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日常の綻びに寄り添ってくれる青山美智子さんの本のこと

今日も疲れた、おつかれさま
とオムニバス形式の青山さんの本を
一章読んで眠りにつく

心に波風が立ってる日こそ効果抜群で
一日の終わりを良きものにしてくれる
そんな温かさを感じます


『お探し物は図書室まで』

長野の旅のお供に

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?不愛想だけど聞き上手な司書さんが本と付録であなたを後押しします。

発売 2020年11月

出展 ポプラ社


「何をお探し?」

あるときはマシュマロマン
慈悲深い観音さまだったり
クスッと笑ってしまう場面も多々あり
いちばん好きかもしれない

どんな人とも距離を間違わず
小町さんの大ファンです!

──  なんとかして「書くこと」を見つけ出さなければいけない。
(中略)
面白いエピソードや科学的な発見、雑学、心を打つ物語や名言などをあつめて、それを食べもののように咀嚼して、自分のものにして、そこから「書くこと」を創り上げていく。

出展  石井ゆかりさんの解説 P322

ものを書く人の情報量ったら
どれだけのものなんだと常々思ってました。

何かを創り出すとき
咀嚼して、自分のものにして、
アウトプットしていく作業を想像して…クラクラ

素敵な本をありがとうございます!


『月の立つ林で』

参考文献の『星をさがす』石井ゆかり著
うちにもあったんです⭐︎

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

発売 2022年11月

出展 ポプラ社


月が好きなので楽しみにしてました

朗らかで明瞭な、それでいて
どこか深みのある声で月のことを
語ってくれるポッドキャストがあったなら
きっと憩いの時間になります

「見えない」けど、ちゃんと「ある」
新月が来ると
この本が浮かんで来ます。

わたしも誰かの朔になれたらいいな

「──  あせったりしんどい思いしながらじゃなくて、幸せな気持ちで作られたものをみんな待ってるんじゃないかな」

出展 『月の立つ林で』 P252


『鎌倉うずまき案内所』

古ぼけた時計店の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。そこには、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて……。
平成を6年ごとにさかのぼりながら、悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなる――。ほんの少しの奇跡の物語。

発売 2021年4月

出展 宝島社文庫


なんと、書き下ろし短編
「遠くでトーク」が未読でした
キャンディには鎌倉の海の青が
入ってるなんてロマンだ!

青山さんとは3つ違い
わたしも同じ年代を見てきたからなのか
突然、真っ赤なプレリュードが
出てきて懐かしくなりました

「 ──  現実に縛られないで、もっともっとイメージの世界を広げて。本当に言いたいことを、そこに乗せて書いてみたい」

出展 『鎌倉うずまき案内所』  P386

もっとイメージを広げられたら
自分の思いを乗せられたら…
最近そんなことをよく思ってました

うずまきはエネルギー!


『お探し物は図書室まで』についていた栞
お話に出てきたフェルトと本かわいい

青山美智子(あおやま みちこ)

1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。
大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。

他の著書
『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』『猫のお告げは樹の下で』『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』など。


今、マーブルシリーズをゆっくり読んでます。

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