求める人物像、決めていますか?

静岡市で新卒採用の専門商社/コンサルティングをしている武友です。
年間20社ほどの採用チームに所属し、内定辞退・母集団形成・採用のミスマッチに向き合う採用担当者さんや経営者さんと二人三脚で活動を行っております。

求める人物像はなぜ重要か
「求める人物像をしっかりと定めてください!」とメガホンで叫ぶ前に、
その重要性をとてもシンプルにお話しすると”求めているものしか、手に入らない”というのが大きなポイントです。

ラーメンが食べたいからラーメン屋さんに行くし、好きな漫画を読みたいから本屋さんに行くし、好きな人の声が聞きたいから電話をかけます。

採用においても、採用したい人物像のイメージや願望を持つことで、その目指すものに向かう行動を起こすことができます。
「となると、願望を持ってないといけないの?特にないんだけど…」
という採用担当者さんもいると思います。
「採用活動は計画予定人数が重要。願望なんてきれいゴト言ってられない」
これも会社のミッション達成に向けた立派なご意見です。

ちなみに、ここでいう採用活動における願望の裏付けは「根拠」を置いておきたいです。

仕事内容や事業における必要人数も根拠になりますが、
「みんなの願望」を根拠にするのを最近目にしたので紹介します。
リリースしたのはファーストリテイリング。

採用したい人材はこんな人!
それはひとつにまとめなくてもいい。
潔さがイイ感じでした。

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推測ですが、この「人」シリーズ。
採用チームだけで話し合いまとめたとは思えないな、と。
むしろまとまっていない感をあえて出している。
これが現場それぞれの声を集めてきました!という表現、つまり現場の願望になっているんですよね。(あくまで推測です)

最近では損保ジャパンも採用担当(採用に関わる人)を70名まで増やすことを宣言していますが、これも人事目線だけでは採りきれない多様な人材確保を目指していく。だっていろんな人がいるからバランスが取れるじゃん!そんな着地点ではないかと思った次第です。

ちなみに、少しだけ選択理論を勉強しているんですが、その中で
願望は強く、意思は弱い」という言葉を知りました。

採用活動に強い願望を持つことができれば
枠組みに流されるだけの採用活動ではなく、本当に良い人材に出会うための活動ができるではないかと思うわけです。

みなさんも願望を強めるための根拠の深堀をぜひしてみてください。

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