野草食日記 357 サネカズラ酒
先日、ご近所さんの庭に植っているサネカズラの実を採りに行きました。
7月の野草の会ではこの同じ庭で、まだ茎と葉だけのサネカズラを眺めつつ、サネカズラがチョウセンゴミシの代用になるという話をし、会の終わりにはチョウセンゴミシと梅シロップで作った夏バテドリンクをみんなで味わったのでした。
「来年はサネカズラで夏バテドリンクを作りたい」と言っていた私の話をご近所さんは覚えていてくれて、実がなっているよと教えてくれたのです。
赤い実をひとつ口に入れて味わってみました。
ほんのりとした甘みと渋みがあり、チョウセンゴミシと同じく松ヤニのような香りも僅かにします。
中華街で買ったチョウセンゴミシは乾燥品で、7月はこれでシロップを作ったのですが、水分の多いサネカズラの実を上手に乾かすことなんてできるのでしょうか?!
真夏だったらまだしも、気温の低い11月です。
自信がなかったので、持ち帰った赤い実を水洗い後、ザルで乾かし、生のまま35度のホワイトリカーに漬け込むことにしました。
氷砂糖を入れると書いてあるサイトもあったけど、甘みは飲む時に好みで追加すれば良いかなと思い、入れませんでした。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。