天国か地獄か。
エレファントマン(象男)と呼ばれた
ジョンメリックさんを知っていますか?
「エレファント・マン The Elephant Man」は、ヴィクトリア時代のイギリス・ロンドンを舞台に、異形の容姿を持ち、“エレファント・マン”と呼ばれたジョン・メリックを主人公にした物語。
メリックは、解剖外科医トリーヴズとの出会いによって初めて人間らしい生活を手に入れる。人々は、好奇の目に晒されてきたメリックが実は知的で、純粋な心の持ち主であることに気付き、彼に惹かれ始めるが……。
(舞台サイトより引用)
私は3ヶ月前、世田谷パプリックシアターにてエレファントマンの舞台を見てきました。
https://youtube.com/watch?v=YoFZ9tAXUOc&feature=share
舞台中のセリフに
まるで天国、だろう? 屋根がある。食べ物がある。守られて。世話をされて。だろう?
こんなセリフがあった。
これを使ってタイトルを作ってみた。
自分にとって幸せの定義とは?
ー笑顔溢れること。自分の好きなことを続けること。やりたいことは諦めずにいること。
なら、彼にとっての幸せとは?
顔が肥大して体が変形。脳に損傷があると偏見をもたれ、そのせいで会話が不可能と考えられた。
しかし、彼の内面は美しかった。
人は見た目によらない。
でも時々、自分の頭がこんなに大きいのは、夢が詰まりすぎてるんじゃないかって思います。
彼は見世物として酷い扱いをした後、解剖外科医に出会う。そして人間として扱われるようになる。
みんな誰もが計り知れない悩みを持っている。
彼は普通になりたかった。
ご飯を食べ、キリストを信仰し、お風呂に入り、布団で寝る。
ただそれだけだった。
彼は死んだ。普通になるために
私が鳥肌がたったシーンがある。
トリーヴスに幸せだとの強要される場面だ。
自分も同じ経験があるからだろうか、
あなたは〜だから幸せだね。〜なんだから幸せだと思いなさい。
それを言われる度に現状に不満が溜まっていく。
幸せなんて、わからないんだよ
そして自分の中身を誰かに投影している。
本音さえも隠している。
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