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自転車でめぐるロワール川食い倒れの旅

先週3日間、自転車の旅に出ていました。ロワール川沿いを走る食い倒れ旅行です。

初めて自転車で旅したのは去年の夏。自転車好きのパートナーに連れられて、同じくロワール川沿いを1週間ほど走りました。初めは恐る恐る1日に35km。徐々に距離を伸ばして1日に最大で60km走りました。


ロワール川沿いは比較的なだらかな道が続く自転車初心者にもおすすめの自転車ルートとして有名なようです。老若男女問わずたくさんの人が自転車で走っているのに驚きました。自転車で旅行するってかなりポピュラーな遊びのようです。ドイツから自転車でやってきてフランスを横断中という強者もいれば、小さな自転車を漕ぐ子ども連れの家族もいます。


ロワール地方には川沿いの街を自転車で巡るためのルートが整備されていて、La Loire à Vélo (自転車でロワール) というサイトで道順を調べることができます。道沿いには自転車マークの看板が立てられていて、標識にそって進めば大丈夫。

これは去年の写真。
今年の6月は去年の8月より暑かった。



車通りの多い大きな道路は避けるようにルートが組まれているため、回り道になったりアップダウンがあるところもあります。それでも一度迷子になって国道を車と一緒に走らないといけないことになった時、とても危険でハラハラしたので自転車ルートに沿って行くのが安心かと思います。

サイクリングがポピュラーな地域だからか、道路を渡る時など親切に止まってくれる自動車が多いところも初心者には魅力的な点です。



今回またしても去年と同じ地域を自転車で旅行することにしたのは、前回予約がいっぱいで入ることのできなかったレストランが2軒あったから。次はここに食べに来るためにまた自転車に乗ろうねとパートナーと2人で決めていたのです。


ロワール川沿いは美味しいレストランがたくさんあるのも嬉しい発見でした。
自転車で通り過ぎたレストランが美味しそうで立ち止まったり、偶然気になるレストランを見つけられるのも自転車旅行の醍醐味でしょう。


今回は1週間前に気になっていた2軒のレストランを予約し、レストランの予約の空き状況に合わせて旅の日程を立てることにしました。ただし、問題がひとつ。
2軒とも人気レストランのためちょうどよい時間帯のちょうどよい日程で予約が取れず、どちらのレストランも制覇するためには、2日目に100km自転車を漕がなくてはならなくなってしまったのです。

100km、、

今まで1日に最大でも60kmしか走ったことがないのに、果たして途中で脱落せずにレストランまでたどり着けるでしょうか?



1日目 Beaugency → Blois   35km


パリから高速列車に自転車と一緒に乗り込み、Beaugency駅で下車。そこからBloisまで35kmを自転車で進みます。このルートは去年も通ったのでなんとなくの距離感と必要な体力具合がわかっています。ウォーミングアップにはぴったりです。

奇しくもフランスは記録的な超猛暑日。一旦休憩してしまうとこぎ始める時がしんどいのであまり止まりたくないものの、とにかく暑い!気温は38度まで上がり、熱射病になっては困るので水分補給をこまめにとって進みます。


荷物が積み込まれた自転車がパートナーの、後ろの身軽な自転車が私のもの。
荷物を持ってくれていなかったら走り切ることはできなかったと思います。


自転車旅行の面白いところは、普段の旅行なら目的地から目的地への間に存在する付属的な時間であった移動時間こそが旅のメインイベントとなるところ。
移動することが純粋な楽しみとなり、自分の身体で距離を感じられるのが新鮮です。


長時間自転車を漕ぐ場合、体力はもちろんですがそれよりも集中力が試されるます。一日中これだけ何時間もひとつの単純な動作を続けることって普段ありません。初めは疲れよりも飽きがやってきます。しかしひたすら自転車をこぎ続けているといつの間にか身体と自転車が一体化し、ただただ転がることだけを目的としたひとつの運動機関になったような不思議な一体感を味わえます。なかなか心地よいものです。


自転車ルートは森を抜け、町を通り、だだっ広い畑をくぐり抜け、景色の移り変わりで目を楽しませてくれます。景色を眺めながら、自転車をこぎながら、頭の中でいろいろ考えを巡らせるのが楽しみです。

今回はすこぶる暑く、日の当たる通りと森の中の小道での温度差と空気の違いをはっきりと感じました。森林破壊が進んだら、世界中が日光の照りつける道になるのだと思うと森の小道のありがたさが身に沁みます。
自転車で旅しながらだとパリにいる時とはまた違うことを感じ、考えます。


さて、あっという間に35km走り終え、お昼にはBloisに到着しました。


夜は今回の旅のメインイベント、レストランASSAに予約をとってあります。




ASSA、期待を裏切らない美味しいエンターテイメントでした!

