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ロンドンダイアリー 2018

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2018年、ロンドンのFinborough Theatreにて約4ヶ月間インターンとして勤務しました。その時に書いた、2つの独り言です。
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見知らぬ男性に身体を触られる事・触られても平気な事

2018.11.10 タンザニアの友達から、フェイクの婚約指輪をしていないと女は一日に何度もプロポーズも受ける、という話を聞いたことがある。 私と同い年の彼女が、今までで受けた(見知らぬ男からの)プロポーズは数えきれないものらしい。だから、必ず左の薬指にはお守りを。彼女は、それがタンザニアではマストなんだ、と笑っていた。 彼女は、今はアメリカにいるけれど、H&Mで数ユーロで買ったという指輪をまだ必ず持ち歩いているらしい。それがないと、なんとなく不安だと。 彼女に小さく共

劇場にいなくてもいい劇作家が、初めて劇場で働く

2018.09.06 舞台芸術に関わることを始めてから7年の月日が経ちます。最初は役者になりたい、と思い演技の勉強を始めてから束の間、気がつけば今では劇作家志望。スタジオや稽古場でもがいていた私は、気付けば人に囲まれることなく机に向かって地味に、それはもう本当に地味に、書き続けなくてはいけない作家という職業を目指すことを決めました。7年前の私は、今後7年間演劇を続けていくこと、大学に入っても演劇にのめり込み続けること、とっても素敵な人から君は劇作家になれ、と言われること、そし