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ごちゃまぜっておもろい

エコマムの記事です。今や40年前。記憶は薄れているけどなるほどこういうこともあったなぁ、と。なんか面白そうな人と、居心地よくいろんなところでごちゃごちゃ一緒にいるっていうのは、ホント、楽しかったなぁ。これをやったら得になる、為になるとかじゃなくて、直感に導かれて「わぁ、おもろい!」に出会えるってのが人生の妙ってやつのように思えるよ。

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すべてが「たまたま」の人生
そういえば、昔々、20年も前。自分が子どもを持ち、育てるなんてことには全く無関心だった私。たまたま、不登校の子どもたちへの訪問相談といったようなボランティアともバイトともつかないようなことをしていたのです。そんなときに、やはりたまたま「子どもとゆく」というミニコミ誌の立ち上げにかかわりました。そのころ、子育て支援なんて言葉はなかったけれど、今、考えるとあの集団はまさしく、子育て支援だったなーと思うのです。

お父さん、お母さんたちが子連れで、ワイワイ話し、その横で3歳から14,5歳ぐらいの子どもたちがギャーギャー騒ぎ、さらに大学生や今で言えばニートのような、何をするでもなく、ぶらぶらしている私のような人が何やら好き勝手なことを言いながら加わったり。話に飽きると子どもたちをからかって遊んだり。

取材旅行と称して若者、子ども、親たちがみんなで一緒にわさわさと遊びに出かけたり、不登校や就学時検診のイベントに連れて行かれたり。なんだか妙にエネルギッシュでした。

子どもと触れ合う経験

今、自分が子どもの親になってみて、あそこでの体験がずいぶんと役立ってるなーとしみじみ感じるのです。だって、その20年前以来、3,4歳の男の子と触れる機会なんて全く無いに等しかったのですから。もし、あのときの子どもたちとの触れ合いが無ければ、多分、自分の4歳の子との関係はもっと面倒なことになっていたかも、とも思っています。私自身は女姉妹の姉。男の子は父親を除いて、身近にいない。

けれども「子どもとゆく」のグループには4,5歳の男の子が何人かいて、「えー、そんなこと大声で言うわけ?」というような「おチンチン」ネタがすごかったんです。無関心を装いながら、大学生のお兄ちゃんたちに「たってる!!」とからかわれたりしてるのを、横目で聞いたりしていたのです。そして、今。我が家の4歳児はまさしくその時期。そんな言葉、人前で言わないで!!! と思うような言葉にあまり動揺しないでいられるのは、上記の経験があったから。そして「おチンチンがかゆい」というのは、どうも、たってる(こんなこと、話言葉ではすごく言いにくいけど)状態のことらしいということも推察できたりしています。

「ごちゃまぜ」のススメ
発達心理学の教科書のどこを見ても、こんなこと書いてありません。
(どうでもいいことですが、フロイトが小児性欲を言い出したのは、この状態を見てからと何かで読みました。子どもを見ていて妙に納得したりしています)

子育て支援というなかに、親になることに全く関心の無い若者や、日ごろ小さい子にふれることのほとんど無いおじさんたちが「ごちゃまぜ」な場に、いっぱい参加してくれると自然でいいんだけどなー、と思っている今日この頃です。

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