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アフターコロナで稼げるスキルとは?スキルとセンスの違い、ビジネスセンスの磨き方も徹底解剖!

※2020年10月12日 に公開した記事です

みなさんこんにちは!AfterUPDATEのお時間です。
こちらのnoteでは主に私が番組で学んだこと、感じたこと、共感したことを綴っていこうと思います

今回のテーマは「アフターコロナで稼げるスキルとは?」賢く稼ぐためのビジネスセンスの磨き方もお話いただきました。

再び神回!という声が続出。ビジネスセンスだけでなく精神もアップデートされたとの声や、もはや生き方の教え、などのコメントが。(視聴者のみなさまいつも有難うございます…!)

スキルとセンスの違いもこの回で明らかになったと思います。皆さんが共感して話をされ、リレーのバトンを繋ぐ様な議論でした。

このテーマの背景には、新型コロナウイルスの感染拡大により、働き方でもライフスタイルでも、急激な変化を余儀なくされ、従来の経験だけでは乗り切れないニューノーマル時代が訪れようとしていることがあります。

世界の常識は常に変わり続けていますが、だからこそ新しい考え方やスキルを身につけるチャンスとも言えます。アフターコロナ時代に乗り遅れないために、何をやっておくべきなのか、「大人の学び直し」のポイントとは何か、また、今後求められる知識やスキルやマインドセットについて今、議論をする必要があったように思います。

ゲストには一橋ビジネススクール教授の楠木建さん、株式会社圓窓代表取締役の澤円さん、リクルートキャリアHR統括編集長の藤井薫さん、そしてアドビバイスプレジデントの秋田夏実さん。

スキル、センスの両面から、次世代に向けて備えておくべきことをご意見いただきました。

ダイジェストはこちら▶︎ youtu.be/ooqynwHI5ao

日本生産性本部が5月に社会人約1千人に行った調査では、47%のビジネスパーソンが自身の雇用に不安を感じていました。その結果、グロービズやプログラミング教育サービス、MOOCなどキャリアを切り開くための自己学習産業において受講生が急増しています。

しかし、どれだけ知識やスキルがあっても、ビジネスセンスがなければ良い結果は出せません。「仕事センス」に関する意識調査によると、仕事センスがある人の特徴は「自分で判断して行動する力」がある人という結果に。

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今までの常識が一変した時代、自分なりに判断して成果や価値を生むことは、重要な仕事のセンスであると言えますね。

番組前半の議論では「アフターコロナで稼げるスキルとは?」について、ゲストの意見はこのようになりました。

楠木さん アフターコロナで稼げるスキルはほとんどない
澤さん アップデート力
藤井さん 痛看+矢面力
秋田さん クリエイティブ系のITツール (動画編集など)
佐々木さん 戦国武装力

という回答に。

みなさん全く違う意見に見えますが、実は大まかにはおっしゃることは同じでした。

まずは澤さん。25年前、インターネットに繋がる世界になった時と同じ様なパラダイムシフトが今発生しました。世界の見方もキャリアもアップデートしていかないといけない。スキルは内側ではなく外側にある。外側=誰かが答えを持っている訳ではありません。正解を持っていない世界に自分の中で自分に必要なスキルを見つけ出して深堀りすることが重要なスキルである。

また、秋田さんは動画編集などのITツールを使いこなすと回答。8割以上の就業者が専門部署以外でも動画編集などのクリエイティブツールを使う機会が増えたとの調査が。このスキルに加え、+アルファのスキルが必要。もはや動画編集が出来るのはあたり前。それに加えての掛け算のスキルがあって初めて「稼げる」ようになると言います。

佐々木さんは、戦国武将力。自分が最前線に立って飛び込んでいく。リーダーも前に出てスキルを身につけていく。前に立って新しい情報に触れスキルを吸収していく。リーダーの定義が先導するリーダーから、現場に立ち自らも前線に立つリーダーへと変わったのです。

藤井さんは、アフターコロナはアフターペスト(14世期)の状況と似ているとの意見が。当時、トップだった法王に国民は従いましたが、失墜した歴史があります。トップこそ動き、矢面に立って前線に立っていく。独立、起業もそう。矢面に立って痛みを受けている人は、モチベーションも信頼も高い。

そして楠木先生は「短期的に稼げるスキルはない」ときっぱり。スキルじゃないものをセンス、センスじゃないものをスキル。スキルはコモディティ化していくのは当たり前。それを超えるのはスキルでなくてセンス。プレゼンが上手いのに、話が伝わらない人の様に、意味のないことを効率的にすることほど意味のないものはない。そこがスキルとセンスの違いだそう。

