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野草とくらし 15 キンエノコロを生ける

noteを始めて間もない頃は、花の仕事で何とか身を立てられないかなと模索していた時期でした。
茶室の庭仕事も、庭の植物を自由に花生けに使ってもいいよという条件をいただいて始めたことでした。
でも、自分の行く道筋というのはどこか決められているというか、その道から外れていると、「そっちは違うよ」と天から修正されるような気がするんです。
花のことはすんなり行かない、それなのに野草観察会を始めてから回らなかった車輪が前にどんどん進んでいくのが自分でも不思議でした。

以前「なな艸花仕事」というマガジン名でいくつか投稿していたけれど、野草料理で行こうと決めてからは、note上で花生けのことは封印していたようなところがあります。
インスタでは今でも時々載せているんですけどね。

野草というと色んな切り口があると思いますが、私の場合は「くらし」と切っても切れないところがあります。
入浴剤や化粧水を作ったり、体調を整えるお手当に使ったり。
それと同じ感覚で、庭や畑で間引きした植物を、ちょこっと生けるのは日々当たり前にやっていることです。
そこを敢えて切り離すのは不自然かもなぁと思うようになりました。
そんな時に、数年前生けたキンエノコロの写真がFacebookの投稿に上がってきたので、これもタイミングだと思い、noteに載せてみることにします。

お茶室の庭に沢山あったキンエノコロ。
茎のラインを意識して生けました。

頻繁ではないと思いますが、時々こんなふうに植物を生けた写真を載せていきたいと思ってます。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。