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さよならまたねの ひと色展/絵と手工芸・文・音楽のファンタジー(前編)

イシノアサミさん主催の『ひと色展』、何かの偶然に導かれるように行ってきた。いや何かに背中を押されて行くことになった。

【きっかけ】
歌を初めてnoteに投稿~ピアノの音源で歌ったMOON RIVER~♬
⇒中秋の名月/満月を堪能したべじさんのスキが私へ⇒べじさんの記事拝見
⇒ひと色展を発見!面白そうだ、しかし明日の日曜で終わってしまうという切羽詰まった状態。だけど会場は横浜大倉山記念館だ!


なんと、なんと大倉山は、20代の後半悩みに悩んで、安定した仕事を捨て

人生の大転換期を迎えた地


しかもその頃、

いつかこの大倉山記念館で作品展をやりたいと思っていたのだ。モノづくりが大好きだった。


昼間仕事をしながら、夜間の絵本の専門学校にも通っていた。
もう行くしかないだろう。土日予定びっしりだったけど。
行けば何かの扉が開ける、何かが見えるきっかけになるような気がした。

ひと色展へ向かう前、施設入所中の母の所へ行った。
玄関入ったところで偶然にもMOON RIVERのメロディーが流れ始めた♪ 
ひと色展を知るきっかけになったメロディー
早く行っておいでと囁くように

2.【イシノアサミさんとその分身たち】noteでご縁を説明しご挨拶していたけれど、ギャラリーで初対面。きゃしゃで可愛らしい印象。失礼ながら、準備に膨大な時間がかかるであろう企画をやり遂げるド根性が、可愛い方のどこに潜んでいるんだ~???と思ってしまいました。
にわか仕込みで駆け付けたから、記事も少ししか読んでいなくて、何を話してよいかちょっと戸惑いました。ごめんなさい。

でもこのおこさま達の生みの親、納得です。イメージそのもの、ご本人もいろの子ちゃん達も共に可愛く、なんだかいじらしい。私がおばさまゆえ。

「お気に入りの子を探してきますね~」

と言い残し、42体の分身たちを拝見。水彩絵の具の色の柔らかさ、色のぼかし方、キャラクターのかわいらしさと多様性、いい味出してる。
好きな、グリーン系、ブルー系、オレンジ系は、やっぱり目が行ってしまう。色の好みは隠しようがないし、キレイな色はココロも落ち着くのだ。


色よりも、いろの子の紹介文にぐっと来たのは、

●ペインズグレイ/まん中の決意の色・・・

どういう意味だろう?
黒でもなく白でもなく、中間の灰色。
「どっちでもなく、中間をわたしは行くよ~~!」っていう意味かな?
潔い決意 その言葉の力に魅了されて写真を撮っていた。

またもや偶然。これは昨晩深夜に書いた文章で、カフェで一緒に歌った、りみっとさんの文を本日先程読んだら、

『ペインズグレイ』のワンピースをアサミさんが着ていたとの記述。またもやビックリ。

色は42色もあるのにですよ…同じ色のこと書いてるなんて


この館の中では偶然が山盛りだった。



次に紹介文が心に刺さったのは、

●バーミリオンヒュー/さよならまたねの色    

オレンジ系の元気色、なのになぜサヨナラの言葉が?……

説明文を読むと納得。夕焼け、駅などいろいろなさよならの光景にある橙色。夕焼けは一日の終わり、今日へのさよならの時だけど、心を打つ美しい色。また明日がやって来る。

駅の明かりに照らされながらも、離れて住む恋人同士はお別れの場面。
でも明日になればまた会える。
駅で悲しいサヨナラの二人もいるかもしれないけど。

さよならだけど、またねだから、さよならじゃないんだね。
また会える、暖かい掌を差し伸べてくれるような色。


だから、アサミさん、最後にしたんだよね、

このいろの子を…


お客様にも、またどこかで逢おうねと言っているんだよね。


このギャラリーにしばらくなじんでから、アサミさんに尋ねた。
「この水彩絵の具はなんていうの?昔絵を習ったことがあって、ホルベインっていうのは知っているんだけど」

「ホルベインなんです~!」


私の知っているホルベインの装丁が今と全く違うのでわからなかった。

アサミさんの作品の色の美しさを生み出しているのは、水彩絵の具ホルベインだとわかり、喜んでしまった。
色がきれいな水彩絵の具はホルベインと習い、画材の中では一番好きだったな。

20代で作った絵本二冊を本棚から出し、何十年かぶりに読んでみた。
われながら、ほろりとさせるいいストーリー。
そして、ホルベインの水彩絵の具は、色がきれいなままだった。

アサミさんの作品も、長く今の色を保ち続けられるのではないかな~。


3.【刺繍のうわの空さん=私の中では鶴田真由さん】

ラジオ放送中のカフェに興味津々で、3階の第5集会室に向かった。
向かう途中偶然にも、部屋に導いてくれたのが、うわの空さんだった。
今回の手工芸作品の中で一番興味があったのがうわの空さんの作品で、話してみたらご本人でビックリだった。

私自身も若い頃はよく刺繍をして人にプレゼントをしたりしていた。
昨年刺繍を復活させようとしてやってみたが、老眼の目の衰えと指先の器用さが低下し、以前のようにうまく形がつくれず作品はストップしたまま。
それでも、頭の中ではデザインが作られ、ユザワヤの材料がストックされていく。
そうか、うわの空さんに外注を出せばいいのか?なんて今思いついたぞ。

そうだ、話してみたらなんと

偶然にも同じ県の同じ市内に住んでいる

ことが発覚。本人には何も話してないけど、妄想の一つとして勝手に書き残しておこう。転職後デザイナーもしていたから、仕様書なら書ける。

そして、お気に入りの子、さっきの『さよならまたねの色』の子が、うわの空さんの作品群でブランコに乗っていた~💓
感性が似てる?スキだから作品にするんだよねきっと。そうだと嬉しいな♪

下:アサミさんのイラスト作品、上:うわの空さんの刺繍作品


4.【ピアノのある空間 おいしいお茶とお菓子があるのに無料のカフェ】

さちとピースさんのピアノで歌った楽しいひとときのことを書きたいけど、長くなったので、この続きは後編で。さちさんごめんなさい。
次回ゆったり書きますね。

昨日から上の『さよならまたねの色の子』ツーショットが、スマホの待ち受けになってます。

いいのですか?こういう使い方。
ダメなら言ってくださいね。アサミさん、うわの空さん

この子たちを見てると、またみんなに会える気がして…

さよならまたね。

                      後半へ続く



#ひと色展
#この街がすき


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