すぐに役立つものほど、すぐに役立たなくなる。これができる、あれができると言っているうちはまだまだなのです。同じ様なスキルがある競合他者が数えられるほど居るうちはあなたのスキルはまだまだなのです。「あなたじゃないと務まらない」と指名されること。それがセンスである。

このようにみなさんの意見は繋がっていました。アフターコロナだろうが変わらない本質こそがスキルであり、それを見抜くのがセンスでもあります。

後半ではスキルの要素プラス、仕事能力に重要な要素となる「センス」について、また「賢く稼ぐためのビジネスセンスの磨き方」ついて意見を聞かせてもらいました。

楠木さん 視て考える(人、本、とくに歴史)
澤さん 自分にばか正直になる
藤井さん ある→♡←ない 
秋田さん 得意技の外に出る
佐々木さん 移動

まず、秋田さんの見解は、スキル取得に垣根などない。年齢も性別も国籍も関係ない。自分が持っているスキルに甘んじす、どんどん好奇心を持って得意技の「外」に出てスキルを身につけていく。秋田さんがMBA留学中、コトラーが同じ教室で授業を受けているのを目撃。あのコトラーでさえも得意技の領域から飛び出して常に学び続けていることに感銘を受けたのだそう。

佐々木さんは「移動」。人間の創造性は移動距離に比例する。今、在宅勤務が増えているが、そんな時こそ外に出た方が絶対的にセンスは磨かれると断言します。センスを磨くためには距離を移動し、他人と話し、知識やセンスを吸収していく。そうすると、センスは着々と磨かれる。

澤さんは自分から湧き上がるパッションを大事に、と言います。自発的に湧いてくることにばか正直になる。自分に正直になって行動すると、くたばった時に後悔しないで済む。今のリモートワークの流れの様に、自分が居る場所にも正直になる。自分が憧れるものに対する思いの強さや、やりたいことへの情熱。そんな自分の中から湧き出てくる感情に、もっともっと正直になって良いのです。

藤井さんのその壮大な図の意味するものは「ひたむきさ」。今までの経験やスキルを越境し、あるがままに。ないところからあるところに。あるがままにかけてスキルを生んでいくセンス。スキルは「好き」ル。
間違っても失敗してもひたむきだと失敗とならない。必ず周りの誰かが見ているので、ひたむきさのスキルが一番重要なセンスかもしれません。

楠木さんは「視て考える」。スキルとセンスの違いとは、スキルは方法論がある。センスはそれがない。センスは自分で磨くことができるもの。そのセンスを育てるためにはまず「視る」。師匠について弟子になる。なぜ師匠はこの行動を取ったのか?なぜこの人はこのランチにしたのか?などと考えながら師に就くことでセンスを磨いていく。

センスとは昔から変わらないもの。センスを身に着けるためには変化しないもの=本質を学ぶ。歴史や古典などに変わらない「本質」が詰まっている。

未来を先取りするよりも、過去を振り返って見てみると驚くほど「今」がわかります。逆タイムマシンの思考で、本質とは何かが見えてくるそう。

スキルは競合的だけど、センスは争いがない。人によってもセンスは万別。一つのスキルだけで生きようとせず、自分と社会を俯瞰して見るのもセンスなんですね。

そして、悩みに悩んだ古坂さんの選ぶキングオブコメントでは

・スキルじゃないものがセンス
センスじゃないものがスキル
・センスは視て考える
(書生、鞄持ち、弟子入り、本を読む)
・センスは他者との争いがない、

センス万別!

という、楠木さんのコメントに!

今回も本当にたくさんの金言があったので、古坂さんも絞るのが難しそうでしたが、今回のアップデートは、本当にアップデートでした。論客の言葉ひとつひとつに発見、「なるほど!」「その考え方があったか!」の連続でした。

キングオブ奥井共感コメントは、秋田さんの

「コトラーですら学び続けている」

に決めさせていただきました。

マーケティングの神様、フィリップ・コトラー(89)ですら、新しいスキルを学び続けている。スキルはみんなが測れる共通の物差しであり、激しい競争にさらされるが、スキルの積み重ねと掛け算が、その人特有の能力や考え方、生き方になり、それらの集合体が「センス」になると思うのです。

また、コトラーの様なセンスある師を人生のポートフォリオに置くこともとても大事です。センスのいい人にはそれなりの人が周りにいますから。
その環境下に居るためにも、自分自身が学ぶことを怠らず、センスを磨き続けること。

すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。センスの手っ取り早いノウハウ無し。
継続的なインプットと移動でアップデートし続けたいですね!

ご一読下さりありがとうございました!本編が気になった方はこちらからご覧いただけます! 本編はこちらから▶︎https://bit.ly/3nwucCV

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