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子猫の避妊手術体験談。焦らないよう入念に準備を(=^ェ^=)

我が家のアイドル猫の「ころにゃ」さんが生後6ヶ月を迎え、避妊手術を受けました。例えば生後2ヶ月〜3ヶ月くらいの子猫を迎えたとして、避妊手術の適齢と言われる「生後6ヶ月」を迎えるのは本当にあっという間です。わたし自身、直前に調べはじめてとても焦ったので、子猫を迎える予定のある方は、この記事を読んで心の準備をしておきましょう!

ころにゃさん6ヶ月を迎えました♪

前の記事でご紹介した通り、8月22日に6ヶ月を迎えたころにゃさん(女の子)。室内飼いであり、繁殖を予定していないので、避妊手術を検討し始めました。

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↑大きくなりましたね♪

避妊手術を受けるメリットと事前準備

室内飼いのねこさんが避妊手術を受けるのはメリットが多くあります。望まない妊娠を防ぐ以外に、子宮蓄膿症など、女性ホルモンが関わる病気の予防が見込めます。ただ、比較的安全な手術といえど、特に女の子の場合は、開腹して卵巣と子宮を除去するので、身体に負担がかかる手術であることは間違いありません。

ねこにとって負担がかかるのはもちろん、飼い主の人間にも、金銭面・時間面で負担がかかります。

金銭面に関しては、病院によって差があります。動物病院の事前検査の方針や宿泊体制の有無、立地などで違いが出るようです。いくつか問い合わせをして比較し、納得のいく動物病院を選ぶことをおすすめします。(わたしの調査では、病院によって3万円ほどの差がありました)

ねこの避妊(や去勢)の金銭負担を軽減するため、自治体の「助成金」がある場合もあります。自治体によっては、手術前に申請をする必要があったり、対象の病院が限定されていたり、助成金の予算上限がある場合があります。自治体にも事前に問い合わせておくと良いですね。(わたしの場合は対象病院ではなく、助成金は貰えませんでした)

時間的な観点では、避妊手術にあたり、事前検査、手術当日、抜糸、と最低でも3回の通院が必要でした。

手術後はお薬を飲ませたり、体調を壊す可能性もあるのでよく観察する必要があります。在宅勤務の期間や夏休み・冬休み期間など、何かあったら病院へ連れて行ってあげられる環境を用意してあげましょう。

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↑動物用ベビーカーで運搬中♪

事前検査を受けます

避妊手術の前にころにゃさんが実施した検査は、①レントゲン検査②血液検査の2つでした。

まず、事前検査のため、ころにゃさんを病院に連れていったのですが、検査をするだけでなく、当日手術していただく先生と対面でお話し、不明点を解決し、安心できるという心理的な効果もありましたよ。

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先生「お口を開けて見せてね〜」→ころにゃ「いや〜んやめてニャ」

①レントゲン検査

レントゲン検査では、身体や臓器に異常やケガなどがないかを確かめます。自分の子どもとなると、レントゲン画像も可愛くみえるから不思議なものです(笑)

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身体に埋め込まれた「マイクロチップ」も確認できる。かわいい。

獣医師さんからも、キレイな身体ですね、とお褒めの言葉をいただきました。

②血液検査

避妊手術の前に、血液検査も必要です。

わたしの場合、「tolettaねこ病院」の「プレミアムプラン」に契約しており、年に2回の「往診健康診断(血液検査も含む)」がプランに含まれているのですが、今回手術をする動物病院さんと相談し、tolettaねこ病院で受けた「血液検査」で代替していただけることになりました。(ありがたい…。)

肝臓や腎臓の病気がないか、血液が固まりにくいなどの問題がないかなど、血液検査から分かることは多くあり、事前の血液検査は必須と考えて良いようです。

「tolettaねこ病院」についてはこちら:ねこ向けIoTトイレ「toletta」で記録される、体重や尿量、トイレ回数などの健康指標を毎日モニタリング。異常時はLINEでアラートが届き、病気の早期発見につながる体調変化にいち早く気づくことができる「オンラインかかりつけ獣医師」サービス。

「toletta(ねこ向けIoTトイレ)」についてはこちら

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上手にトイレできますよ

レントゲン検査も血液検査も問題なかったら、いざ手術となります!

いよいよ手術当日…!