特徴的だったのは全てのお料理が3皿で構成されていること。料理ごとに決められたひとつのメイン食材を3種類の味付けと3種類の調理法で魅せる構成で、目と舌を楽しませてくれます。
それぞれの料理3皿にはメインの食材はもちろん、サブの食材やスパイスなどにも緩やかな共通点があり、3皿のリエゾンにも工夫を感じます。

植木鉢が運ばれてくるアミューズブッシュから遊び心があって面白い。土だと思ったらサブレだったり、石の中に石の形をしたデザートがあったり。いわゆる、"どこが食べられるのか分からない料理"。普段食べるなら焼肉とかステーキとかシンプルでドーン!とした料理が好きですが、時にはこういう見た目に驚き・食べて驚く創意工夫に脳を刺激される経験も乙なもの。料理に対する認識を拡張してくれます。

コースメニューはロワール川を下る旅のイメージで構成されています。土地の食材や庭で採れた野菜が使われていて、野花が飾られ丸太が出てきたりと盛り付けにもロワールの自然を彷彿とさせられます。
メインの牛肉のお料理では、牛を一頭買いして全ての部位を使い切っていると説明がありました。残すところがないというのも好きなコンセプトです。

特に印象に残ったのは白アスパラ、フダン草、デザートに使われたビーツの火の通し加減。普段どれもクタクタに火を通されていることが多い野菜なのですがASSAでは食感を活かした調理をされていて、食べ慣れた食材の新しい一面を発見することができました。


ASSAのシェフの一人は日本人の方で、日本の食材が随所に取り込まれています。最近パリのレストランやビストロでは日本食材を取り入れるのがブーム。wasabi、yuzu、nori、shiitake、dashi、binchôtan、などはそのままローマ字でメニューに書かれているくらいポピュラーな存在です。
でも本当にここに椎茸いる?とか、海苔の味全然しないけど必要?とか、備長炭で焼いただけで箔をつけられても、と言うようなお店が多いのです。

ASSAの料理にはきちんとそれぞれの食材に調和があり存在意義があり、ただ取ってつけただけの日本風ではないところに好感を持ちました。


2人ともお腹いっぱいの大満足で、夜は溶け入るようにぐっすり眠りました。


2日目  Blois  →  Bréhémont



2日目の朝は、去年食べて一目惚れしたショーソンオーポムを売っているパティスリーへ。本物の自転車乗りなら朝早く、まだ暑くない時間帯に出発するべきなのでしょうが、ここのショーソンオーポムは食べ逃せません。
手に載せるとずっしりとした重さがありまだ温かく、今年もやっぱり美味しかったです。




9時半ごろようやく出発します。
今日は100kmも走るのかと思うと気が遠くなるので、まずは40km先のAmboiseを目指します。Amboiseからさらに午前中に30km進み遅めのお昼頃にToursへ着けば、午後は目的地Bréhémontまで35kmを残すだけ、という計画です。



Bloisを出てすぐは、なだらかな森の小道が続いて涼しく快適です。この辺りが今回の旅で1番素敵な道でした。


Amboiseに近づくと短いアップダウンが続き、自転車では登りきれない上り坂に精神的に打ちのめされます。自転車を押す腕が重く、日も高くなり太陽が容赦無く照りつけます。今日も気温は38度まで上がる予定です。すでに暑くなってきました。



午前中にAmboiseに着いて12時か13時にはToursに着くと言う計画は甘過ぎたようですが、なんとかお昼休憩時間にはとりあえずAmboiseまでたどり着きます。思っていたよりも暑さに体力を消耗させられます。


Amboiseでお茶休憩をとり、再びこぎ出します。
しばらくまた緩やかな登りがダラダラ続き消耗します。これはしんどい。
ぶどう畑は写真で見るとロマンチックだけれど、気温38度の中、日避けが全くない大地をこぎ続けるのはハードです。


Toursまであと10kmの看板が見えてからが一番長く疲れました。残り10km、8km、6kmと近づくようなのにまだ着かない。Toursがいつまで経っても一生たどり着くことのできない蜃気楼のお城のように感じます。


なんて思いながらも漕げば漕ぐだけ進むもので、なんとかToursへ到着。本日70km達成。思い返すとこの辺りが1日の中で一番疲れ果てていました。残りはあと35kmです。その前にゆっくりカフェで甘いものと水分を補給します。



Bréhémontへ向けて、残りの35kmは気合と根性と精神力だけで走ります。どのみち体力はもう残っていません。身体も疲れるけど、精神力が尽きてきます。歌いたいけど歌う元気もないから頭の中に楽しい曲を流して自分を鼓舞します。


