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【疑問】ありのままの自分って何?

最近、「自己肯定感を高めよう」ってよく聞きません?
私、よくわからないんですよね。

調べてみたところ、「自己肯定感=ありのままの自分を肯定する感覚」のことらしいです。

ありのままってどんな状態やねん。
私は、本来の私がどんな存在なのかわかりません。

そもそも人間って社会的な生き物ですよね。
人格は、他者との関わりのなかで形成される部分が大きいと思うんです。
(もちろん遺伝子的に決定される部分もありますが)

それなら、「ありのまま」が指すのは、社会的な影響によって形成されてきた人格を一切排除して、生得的な性質だけになった自分のことなんですか?

仮に、そんなことが可能だとして、生得的な性質だけの自分のことを果たして「自分」と思えるのでしょうか。

ネットには、「他者と比較しない」ことで自己肯定感が高まると書いてあります。

でも、それって無理じゃないですか?

自分という存在は、自分の目では見えませんよね。
他者の目を介在することでしか、自己は認識できないと思うんです。

鏡をみたって、自分がどんな存在なのかはわからない。
鏡の中の自分は何も言ってはくれないし、自分がどんな存在なのか認識するには、結局他者の存在が必要なんじゃないかって思います。

「あなたは真面目だよね」って人から言われるから、「ああ、私は真面目なのか」って認識できる。だから、「私は真面目な人間です」って自己紹介するんですよね。

じゃあ、他者と比較しないで自分という存在を確立させるのって無理じゃないですか?

うーん、難しいけど、自分が「これこそありのままの自分だ!」と思えればそれでいいのかもしれないですね。

つまり、「自分が好きな自分でいる」という状態が自己肯定感が高いということ。ただし、自分が無理しない範囲で。

とにかく、私は自分が嫌いなので、まずが好きになれる自分の性質を見つけ出していかないとですね。

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