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普段は陶芸をしています。好きな旅の記録や面白かった本のことなど、手帳のような存在になれ…

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普段は陶芸をしています。好きな旅の記録や面白かった本のことなど、手帳のような存在になれば良いなあと思っています。

マガジン

  • 本のこと

    ひとたび本をひらけば、どんな世界にも連れて行ってくれる。上橋菜穂子さん、青山美智子さん、長編ファンタジーが好きです。

  • 旅をすること

    自然のあるところ、海・山のごちそう、温泉大好き。ホテル滞在記や美味しかった記録。

  • うつわと食、つくること

    美味しいものとうつわ、時々花器。陶芸(お仕事)にまつわること。

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やってみたい100のこと「BUCKET LIST」2024

新年早々に体調を崩し強制的にゆっくり過ごしたことで、今まで見えてなかったことがたくさんありました。 常に時間に追われ「心に余裕がなかった」これに尽きる。 人のあたたかみに心が解凍されたし、本の言葉が突き刺さったし、生活が丁寧になってきてると思う。 何か変わっていきそうな予感(願望)がしているところで、今年は「生きているうちに自分がやりたいことリスト」をあげてみることにしました。 MY BUCKET LIST 2024 キオス島の伝統模様クシスタを見る モロッコに行きた

    • 日常の綻びに寄り添ってくれる青山美智子さんの本のこと

      今日も疲れた、おつかれさま とオムニバス形式の青山さんの本を 一章読んで眠りにつく 心に波風が立ってる日こそ効果抜群で 一日の終わりを良きものにしてくれる そんな温かさを感じます 『お探し物は図書室まで』 「何をお探し?」 あるときはマシュマロマン 慈悲深い観音さまだったり クスッと笑ってしまう場面も多々あり いちばん好きかもしれない どんな人とも距離を間違わず 小町さんの大ファンです! ものを書く人の情報量ったら どれだけのものなんだと常々思ってました。 何か

      • 『透明な夜の香り』 香りの記憶 / 欠片手帖

        森に囲まれた洋館で オーダーメイドの香りを作る 天才調香師の物語 薔薇よりラベンダーが好きだったのに 最近は薔薇が甘美に感じて 苦手だったミモザの香りは多幸感に溢れてる。 歳を重ねると変わっていくものなのか なんて思ったりしてます。 【欠片】── 目に留まった言葉を掬い ここに大切に置いておきます。 今回は香りを主に 梔子(クチナシ)の白い花は甘く重い香り 深く咲くイリスは華やかなのに土の温かみもある香り 黄金色の金木犀はアプリコットに似たフルーティーフローラル

        • 【蓼科】 銀色の蓼科へ

          先日、家族旅行をしてきました。 行き先は毎年お邪魔している長野・蓼科に2泊3日の旅です。 両親と甥っ子たちは車で先に行ってもらい私と家人は夕方電車で向かったのですが、あと坂ひとつ登ればホテルというところで大雪トラブル。 タクシーの中で30分援護の車待ちとなりましたが夜到着できて無事合流。 お庭で雪遊びこの時期に来たのは初めてで、ホテルの受付の方がソリありますよと声をかけて下さって、砂場セットと一緒に無料で貸し出ししてくれました。 一晩でこんなに積もってしまうのかと驚く

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        やってみたい100のこと「BUCKET LIST」2024

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        • 本のこと
          6本
        • 旅をすること
          30本
        • うつわと食、つくること
          7本

        記事

          『満月珈琲店の星詠み』 スノームーンに導かれて / 欠片手帖

          は〜終わったー! 何故こんなに後回しにしてしまったのか… 確定申告がやっと終わった満月の夜。 心おきなく開いたのは、 満月の夜にだけ開く珈琲店のお話 か、かわいい。 月の満ち欠けスイーツたちに 癒やされて眠りにつきました。 【欠片】 ── 満月珈琲店のメニュー 今回の欠片は主に夢が広がる スイーツを掬ってます 水瓶座のトライフル 満月バターのホットケーキ 月光と金星のシャンパンフロート 空色ビール”星空” 気まぐれに現れるトレーラーカフェ もふもふマスタ