パリから少し離れるだけで、こんなにも自然があるんだなと驚く



最近よく話題になる昆虫食。今までいろいろな食材を食べてきたけれど、まだ昆虫は食べたことがないなと思っていました。しかし自転車で走ってるとたくさんの小さな虫が鼻の穴と口の中へ入ってきます。
こう書くとゲッという感じがするけれど、自転車を漕いでる時は気にしていられないし、こんなもんだよなって感じです。ただリップクリームを塗ると虫がいっぱいくっついて気持ちが悪いのでおすすめしません。

時々水分補給のために止まると、Tシャツと顔にたくさん小虫がくっついていて、こんなにいろんな種類の小さな虫が空中にいるんだなと驚きます。



そう言えばパリでは何かのアレルギーでここ最近ずっと鼻水を垂らし、一日中咳が酷かったのに旅行に出てから咳が止まっていました。運動と自然な空気のお陰でしょうか。



ToursからBréhémontへは、なだらかな道が続きます。しかし車が横を走る狭い道を通るので、パートナーと横並びで走れないのが寂しいです。お喋りできないのでお互いに黙々と自転車を漕ぎます。

この辺りは風景の変化も少なくなるので人間観察に精が出ます。ロワール川沿いには釣りをしている人がいたり、ハンモックでのんびりしている人がいたり。対岸でキャンプしている人が真っ裸で水浴びしているのが見えたり。


もう自転車で100kmも走るなんて二度としないと心に誓う頃、ようやくBréhémontへ到着!
炎天下の中、1日で107km走行達成しました。


走行距離や平均速度などを記録してくれるstravaというアプリ。電池をひどく消費するけど、
旅の行程が記録に残るのが楽しいしやる気を高めてくれるのでおすすめです。


ヘロヘロなのですが、でも走って疲れるのと自転車で疲れるのとは異なる疲労感があります。
全力で走り切ったあとは倒れ込んで文字通りもう一歩も動けなくなるけれど、自転車だとしんどいけれど、あともう一歩は歩けるな、というしんどさです。しんどいけれど、嫌にはなりません。

走っている間は脚よりも腕と首の後ろと肩が疲れますが、到着すると脚にドッと疲労が湧きます。水泳の授業のあとみたいな、身体の芯から熱が出てくるような全身の疲労感です。辛いのだけど、心地よさもあります。達成感もあります。運動不足だと思っていたけれど、私も案外まだまだ動けるもんだなと自信も湧いてきました。しんどかったけれど、それと同じだけ充実感と自分の脚で進んだんだという楽しさがあります。




夜は去年予約満杯で入れなかったレストランにやってきたものの、正直疲れすぎていて感動はありませんでした。

このレストランはロワール川で取れる魚をメインに調理していて、川を眺めるテラスが良い雰囲気。自家製の魚のスモークなどもあると聞いていて、新鮮な素材をシンプルに調理しているのかなと期待していたのですが、思いがけずボリューミーでどっしり。コッテリかつあの手この手を加えたお料理でした。

ここでも最近の流行りのレストラン同様、出汁のジュレとか海苔でマリネとか、パン粉など日本っぽい食材を使っているのですが、海苔も出汁のジュレもお米のパリパリスナックもいらないから、魚とこのオニオンのピクルスだけにしてくれた方が素材それぞれの味が引き立って美味しいだろうになあ、と思う味。いろいろ手を凝りすぎている割には食材それぞれの存在が全く生かしあえていないのが残念でした。シンプルな焼き魚の方が好きです。

ただ単に凝った料理を食べるには疲れ過ぎていただけなのかも知れませんし、価格帯の全く違うASSAと比べてしまうのが酷なのは分かっているのですが、昨日のご飯が美味し過ぎたようです。わざわざ予約してまでもう来ることはないなと思いました。



3日目  Bréhémont  →  Tours


昨夜はホステルに戻るやすぐにベッドに入り、10時間ほど泥のように熟睡しました。

ホステルで朝ごはん食べて、Toursへ戻ります。
35kmをゆっくり進みます。
昨日は目印がなく目的地が見えないからしんどかったけれど、戻りは体感でいまどれくらい進んでいるかわかるから気持ちが楽です。

あっという間にToursへつきました。35kmくらいならもう軽々漕げます。



Toursでは去年食べて美味しかったレストランChez Gasterへ。



キュウリのガスパチョとlieu jauneという魚のセビーチェとまぐろのタルタルをシェアしました。

まさにこういうのが食べたかった!という軽さと爽やかさ。暑さに疲れた身体にガスパチョが染みます。昨日のレストランは自転車のあとにしては重た過ぎただけで味は美味しかったのかもしれないと改めて考えるのですが、けれど満足感とともに思い出すのはやっぱりASSAのお料理。食べた瞬間には美味しいけれどすぐに忘れてしまう料理もあれば、後々美味しさと共に思い出し再び満足感に浸れる料理もあって、本当に好きなの後者なのだなと思います。



