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#はたらくってなんだろう-今こそやりがいのシフト!#250-5

1月も既に4週目。
あと半月経てば、暦の上では立春ですよ。
早いもんですね。
さて、先日のnoteに記載した2021年決意表明。

「noteを250回更新する」
※つぶやき含む

本日はこの決意に至る経緯を、募集テーマでもある「はたらくってなんだろう」になぞらえて。

遡ること就活生時代。

私大の文系。
小さな部活に所属しほどほどに活動。
バイトもそこそこにお小遣い程度と、絵に描いたようなぼんやり大学生だったのに、なぜか目指す業界・職種だけは早いうちから決まっていました。
希望が具体的で明確が故に(たぶん)あまり躓くこともなく就活も進み、いくつか内定を頂きました。
そんな中、最後に届いた今の会社からの内定通知。

業界最大手。当時は競争率も高く、そこを志望するなんて友達にも恥ずかしくて言えず、こっそり記念受験としてエントリーシートを送ったことを覚えています。
それがまさかの棚ぼた合格。
期待と不安を抱きつつ入社を決め、周りもとても喜んでくれたことを覚えています。

それが後日、内定者懇親会にて。
私の中で期待と不安のシェアは大変動。
不安側のメーターが大幅に振り切ります。

同期入社の面々は一流大卒、ないし部活等で華々しい活躍を遂げたスターたち。
お家柄もよく、名の知れた実業家や老舗企業のご子息やお嬢様も。

一方で私はザ・平凡。
普通に幸せに暮らしてきたBKB。
B=バリバリの
K=公務員から
B=ボーンした娘
…みなさん、バイク川崎バイクご存じですか…ね…??
(使っておいて急に不安)

…後に、中には私と同じチーム・ノーマルの仲間もいることも分かり一安心。
そしてチーム・キラキラの面々も皆いい人だということが分かり不安は息を潜めるわけですが。

だいぶ遡って話をしましたが、
今思えば初見時にインパクトと共に抱いた、一種の劣等感めいたこの感情こそ。
私のやる気と根気の原点だったかもしれません。
「平凡な私は、その分努力でカバーせねば」
という潜在意識。
今思えばだいぶ浅い部分で勝手に不安を抱いていたんだな…と思いますが、当時まだ学生の私は、これから生きていく世界が私には場違いなんじゃないかと思い悩んだものです。

入社後。
幸いマイペースですので、自身のやるべきことに向き合い地道に頑張ってきました。

やるべきことはやるべき時までにやる。
それが出来たら、次に客筋から求められることを先回りしてやる。
それも出来たら、客筋が思い及ばないことを予測して提案する。
…基本的なことですが、この繰り返しで徐々にその難易度を上げクリアしてきたわけです。

そんな中で潜在意識としてあったスポ根漫画の台詞めいた考えが、十分に社会人生活に染み付いていきました。

そしてそして。
プレッシャー世代にあたる私たちの年代。
中間管理職になるやいなや、それまでのブラック体質をホワイト化すべくあらゆる絵に描いた餅が上から降りてきます。

若手の頃は「能力開発」の大義名分で、就業時間そのものを軽く越える程のサービス残業に勤しみ、
組織内のハラスメントもセ・パ交流戦…といったところでしょうか。
それらもあしらいながら日々過ごしてきました。

それが一転、ステップアップしたらチームメンバーを守るため様々な仕組みを変え、時には下ろせぬ仕事を請け負って耐えたりもしたわけです。

こんな日常の中で、少しは報われることもあったりしながら、元々やりたい仕事だったからこそ頑張ってきたのですが
「ちょっと疲れたわ」
と、思ったのがちょうど一年前ほど。

経験を積むと、自身の理想ややりたいことが具体化されてきて。
良し悪しありますが自分の描くビジョンは明瞭になってきます。
一方で組織は世の潮流に合わせ、価値の置き方やターゲットさえも変わる。
そして組織では当然全体最適で物事が判断され、時には自身の客筋にとってマイナスな決断がなされることもある。

こんなことがここ数年沢山ありました。
というか、ステップアップしてからずっとこの戦いがついて回りました。

新たに顧客の不利に繋がるような決断が下される度、私は顧客の代弁をする思いで疑問をぶつけました。
けれど、これでは進展しないことに気付きます。
上司も板挟みなことが多いから。

そこで疑問をぶつけるのではなく、別のやり方を提案するようにしました。
けれど、これも一旦は受け取って貰えるものの結果あやふやにされてしまいます。
組織としては、ただの手法だとしてもイレギュラーを認めてしまうと管理がしづらいから。

そこで既存案件は諦め、新規案件として顧客への提供価値を担保できるように提案するようにしました。
けれど、これは一旦承認されるものの連携先の別所属で理由をつけて断られ、ストップしてしまいます。

このあたりで気づきました(遅い!)
組織には、所謂顔を立てなければいけない人が沢山いて、
全体最適とは企業全体の利が優先させるという純粋な意味だけでなく、そのキーパーソンそれぞれに均等な花を持たせることを意味するのだと。

なのでこの組織下で理想を通すには、
・自身が顔を立てて貰えるような立場になる
・キーパーソン的な人に意見を聞いて貰えるように取り入る
この2つの手段しかなく、正攻法を貫き通しても茨の道、報われる可能性は低い…ということがよく分かりました。

そこで私は思いました。
「この会社で自身の望む社会貢献はちょっと無理っぽいわ」
とすると、別の方法でかなえていくしかありません。

そこで決めたわけです。
「やりがいのシフト」を。

もちろん本業でも顧客起点での業務遂行は諦めません。
今までと同様、地道に正攻法で取り組みます。

けれど、省エネモードに入ります。

組織のことを多少理解できたから、これまでのように期待して組織に働きかけることは少し控えめに。
自分の力だけではどうにもならないことに執着するのは、自身の精神衛生上も良くありませんからね。

自己実現の場を会社から別のところへシフトし、その為の課題解決に繋がるアクションを1つづつ進めていくこと。

その中で今年の目標であるnote更新は、
誰か(ターゲット)に 何か(価値)を 伝える
という点において表現力向上の為の練習的な観点で設定しました。
※詳細はぜひ1月10日のnoteをご覧下さいませ。

小さな一歩だけれど、
私にとっては大切な一歩です。

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