          『満月珈琲店の星詠み』 スノームーンに導かれて / 欠片手帖

          『赤と青とエスキース』 青いカワセミに惹かれる / 欠片手帖

          1枚の絵画をめぐる物語 カワセミがとても綺麗なブルーの 小鳥だってことを初めて知る。 いつかメルボルンに行ってみたい。 ずんぐりむっくりなワライカワセミに 会えるのだろうか。 “メルボルン”と”日本” “繊細さ”と”おおらかさ” 行ったり来たり その世界観に漂いながら はあ、よかった。 今回もそんな感じで本を閉じました。 【欠片】── 目に留まった言葉を掬い ここに大切に置いておきます。 いつか読み返したとき 点と点を繋いでその時々の線を 感じられたらいいな。 カ

          『赤と青とエスキース』 青いカワセミに惹かれる / 欠片手帖

          『レーエンデ国物語』 『月と太陽』 『喝采か沈黙か』 本のこと

          昨年、書店で幻想的なカバーが目に留まり 銀呪の森、空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城 ファンタジーワードにわくわくして手にとったのがきっかけです。 好きな本が本屋大賞のノミネートに上がりとっても嬉しいです。 『レーエンデ国物語』◎ 感想 なんといっても細やかな情景描写に美しい景色が次々と浮かんできてました。森に住む民族の衣食住までも容易に想像出来て序盤からレーエンデに魅了されていました。 命ある限り守り抜くと決め、三人で過ごした日々を胸に全てを捧げ

          『レーエンデ国物語』 『月と太陽』 『喝采か沈黙か』 本のこと

          【クロアチア】 イストラ半島の小さな港街とトリュフ料理

          今日はどこを切り取っても絵になる素敵な小さな港街「ロヴィニ」のこと。 約500年間にわたりヴェネチア共和国に支配されていた歴史を持ち、クロアチアの他の地域とは雰囲気が異なっていました。観光シーズンであれば、ヴェネチアからフェリーで2時間半で訪れることができます。 そして美食の地ともいわれるイストラ半島、内陸はトリュフの名産地としても有名で「モトヴン」で食べたトリュフリゾットと合わせて綴っています。 イストラ半島の小さな港街「ロヴィニ」特に有名な観光地がある場所ではなく、石

          【クロアチア】 イストラ半島の小さな港街とトリュフ料理

          冬に読んだ本から 『煌夜祭』 『汝、星のごとく』 『星を編む』

          今年は本のことをメモしておきたいと思います。 書きたいことはあるのにいざ言葉で書き出そうとすると、まとまらないない難しさ…(ああ、もどかしい)それでも一歩進みたくて、読んだ本から3冊あげていくところから始めることにしました。 『煌夜祭』 多崎礼◎ きっかけ レーエンデ国物語の読了後、著者の多崎さんの他の本を読んでみたくて手にとりました。 年に1度、冬至の夜に開かれる煌夜祭。語り部たちが恐ろしくも美しい魔物の物語を語り繋いでいきます。ちょうど冬至あたりに読んでいたので

          冬に読んだ本から 『煌夜祭』 『汝、星のごとく』 『星を編む』

          【香川】仏生山温泉で深い眠りに…

          突然思い立った香川旅、ことひら温泉を一緒に堪能した友はじゃ、またね〜!と帰ってゆき、ここからはひとり旅のはじまり。 美人の湯と呼ばれている源泉かけ流しのお湯が楽しめる「仏生山温泉」に行ってきました。(2023年12月) この日はお仕事をして、夜に到着。紹介のみ利用出来る宿泊施設に泊まらせてもらいました。温泉施設の裏にあって荷物を置いて早速温泉へ。 中庭を望む外湯に内湯、全てが源泉かけ流し。ぬるめの外湯だったので長めにつかっていると体に気泡のツブツブがついてて、これが「泡つ

          【香川】仏生山温泉で深い眠りに…

          【香川】 讃岐の金毘羅さん&御宿・敷島館

          よし行くぞ!と急遽思いたって決行した3泊4日の香川旅、かねてから訪れてみたかった「金刀比羅宮」とことひら温泉から綴っていきます。 (2023年11月) 羽田→岡山までのフライトをとりJR岡山駅にて関西の友人と合流。特急「南風」で1時間程、琴平の駅に到着。 瀬戸大橋から見える島々の景色が美しくて、まるで本の中の世界に入っていくような。。初四国・香川の旅が始まりました。 ことひら温泉・敷島館JRことひら駅からてくてく歩いて「敷島館」にチェックイン。こんぴら表参道の入り口で迷