食事を終えるとToursからパリへ電車で帰るため、駅へ。
Orléansで乗り換え予定だったのですが、一本目の電車が20分遅れとアナウンスされます。これではOrléansでの乗り換えに間に合わないかもねと言いながら20分ほど待ったのですが、今度は電車がキャンセルになったから、Toursから少し先のSaint-Pierre-des-Corpsまで行く列車に乗ってそこからOrléans行きに乗り換えるようにとアナウンスが流れます。大量の乗客がプラットホームDからAに移動しますが、もともとSaint-Pierre-des-Corps行きに乗る予定の人と合わさってホームに人が溢れ返ります。

この時点で、たとえ次の電車が来てもきっと乗れないだろうなと予感します。
というのも、高速列車にはTERとTGVという2種類があり、私たちが乗る予定だった列車もSaint-Pierre-des-Corps行きもTER。TERには自転車用スペースが数台分あります。自転車を乗せる場合事前予約が必須で自転車有料のTGVに対し、TERは事前予約なし&無料で自転車を積み込めるのですが、時期によっては大量の自転車乗りがいて、場所の取り合いになるのです。プラットホームにはすでに許容範囲外と思しき自転車乗りで溢れています。さてどうしよう?


日本とフランスの違いを感じるのがこういう時です。
電車がキャンセルになっても対応する駅員さんが2人しかおらず、周りには人だかり。Parisへ戻るにはどうしたらよいか尋ねても、分からない、知らない、とりあえずプラットホームAに行けの一点張り。駅員さんが謝ったりヘコヘコしないところがフランスらしいです。電車が遅れるのはこの駅員さんのせいではないのだし、謝る必要はないというロジックと、たとえ自分のせいで電車が遅れた訳ではなくとも会社の一員としての責任感から謝ってくれる日本の駅員さん。自分が働くなら断然フランスだけど、お客さんになるなら断然日本が快適だなと思います。


しょうがないのでプラットホームAでSaint-Pierre-des-Corps行きの電車を待っていると、再びアナウンスが。

「Saint-Pierre-des-Corps以降の駅へ行く方は駅の真ん中に集まってください」

同じアナウンスが何度か繰り返され、再び乗客たちがざわざわと駅の真ん中へ移動します。駅員さんから代車や乗り換えの説明があるのだろうと誰もが期待したはずです。

ところが駅の真ん中でしばらく待っても、誰も現れないのです。こういうところ、本当にフランスってさすがだなあー!と思います。

さっきいた2人の駅員さんもいなくなり、駅の真ん中で行き場を失った大量の乗客だけが取り残されるシュールな展開。なぜわざわざアナウンスを流して招集をかけたのでしょう。乗客から質問攻めにあったら面倒だからとアナウンスで呼び出している隙に駅員さん達は皆隠れてしまったのでしょうか。見事にどこにも駅員さんが見えません。感心します。


そのうち乗客たちも諦めて、散り散りになります。情報を得るためか文句を言うためかチケット販売ブースに列を成す元気な人もいます。

パートナーは外国人の旅行者に声をかけ説明したり、目が見えない人に声をかけて状況を説明したりしています。こういう時でも周りの人のことを見て動ける良いひとを選んだなあと思います。

フランスの電車はすぐに遅れることで有名で、一度5時間待ったこともありました。アナウンスはフランス語だけだし、フランス語が分かったとしても誰も状況をわかっていないときもあって、海外からの旅行者には尚更不便だろうなと思います。


結局私たちは2時間後のパリ行き列車を待つことにして、駅を離れカフェに行きました。目の前に公園のある街角のカフェで絞りたてのオレンジジュースを飲みつつ、たまたま開催されていたプライドパレードを眺めつつ、旅の疲れを鎮めます。

その後無事にTours発Paris行きの電車に乗れたのですが、暑さのせいで速度制限がかかっていて、いつもより時間がかかりました。ついでに予定外の駅でも停車しました。一本前の電車が故障してしまい、たくさんの人がその駅で途中下車させられていたのです。今日も38度の猛暑日。途中下車させられていつ来るか分からない電車を延々とプラットホームで待っていた人もいたのかと思うと気の毒になります。2時間待ったもののカフェでのんびりできた我々は運が良かったようです。

パリに近づくと電車はさらに減速していきます。アナウンスによると、鉄道の上を走るケーブルが暑さのためにビヨーンと垂れ下がってきているため、ケーブルに触れてしまわないように減速しているそうです。

猛暑日にフランスを旅行する際は時間に余裕を持って移動した方が良いですね。

電車で思いがけず足止めされてしまいましたが、自転車旅行楽しかったです。最近はパリにこもりがちでしたが、思い立って3日くらいあればいろんなところに足を伸ばせ、気分が変わってスッキリするものだなと分かりました。この夏も身軽に動いていきたいです。

さて次はどこへ行こうかな!




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