。
紅白歌合戦を見ながら今年最後のnoteを。

2020年。
どえらい年になりました。きっとずっと忘れない年。

先日日本橋三越で開催された報道写真展に行って来ました。
ガースーの首相就任や、
かの有名な百合子氏の「密です」シーンなど
定番写真もありながら、
今年はやはりコロナ関連の写真が多数。
その中でも胸に刺さったのは、沢山の我慢を強いられた子供たちの写真。

卒業式もできぬまま休校が決まり、急な友達のとの別れに動揺する小学生。

夢を託したユニフォームに身を包みながら、甲子園が中止となったことを監督の口から聞く高校球児。

純粋な子供たちの希望が誰の手によるものでもなく奪われた光景に、胸が痛み涙が出ました。

そんな訳で年末の混み合う百貨店の中を泣きながら帰るアラサー女子。
なかなかホラーに近いことをしてしまいました。

そんなホラサー女子が、この2020年の終わりにこそお聞き頂きたい一曲をご紹介します。

こちら!!

『ケ・セラ・セラ』
ホーホケキョ となりの山田くん 挿入歌

…この記事をお読み下さってる皆さんのズッコケる音が今にも聞こえてきそうです。
怒らないで!ふざけてはいません。
この曲の1節が、今私たちが抱きたい気持ちであると本気で思っているんです。

その歌詞がこちら。

ケ・セラ・セラ なるようになる
未来はみえない お楽しみ
ケ・セラ・セラ

ぜひ分かってほしい!
「未来はみえない お楽しみ」
と表現するセンス。

この歌には原曲がありまして。
1956年のドリス・デイさんの曲なのですが、
様々に日本語訳されたり、カバー曲が発表されたりしているのですが、
そのほとんどがこの1節を
「先のことなど わからない」
と訳しているんですよ。

先のこと=未来がどうなるかわからないという事実を「お楽しみ」と表現するその気の持ち方は、
今私たちが面している厳しい環境下では、取り入れるべきなのではと思うのです。

誰も経験したことのない、終わりの見えない戦い。

会いたい人に会えない。
行きたい場所に行けない。
やりたいこともやれない。

そんな状況がいつ終わるか分からない。

だけど
そんなやるせない毎日も
人生に刻む大切な1日な訳ですから。

大きな喜びや幸せを掴んだりしにくい環境にはあるかもしれないけれど、
その分小さな喜びや幸せが心に染みる、そんな日常なのではと思っています。

だから、先が見えないことを嘆き過ごすのではなく
見えない未来を楽しみに暮らして行きたい。

ケセラセラ。
未来はみえない、お楽しみ。

幸せには色んなシステムがあります。
今のトレンドはおそらく森永製菓システム。

魅力的なキョロちゃん缶をゲットするには
金のエンゼル1枚で交換がストレートな手法だけど
実は銀のエンゼル5枚集めてもらう方法もあるの。

それってつまり
夢を叶えたり、大きな喜びを味わうためには
何の障害もなくスムーズにホームランで得点を入れる方がスマートだけど
障害があっても、挫けないヒットの積み重ねで勝利を掴むやり方もある。

銀のエンゼルも、一発で缶に変えられないからと捨ててしまえばただのゴミ。
日常の小さな幸せも、それに気付かなければただ過ぎていく事象にすぎない。

コロナ禍で、当たり前のことがどれだけ貴重だったかを身に染みて感じた私たちだからこそ
日々の小さな幸せと喜びを積み重ねながら夢見ることが出来るんじゃないかと思うんです。

アインシュタインの稲田さんも言ってました。
「どんな辛い時でも、焼肉は美味しい。」

…そんなことより私の記事、稲田の登場回数多ない?

さてさて現時点で2020年の終わりまであと1時間。
大切な人や嬉しかったことに思いを馳せて、
幸せな気持ちで新しい年を迎えたいですね。

沢山の大切なことに気付かせてくれた2020年、ありがとう。

皆様よいお年をお迎えください。

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