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アート・ライフ-世界は一幅の静止した絵になった-

東京は桜も散り、若葉も芽生え緑も豊かになってきました。桜の季節を過ぎるとなんだかそわそわして寂しい気持ちになるのはなんでだろーなんでだろー。そんなこんなで最近描いた2作品を紹介します。

まずはこちら、チャールズ・オリベイラをモデルにした絵。明日のUFC300たのしみだなー。

Charles Oliveira

オリベイラって実はめちゃくちゃ目が悪いらしくて普段は分厚い度が入ったオタクっぽい眼鏡しているのですがなんかそれが逆にめちゃかっこいいなーって思ったのでその絵を描きました。試合中はコンタクトもできないから常に相手はぼやけて見えてるんだって。そんな状況でよくパンチ当たるよね、ハイキック決められるよね、バック取れるよね、普通に考えてやばすぎでしょ。

オリベイラは元々ご飯とかもまともに食べられないブラジルの最貧困層で生まれ育って大変な病気も克服して今では世界チャンピオンまでなった人だけど、そう言う自分の身の回りの環境とかに言い訳せずまず結果を出すところが自分はめちゃ好きです。シンプルにかっこいーよね。

2作品目はミカ・レヴィをモデルにした絵。ミカ・レヴィの絵は少し前に1つ描いたけどギター持ってる姿もかっこいいから新しくもうひと作品描きました。

Mica Levi

背景は夜桜。暗闇の中に佇む満開の桜ってなんだかそれ自体から発光してる感じがします。三島由紀夫の『宴のあと』の中で美しいものを見た時「世界は一幅の静止した絵になった」という表現をしている部分があるのですが、白く妖しく美しい桜の樹を見るとまさにこんな風景のことを言うのかなと思います。

最近考えていたことなのですが、ある物体を見てそれを美しいものと認識するには見たものに合った美しい言葉の表現を思い起こすことが必要なのではないかなと思います。例えばこれまで自分は雨は鬱陶しいだけで美しいだなんて思ったことはなかったけど、「雨滴に濡れた廊下が、寂しく光っている」という表現を知ってそれも美しいことがあるものとして認識するようになりました。だから桜を見て美しいって思うのは日本語の表現で桜を美しく扱うものがたくさんあってそれを皆知っているからなのではないかな。桜そのものが美しいと言うよりその美しさを形容する方法を知っているからではないかななんて思いました、、、はぁ、そうですか。いやこんなことばっか考えてるから友達できないんだよ、大和ぉぉぉぉーーーなんてね。

こんな感じで今週の作品紹介は以上です。
また来週、バイバイ!

ここから下はおまけページ。構想練り中の創作漫画の話です。設定をねるねるねるねしてる大和奮闘記です。

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