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Unnamed Memory Ⅰ - 「ちゃんと俺に好かれてる自覚を持て。それが願い事だ」 「分かりました。これからは自覚を持って求婚を断ります」

今回のフレーズは、Unnamed Memory Ⅰ (著者:古宮 九時)からのご紹介。第4回になります。

オスカー「ちゃんと俺に好かれてる自覚を持て。それが願い事だ」
ティナーシャ「分かりました。これからは自覚を持って求婚を断ります」

王位継承者オスカーと、期限付きで彼の守護者となった世界最強の魔女ティナーシャの夫婦漫...もとい、やり取りからのご紹介。

老いを知らない魔女と知りながら、ひたすら真っ直ぐに、心からの言葉で自分の好意を伝える若き王子。それを受け止めた上で、敢えて軽くいなすように振る舞う魔女。

二人のやり取りは、相手を深く想うからこそのやり取り。何気ないようで、実は真剣なやり取り。

ティナーシャの未来を守ろうとするオスカー。
オスカーの未来を守ろうとするティナーシャ。

お互いが、お互いの想いを自覚する。

相手を思いやる二人の心。それでも縮まらない二人の距離。

...

お互いが相手の気持ちを『自覚』したことを両者の台詞にこめたことが、お互いの気持ちと立ち位置を更に明確にしたように思う。

この先、二人の自覚は変わるのか、変わらないのか。ぜひ、本書を取って確認してほしい。


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