ただのメモ

物語の中に真実は隠され
人はそれを幻と想い続ける

例え物語の様に華やかに崩れずとも
世の流れには逆らえない

みえるものは語らない
何時の時代も
みているだけだ

それがみえるものの定めであり
それを揺るがすことは
宇宙の理を曲げること

人の世の中を
人の生の内を
花開かせることは
罪ではない

ただ人は忘れすぎた

私も
何も持たなすぎた

人の世に
人の発展に
私はさほど興味はないが
命がただ
散りゆく様を
眺めるほど
上にはいない

星の子達
星の子達よ
この星は面白い
そして
くだらないが
美しい

どうか
それぞれ持ちかえって

私も持ちかえろう

儚き
世界だとして



私にはわからないことがある。
どうしてこの口は勝手に言葉を話すのだろう。
きっとこれも、想像力の賜物で、私の創造にすぎない。
もし、そうなのだとして、私の想像も枝分かれした世界の端に存在し始めたとしたら、それは見てみぬふりは出来なくなるんだろうなんてことを考える頭がついていることを不思議に思う。
こういうのを『頭がおかしい』っていうんだろうか。
他の力のある人間の言葉と同等だとは思えない。
私は知らない。
本当のところは何も知らない。
それでも、この口が勝手に話すことは大切な気がしてならない。
なんの役に立つわけでもない。
ただの物語でしかない。
ただの想像。
ただの妄想。
けれど、誰かは何かをつかむかもしれない。
世界はほんの僅かな糸口で開く。

真実だと確信したら言葉には出来ないというのなら、確信の出来ない、確信に至らない私の言葉ならいいでしょう。

そう思ってメモをする。
私にもわからない。
私達は多面体だ。
背中が見えないのと同じで
私だって私のこと全部知っているわけでもないのに、世界の事や、宇宙のことを全部知れるわけがないでしょう。
肉体などという枠におさまってすべてを見渡そうなどと驕りが過ぎる。
そんなことくらい、知ってるよ。


だからこれは、作り話みたいなもの。
そんなメモ。





サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。