手術当日は、前日の22時から絶食、当日は水も飲ませず、ご機嫌の悪いころにゃさんを朝の10時半に病院に連れて行きます。

余談ですが、多頭飼いだと他のねこたちにも絶食を強制させることになり、朝はねこ3匹ともにイライラしておりました(笑)ごめんね。

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このままころにゃさんを病院に預け、飼い主は家に帰り、手術の無事を祈るばかりとなります。

手術自体は昼に行われ、16時ごろには電話連絡が来ました。ころにゃさんは、手術後麻酔が醒めてしばらくすると、病院の先生にスリスリしていたそうで、電話連絡があってホッとしました。

手術後は2泊3日のお泊りとなり、ころにゃさんが我が家に来てからは初めての長期間のお別れでしたので、とても寂しかったです…。

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寂しそう。

病院へお迎えに、そしておうちでの様子

わたし自身は、たった2泊3日とは言え、ころにゃさんが居ない生活はとても寂しかった…のですが、るんるんさんとけだまさんは、しつこく追いかけられることがなくなり「せいせいした〜」と思っているように見えました(笑)

こんないたずら好きなころにゃさんが居なくなったら平和(笑)


さて、病院にお迎えに行った日…

ミャーミャー鳴いていますが、元気で良かったです。

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手術痕が痛々しい

お家に帰ってからの様子はというと…

エリザベスカラー(傷口を舐めてしまわないように1週間ほど装着する、プラスチックの円錐状の首輪)が邪魔になるので、水飲み場とエサ場に高さをつけるなど、少し工夫する必要がありました。(それでも慣れずに何回かエサをぶちまけたりしてました)

手術後の殺菌と二次感染予防のための「抗生剤(サワシリン)」も、「ピルアシスト」に包んであげるととても食いつきが良く食べてくれ、これは問題なしでした!

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ピルアシストは薬を飲ませるための最強アイテム!

ころにゃさん、帰ってきたらすぐにけだまさんと遊んでました♡

家に帰ってきた次の日、突然大声でわめきながら食べ物を吐いてしまい、そのときは本当に焦ったのですが、嘔吐は2日でなくなり、それからは体調も回復してきました。

手術後の体調不良は珍しいことではないようですが、開腹手術後は肉体的にも精神的にも疲労しているので、些細な変化も見逃さないようにしてあげましょう。

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心なしかグッタリしている様子?

抜糸に行きました(手術後1週間程度)

手術後の不安な1週間を乗り切ったら、お腹の糸を抜糸しに行きます。抜糸自体は1分ほどで麻酔もせずにパパッと終わりますよ。

頑張りました。

ここまで済んだら、エリザベスカラーを外してよい日ももうすぐです。あと少しの辛抱だからね。

トータルでかかった費用と時間は?

今回、避妊手術関連でかかった費用は、合計5万円弱でした。ご参考までに内訳を記載しておきます。

 ●事前検査(レントゲンのみ):5000円程度

  ※血液検査(1万円弱)は「tolettaねこ病院」でまかなったので0円です

 ●避妊手術代(2泊3日、抗生剤やエリザベスカラー代含む):4万円程度

余談になりますが、避妊/去勢手術後は太りやすくなるため、ごはんをカロリー・脂質が低いものに変えました。ねこのごはん(のスイッチングコスト)代が高くなる場合もある、と思っておいたほうが良さそうです。(特に、去勢後のオス猫は尿石症を発症する確率が高いと言われており、排尿できなくなると急性腎不全~尿毒症を引き起こし、亡くなることもあります。そのため、下部尿路ケアに配慮したキャットフードを選ぶことが大切です。ねこIoTトイレ「toletta」を使うと、尿量や尿回数を管理でき、異常にいち早く気づけるので、こちらの導入もオススメ

少し体重増加が落ち着いてきたかな?性格も少し変わった気がします

さて、手術後1ヶ月以上経過した最近のころにゃさんの様子ですが、少し変わったことがあります。

まず、体重増加が緩やかになってきました。グラフから、避妊手術前後から体重があまり増えなくなっていることが分かります。ただ、生後6ヶ月〜8ヶ月は成長が少し緩やかになる時期でもあるので、引き続きtolettaで体重の管理を続けていこうと思っています。

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9月は6〜8月と比較し体重の増加スピードが落ちてきました

次に、攻撃性が少し弱まった気がします。手術前は、すぐ成猫に飛びかかったり、人間に甘噛みしたりと暴れん坊だったのですが、エリザベスカラーが邪魔だった期間を挟んだからか、暴れる頻度や噛む頻度が少なくなった…ような気がします。一方、甘えて自発的にチュウ♡をしてくる頻度も減ってきた気がして、これは相当に寂しいです…。きっとこれから時間が経てば元の性格に戻るでしょう(笑)

避妊手術の検討はお早めに。お役に立てると嬉しいです!

筆者は獣医師ではないのですが、子猫の避妊手術の記録が誰かの役に立てば良いなと思い書きました。読んでいただき、ありがとうございました(=^ェ^=)

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ありがとうだニャ

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