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北鎌倉野草部 45 なな艸の会1月 野草観察会と野草ハーブティーのお茶会

2023年第1回目のなな艸の会は、自宅開催にしました。
というのも昨年1月、山を歩きながらの観察会があまりにも寒かったからです。
歩いている時は身体を動かしているからまだいいんです。
耐え難かったのは山の上にあるテーブルでのお茶休憩。
何かの罰ゲームかというくらい凍てつくよう。
説明もそこそこに休憩時間終了という羽目になったのでした。

先週末から寒波到来のニュースが世の中を賑わせていましたね。
ラッキーなことに観察会当日の火曜日は、言うほどには寒くなかったです。
でも、やっぱり冬は家の中でほこほこゆったりが嬉しい。

家庭菜園で冬の野草を観察
トップシーズンの春でなくても意外とあるもの
お茶に入れた野草の冬の姿も確認

今回のテーマだった野草ハーブティーは、いつも観察会の最後に皆さんに飲んでいただいているものです。
とても美味しいと好評で、商品にして売ってくださいというお声も頂きました。
でも、野草は季節にならないと採取できないし、商品にするとなると乾燥するスペースや、保管の問題がありますよね。
なので、売ることはできないけれど、どうやって淹れたらいいかはお伝えできます、という流れからの野草ハーブティー講座だった訳です。

まずは家庭菜園と自宅の庭にある冬の野草を観察。
春じゃなくても意外とあるものです。

午前中に参加されたYさんが、なんとお正月に水仙をニラと思い誤食して、酷い目にあったという体験談を話してくださったので、水仙とノビルの見分け方のポイントも解説させていただきました。
濃い味の鍋物に青味として入れたのだとYさん。
薄味だったらニラじゃないとすぐに気づいただろうけれど、味が濃いと微妙な風味の違いがわからないのだそうです。
Yさんは先月引っ越したばかりで、庭のどこにどんな植物が植っているのか把握していなかったと言います。
水仙も立派な株だと葉の厚みが見た目にも明らかに違うのでわかりやすいですが、少し貧弱な株になるとニラとの見分けは難しいです。
よくわからないものは口にしない、が、やはり鉄則です。

さて、お茶のお供にはお菓子、ですね。
観察会にご参加のtotty さんが、沢山マテバシイを拾ったとFacebookに載せていらしたので、ダメ元でお菓子を作ってもらえませんか?!とお願いしたら、快く引き受けて下さいました。

ドングリを粉にする作業の様子
どんぐりの分量を多めに配合した米粉クッキー

塩気を効かせたクッキーはほんのりメープルシロップの甘味とスパイスを感じました。ドングリのクッキーはよく「縄文クッキー」と呼ばれますが、その名に違わずしっかり噛み締める系の歯応え。
噛むほどに味わいが深まります。
味のイメージとしては全粒粉のダイジェスティブビスケットに近いかな。
ひとつ食べるだけでも、結構お腹がいっぱいになります。

以上、1月の観察会レポでした。
お菓子を作って下さったtotty さん、ご参加の皆様、寒い中お集まりいただき本当にありがとうございました。

2月の野草観察会は、現在13日が満席、18日が残席2名様となっています。
最新の予約状況はなな艸の会ウェブサイトでご確認いただけます。
また、先行予約の案内を希望される方も、ウェブサイトより登録できますので併せてご覧下さい。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。