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ディズニー・アニメーション イマーシブ・エクスペリエンス 感想(アニメーションの没入感の限界)

つい先日、友人と六本木ヒルズで開催されているディズニー・アニメーション イマーシブ・エクスペリエンス(以下DAIS)に行ってきました。

六本木ヒルズの森タワーで開催されています。
ここでの企画展は毎回内容が濃いし、コラボしているカフェが毎回高クオリティなので家族や友人と行きます。(昨年のベルばらとか浮世絵展とか)

今回は事前にチケット発券とか色々システムが違ってびっくりしました。
(友人が全部やってくれたので当の私は何にもしてないけど笑)
あまりの人気なので、もぎりに、エレベーターに乗るまでに、入場に、並ぶ。とにかく待たされる。
なんだかアトラクションの気分でした。

大きな部屋が二つと小さな部屋が一つあって、大きな部屋では10分ほどのほどのイマーシブショーをみて、小さなお部屋ではヴィランズテーマのちょっとしたショーを。
簡単な感想としては、ディズニー音楽と映像をふんだんに使って、ディズニーアニメーションの財産を見せつけられたなという体験でした。
老若男女が楽しめるように作られていて、ハッピーな楽曲やロマンチックな楽曲とバラエティが本当に豊か。
だからこそ、家族・友人・恋人といった一緒に来る人の違いや一人で来るかで違うかも。

今まで行ったことのあるイマーシブ・エクスペリエンスは
①角川武蔵野ミュージアム
「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」

②Hall des lumieres
GUSTAV KLIMT Gold in motion

③MONET'S GARDEN

の三つです。
どれも画家がテーマで絵画を使って没入する体験でした。

それと比べると全然違いました。(それはそう)
元々の映画用に作られた、決められたサイズのアニメーションをイマーシブ用にデザインを変更して、没入させる。

効率化のためには仕方がない部分もあるのですが、同じ映像は2回見ることはできないし、誘導されてグループで動いていくので、自分のペースでは没入できなくて、強制的に没入させられている感じがしました。
そういう意味でもアトラクションみたい。

もっと自由な体勢で自由な滞在時間で鑑賞できると没入度も増したのかなとおもいましたし、スクリーンのサイズに限界があったので、劇場の形式の意識が抜けなかったです。


個人的に好きだったのはキャラクターが登場しない風景画だけのシーン。
アラジンのアラビアンな世界、リトルマーメイドの海に中の世界、ヘラクレスの雲の上の神々の世界、ライオンキングの大自然、塔の上のラプンツェルのランタンといったように、、、。
まるで映画の主人公たちのように、同じ世界に飛び込むという経験。

これこそ、没入。

もっとこのシーンを長めに設定してもらえるだけでも全然違ったのになぁと思いました。
シンプルに風景なら横に長いスクリーンに対しても綺麗にデザインを適応できるので、違和感がなかったというのも大きかったです。


そして、ディズニーの財産である音楽。
つくづく、アラン・メンケンの音楽の素晴らしさに感銘を受けていました。
そして、リン・マニュエル・ミランダのテクニックが施されてショーアップされた楽曲も凄い。
知ってたけどやっぱりすごい。天才だぁ。(語彙力低下)

映像と音響も相まって、サブスクで聴くのとも、映画で聴くのとも、またちょっと違う音楽体験でした。


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