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北鎌倉野草部 70 野草化粧水ワークショップ

1月のなな艸の会は外歩きが寒いので、なんとなく家で温かに過ごしたいなという気分なのです。
そんなわけで昨年に引き続き、今年も家でワークショップを行いました。
ひとつ前の投稿にも書きましたが、今回は野草化粧水作りです。

月曜日には2名、木曜日には5名の皆様がお越しくださり、それぞれの野草のはたらきをお伝えしたあと、ご自身で選んだ数種類のエキスから実際に化粧水を作っていただきました。
トップの写真は、どれにしようか考えているところです。
お二人とも真剣!

木曜日は5人でしたので、会の進行に気を取られて、終わってみたら写真が殆どないことに気づく有様。
でも、ご用意した野草マフィンは良い感じに撮影できました。

マフィンはfeliceto sweetsのしおりさんにお願いして
オリジナルレシピで作っていただきました。
ヴィーガンスイーツですが、
動物性のものを使っていなくてもとても美味しいです。
feliceto sweetsさんはインスタで情報発信されてます。
下のリンクからしおりさんのインスタに飛べます。


この日、アーユルベーダに詳しい田村ゆみさんがご参加くださり、
面白いものを体験させてくれました。
これです。

Amazonで見たら嗅ぎタバコとも書いてあったけれど
ボトルには「タバコ不使用」と書いてあるのが面白い


このボトルのなかにはスッとした香りのハーブパウダーが入っていて、これを鼻から吸い込むとくしゃみが誘発され、鼻水が出てきます。
凄いデトックス効果で、鼻水が出たあとはとてもスッキリします。

インドでは5000年も続く自然療法が今に息づいていて、お聞きすると、まるで魔法のようなことが実際に起こっているとのこと。
話を聞いてへぇー!!が止まりませんでした。

田村ゆみさんは昨年の10月にアーユルヴェーダのご著書を出版されています。
私もまだ途中までしか読んでいないのですが、面白い話がいっぱいでした。
昨日伺った「へぇー」な、魔法のような話の一部はこちらの本や、ゆみさんのインスタでご覧いただけます。
ゆみさんのウェブサイト AROUND INDIA


さてさて、魔法のような、とまではいかなくても、きっと日本にも古来から伝わる伝承療法はあったはずです。
例えば、緑地にも生息するミゾソバは新撰組の副隊長・土方歳三の生家で製造されていた「石田散薬」の原料です。
これは骨折や打ち身、捻挫などに使われたお薬で、

1948年(昭和23年)薬事法改正に伴う製造販売許可申請において、国から無効無害という調査結果が示された。厚生省(当時)は「成分本質効能に関する客観性のある科学的調査研究がなされていない」として石田散薬に限らず、黒焼きの民間薬全ての薬効を認めないという方針を示したため、製造を中止した

Wikipediaより

ということです。しかし一方でこのような記事も見つけました。


ワークショップのことから、意外な方向に話が展開してしまいましたが、自然薬を一律に認めないと退けるではなく、可能性をもう一度検証してみる柔軟さがあっても良いのではないかなと、インドのお薬を体験して改めて思ったのでした。

こんな感じで、昨年の5月頃からなな艸の会にご参加くださる皆さんの志向がとてもニッチで、植物に関わる色んな情報を受け取れるのがとても楽しいです。

インドのお薬を試しているところ

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