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3「1番幸せになってほしい人 〜不思議なオーラ編〜」②

それは見ているコッチが恥ずかしいと思うくらい。

こんな感じなんだ…。
幸せそうで、安心感がある空気を放っていて。

何で言えば良いのだろう? 
ひたすら幸せに向かっていると思った。

大切な誰かが居ると、まるでお花が飛び散っているような、こんなに平和で心満たされているのだと伝わってくる。

兄との時間を1日1日大切にしたい、少しでも思い出を残したいと思ったのは間違い無かった。


きっと近い内に家を出ていく。そう思ったのは半年以上も前の事。

いつもなら無かった事が、有る事へと変わっていったからだ。

メールを送れば必ず返信をしてくれた。
いつもだったら数時間後。
いや、仕事中で返信が無い事の方が多かった。

『忙しい人ほど、時間の使い方が上手』という言葉は、どうやら本当らしい。

1カ月…2カ月…と過ぎて行く。

兄から放っているオーラ、感じるモノは相変わらずあるのに、何も展開が無く、日々だけが過ぎて行った。

変化が起きて欲しい訳では無いけど、絶対に何かあるはず。

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