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パフェレポ パフェ佐藤「4種の北海道地チーズとハスカップのパフェ ~爽やかな金柑の酸味を加えて~」2024年2月

コロナが治り味覚障害も無くなったからまたパフェ食べるぞー、と思った矢先に今度は胃腸炎になりまた高熱にうなされ美味しいものが食べられなくなりました。踏んだり蹴ったり。
今はお腹の調子を見つつ食事を戻している所なのですが、早く起きられたし、どうしても食べたい催事のパフェがあったので、『北海道地チーズ博2024』に開場時間から駆け込んで食べてきました。
北の大地すばらしい、北海道に行っておいしいものたくさん食べたい。ビールもガンガン飲みたいし夜パフェもしたい。後はおいしいお菓子いっぱい買って帰るんだ……。


以下、パフェレポです

様々なチーズをパフェで頂ける贅沢。ミルキーさの土台に、チーズの塩味、ハスカップと金柑の甘じょっぱく華やかな果実の風味が引き立つパフェ。


こう見ると、全体的にみんな丸い

トップのパリパリチーズは香ばしいチーズの香りと塩味が美味。確かにチュイルですねこれ。
続いてハスカップアイス。ハスカップは食べ付けないので食べるまでいつも味の想像がつかない。甘味とハスカップ独特の風味の土台にしっかりミルキーさが残る事に北海道らしさを感じる。そしてその横のチーズアイス。流石に美味しい。ミルキーさの中に、しっかりチーズの風味がある。

中層へ。フィヤンティーヌでサクサク食感のアクセント。その下にあった薄茶のジュレが薄ぼんやりした味でなんだか分からなかった……。
カマンベールチーズムース、軽くてミルキー、チーズ味で少しの塩味がして美味しい。しっかりチーズの味がする。このパーツ、塩味があるので他の甘いパーツとの組み合わせが最高なんです。
ムースに埋まった金柑のコンポート、金柑の実が1/2か1/4にカットされていて、姿がしっかり残りごろごろしているから、噛むほどに感じる甘味と金柑の強い風味がミルキーさのアクセントに。チーズムースと一緒に食べると、チーズムースの塩味と金柑の甘味が甘じょっぱさのマリアージュを起こして、非常にハッピーな気持ち(猫ミームのあれ)。甘じょっぱさってなんて素敵な風味なんでしょうね。チーズ目白押しでミルキーさが際立つパーツが多い中でも、金柑特有の爽やかかつ華やかな強い風味が負けていないのが良い。ここにあるのが他の果物ではなく金柑であることに非常に大きな意味があると思う。
そして10円玉大のまぁるいモッツァレラチーズ。噛むほどに乳の美味しさをダイレクト感じられる。カットされていない球状のこれがパフェで食べられる幸せ。素晴らしく美味しくて、思わず食べている時にんまりしてしまった。贅沢に4つくらい入ってました。

下層へ。カッテージチーズ。水気があり、チーズムースとはまた違った舌触り。こちらの方がまろやかめな味わい。
四角くクルトンのようなサクサクとしたクランブルが食感のアクセントに。ここにもチーズっぽい風味を感じる。芸が細かい。
底のハスカップジャム。これがフルーティーで先ほどのチーズとの相性がまた良い。爽やかな味わいで、さっぱりと〆られました。

なんといってももう、チーズの催事というだけあって、チーズのパーツがどれも美味しい。どれもぼんやりせず、しっかりチーズの味が感じられるのが流石でした。塩気のあるミルキーなパーツの一つとして他の果物パーツとの相性を考えられており、なおかつ単体でチーズとしても美味で、まさにチーズの良さを存分に生かしたパフェでした。
さらに要所要所に組み込まれたハスカップと金柑という果物パーツの存在感も非常に良かった。どちらも甘さがあり、香り高いのがチーズのミルキー感と引けをとらない。
特に金柑の使い方がとても素敵。爽やかかつ華やかな香りの金柑を、甘さが引き立つコンポートで、さらに食感が残るような形で登場させる事により、チーズのまろやかな味わいに一石を投じるビビッドな風味を感じられて、かえってチーズと互角で調和している所がお見事でした。

いつもレポを拝読している方が推しているのを見て、これは行かねばと思い食べに行きました。
想像以上にチーズが美味しいし、他パーツの調和がとても良くて食べて良かったと思った!

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