          【香川】 讃岐の金毘羅さん&御宿・敷島館

          2023年の振り返り

          あと数時間で2023年が終わる今年最後の日。 一昨年は作った色でまとめ、昨年は振り返りし損ね、今年は「展示&フェア」での振り返りをしてみます。初めましての場所を含め5つお世話になりました。 FIORE・Iria x nana kamio (都内)2023年3月31日 - 4月1日 pop up Event spring 2023 前回は秋冬のお花に合わせたふたり展で、今度は春のお花の時にできたらいいなぁと思ってたんです。大好きなチューリップや香りのスイートピーに合わせて

          2023年の振り返り

          【クロアチア】 水と森 エメラルドグリーンの世界へ 「プリトヴィツェ湖群国立公園」

          クロアチアのザグレブから南に約110km、1979年に世界遺産に登録されたプリトヴィツェ湖群国立公園に行って来ました。 ザグレブのホテルにスーツケースを預け、1泊2日の自然満喫旅です。(2022年10月) * 1日目の散策ホテルの近くから、対岸に渡してくれる舟に乗る。最終時刻には必ず戻るように伝えられ、そう遠くまでは行けないけれどぷらりとお散歩してみることに。乗船料金はチケットに含まれてます。 日中は半袖で歩くぐらい暑かったのに夕暮れになったら急に寒い。散策の続きは明

          【クロアチア】 水と森 エメラルドグリーンの世界へ 「プリトヴィツェ湖群国立公園」

          【クロアチア】 オリエント急行ゆかりのホテル "Esplanade Zagreb Hotel" に泊まるザグレブ

          スロヴェニア、イタリア、クロアチア、ドイツの周遊旅を再開です。 かつてオリエント急行がパリ〜イスタンブール間を結ぶ国際長距離列車として走っていた時代 乗客が滞在するためのホテルとして建てられたホテル「エスプラナーデ・ザグレブ」に宿泊しました。(2022年10月15日〜18日) * 列車の旅でザグレブへクロアチア・ザグレブ入りはお隣の国、スロベニア・リュブリャナから2時間半の列車旅です。 列車内はコンパートメントに分かれてて、男性1人が使っていたところに声をかけて座席確

          【クロアチア】 オリエント急行ゆかりのホテル "Esplanade Zagreb Hotel" に泊まるザグレブ

          【箱根】文人に愛された昭和の趣と源泉かけ流しの宿「強羅環翠楼」

          強羅温泉第1号となる温泉が湧き出ており、内湯と外湯の二種類の源泉掛け流しが楽しめるということで、昭和24年創業(築70年余り)多くの文人に愛された強羅環翠楼へ行って来ました。(2023年3月) 一昭亭・華清全14の客室の中、本館の角部屋にあたる「一昭亭・華清」を予約しました。長い畳廊下を抜け、館内や内湯などの説明を受けながらお部屋に到着。 6畳の本間にはコタツがありおばあちゃん家に来たような香りに懐かしくなりました。美しい庭の景色を眺めつつ、御茶菓子と日本茶をいれてひと息

          【箱根】文人に愛された昭和の趣と源泉かけ流しの宿「強羅環翠楼」

          【山梨】笛吹川温泉 「坐忘」 の茶懐石

          秋の風が心地よくなり美味しいものを欲してきたところで 茶懐石料理が印象に残っている 笛吹川温泉「坐忘」のごちそう旅を振り返ってみます。 (2022年12月) 茶懐石の夕食日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」がプロデュースしている食事処「懐石 まる喜」のお料理を楽しみに、昼食は軽めにして早めにチェックインしました。 温泉に入り浴衣で食事処へ。宿泊した本館とは離れた場所にあり、「まる喜の小道」を抜けて食事処へ向かいます。(小道に沿っているのが離れの別邸) 一汁三菜のお料理か

          【山梨】笛吹川温泉 「坐忘」 の茶懐石