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分身ロボット「OriHime」ってなーんだ

こんにちは🌬
七香です。

先日、分身ロボット「OriHime」が働いている、
障害者就労啓発施設「cafeツムギstation at Yokohama Kannai」
に行ってきました。

分身ロボット「OriHime」(オリヒメ)ってなに?!、、お姫様?!
って思いましたよね。

実は、今度スタッフワークをする音楽イベントにOriHimeが登場するのですが、なんかものすごい技術らしきもので、ぜんぜん想像がつかなくて(笑)

そこで、OriHimeが働いているカフェに訪れちゃいました!


OriHimeの機能を簡単にいうと、
外出の困難な方が、OriHimeのパイロットになって遠隔でお出迎えしてくれる
ということなんです。

今回は、2名のパイロットの方とお話することができました。

最初にお出迎えしてくれたパイロットは、秋田県にお住まいのミヨシさん。


緑色の目をぴかぴかと光らせて、両手を広げて迎えてくれました。

ミ:本日は、cafeツムギstation at Yokohama Kannaiにお越しいただきありがとうございます。

ーーありがとうございます。よろしくお願いします!わたしのこと見えてるんですか?!

ミ:見えてますよ〜。結構はっきり見えてるんですよ。
綺麗なお顔も(笑) ちゃんと見えてますよ。😆

ーーえ〜すごい!!今通った電車の音とかも、聞こえましたか?

ミ:そうですね。OriHimeの集音マイクを置いている場所により、音の聞こえが変わります。

OriHimeに使用されていたマイク

ただ私、機能についてはあんまり詳しくなくて。こういう仕事してるんですけど。(笑)

ーーそうなんですね。(笑)ミヨシさんはスマホや携帯で操作されているんですか?

ミ:私の場合は、iphoneで操作しています。操作している人間のことをパイロットって呼んでるんです。




こんな感じで、ごく普通に会話を進めていました。

色々話していると、私がOriHimeを使用する音楽イベントで、
もしかしたら一緒に携わるかもしれないということも発覚しまして!!
世間は狭いですね!!
OriHimeを通じて、どこかでまたご一緒できると嬉しいです。🤝


次にお話したのは、絵本や写真やお散歩など好きなことがたくさんで、鳥取にお住まいのきよさんです。


ぺこりんちょしてくれてます。

ーーよろしくお願いします!
きよさんはOriHimeのことをどのようにして知ったんですか?

き:知り合いがOriHimeの特集をテレビでやっているのを見て、
「ロボットで働けるらしいよ!」って教えてくれたんです。

体動かさなくても働けるって、なんか夢みたいだねーって。

いつかできたらいいね、みたいな感じで検索したら、
オリィ研究所ってところがこのOriHimeを作っているんですけど、
ホームページに募集ってところがあって、そこをポチッと押しました。

ーーあ、そうなんだ。オリィ研究所っていうから、オリヒメ(OriHime)っていうんですね!

き:これがなんか私もややこしくなっちゃうんですけど、関係ないらしいですよ。(笑)

ーーえ!そうなんですか?!

き:オリィ研究所の所長が、オリィさんっていうんですね。
オリィさんの由来は、折り紙がすごい得意で。それであだ名がついたことが由来らしいです。

このOriHimeはというと、織姫と彦星みたいに、遠く離れた距離でも自由に会える みたいなそういう意味が込められているんです。

ーーロマンチックですね〜♡



会話を重ねることによって自然と緊張もほぐれ、本当にそこにいるかのように会話しているような不思議な感覚。
例えると、zoomで、私は画面ONで話していて、相手は画面OFFで話しているという感じですね。🤔
ですが、パイロットにとっては、私が思っている以上にもっと近くに感じ取ってくれていたんです。


き:これ結構視界が広くて、いろんなところが見えるので、zoomの画面とかLINEの電話とか、そういうのよりも、本当にそこにいる感があるんですよ。

で、こうやって(操作することによって)自分で目線とかも動かせるので、本当に自分の分身の感覚なんです。

みんなこれを使う時に、OriHimeに入っているみたいっていうんですけど、本当に入っている感じがして。
うんうんって言うとき、ボタンを押すんですけど、OriHimeをやってない時、生身の自分の時にも、家族とかにもうんうんってボタンを押しそうになるんですよ。(笑)自分とOriHimeが混同しちゃってる。(笑)

ーーそれくらい使いやすいということですね。機械というわけではなくて、みたいな。

き:はい。分身感がすごくありますね。たぶん人間と同じくらいの視野角らしいんですね。真っ直ぐ向いてるときとか。人間だったら端っこの方とかぼけちゃうと思うんですけど、OriHimeだと全部クリアに見えています。
ぜひ体験とかあったらやってみていただきたいです。

ーーぜひ体験してみたいですね!
もし、一緒に音楽イベントのスタッフワークをできるとしたら、どんなスタッフワークをしたいと思いますか?例えば、お客様とコミュニケーションを取るとか、司会をするとか。

き:司会とか、いいですね。私は人前が苦手なので無理ですけど(笑)
受付とかにいて、お客様にご案内とかしたいですね。
でも、司会とかめちゃくちゃいいと思います!

ーーこちらからはパイロットの顔が見えないじゃないですか、それでも緊張するものなんですか??

き:そうなんですよ〜(笑)
私は結構緊張しちゃうんですよ。(笑)
積極的な方はいらっしゃいますけどね。
ただ、顔が見えないというのは緊張するものとしてはすごい大きくて。
だから、引きこもりの方とかもいらっしゃるじゃないですか。そのような方も外に出る第一歩として、OriHimeを活用して話すのに慣れていくとか、そのようにできるといいんじゃないかなと思いますね。



OriHimeを活用することによって、外出が困難な方にもイベントに参加していただいたり、一緒にスタッフワークをしたり、いろんな可能性が広がるんだと思うと、もっと多くの方にOriHimeを知ってほしいと思いました。

OriHimeを店員として設営されている、
cafeツムギstation at Yokohama Kannaiの取り組みも素敵です。

今週末OriHimeを使用するイベント
「街に広がる音プロジェクト 9/25(Sun) @クイーンズサークル」
にも、ぜひ足を運んでみてください。(詳細情報は下記の関連ページへ)


きっと素敵な出会いがあるはず。

OriHimeに込められた意味である、織姫と彦星のように。


🌟今回お話してくださったお二人のTwitterはこちら🌟

ミヨシさん

https://twitter.com/isshoku_

きよさん

https://twitter.com/umeboshii007


🌟関連ページ🌟

・cafeツムギstation at Yokohama Kannai
(OriHimeの勤務時間は、平日の14:00~18:00)

・分身ロボット「OriHime」

・オリィ研究所


・分身ロボット「OriHime」を活用する音楽イベント
街に広がる音プロジェクト
9/25(Sun) クイーンズスクエア横浜 1F クイーンズサークル





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