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ONE PIECE最新話のガープ「老い先短いジジイは見捨ててよし!」

突然の話なのだが、
大人気漫画、ONE PIECEの最新話で、
ガープ中将がこういう台詞を言う。


先読みで公開された画像。

この思考、私は激推ししたい考えだし、
まさか世界的漫画の原作者が
こんな思考をキャラクターに喋らせるとは……!
とかなり驚いている。
しかも、命は平等ですと説教をしているキャラもいる。
まさにこの思考に対しての世相そのものを代弁している。

ガープ中将の立ち位置を説明すると、
主人公のルフィ(海賊)の祖父にあたる海軍の軍人であり、
前時代の前線にたち海賊王と幾度となく交戦してきた
海軍の英雄という人間。
超重要人物である。

そんなキャラクターが、紛いなりにもONE PIECE世界において正義側にいるキャラクターが、これを言うか。
いま、日本でこんなことを言えば、全員が全員、本当のことだと分かっていながらも、世間的な正解として、この考えを断罪しようとする。

そう、これは本当のことなんだよ。

例えば、私はもう30歳近くになるのだが、
私が「今からオリンピックの選手になります」と言えば、私を知る人は「無理」だと言うだろう。
だが、0歳~5歳そこからの子供の「オリンピックの選手になる可能性」は無限大にある。そして、未来のことを誰も否定できない。
ただし、オリンピックの選手はおろか、犯罪者になるかもしれない。あまりにも平凡な人生を送るかもしれない。若いうちに亡くなってしまうかもしれない。
でも、その可能性は誰も否定できない。

これは関係のない話に見えるが、
私は母親が嫌いなのだが、母には言ってある。

もし、貴様と見知らぬ子供が事故に遭い、
どちらかしか助からない場合、
私は迷わず誰かも分からない子供を選ぶ。
それが私の立場になったときも然り。そちらを助けろと言う。

日本の未来を謳う、政治家たちは、
大きな声でこれが言えるか?
誰一人言えないだろう。
彼らは所詮、政治家という職にすぎず、
未来を作る人間ではないからだ。

それを1人の漫画原作者が、
私と同じ思考を持ったキャラクターを描いている。
こんなにうれしいことはない。

政治家ではなくても、ジジイババアはこれを言う覚悟のある奴は1人も居ない。
引退して働かず、年金で生活を送り、うんこを作り出すだけのニンゲンになんの価値がある?
正しく言えば、価値はあった。その価値は使い切ったんだ。
誰しも、等しく生を受け、成長して、やがて社会人となり働き、それなりに社会に貢献し、後輩を持って育てたりして……。
次の世代を育てていた。人によっては子供を持ったりもしただろう。そうやって次の人間の未来を作り出す、ヒトの生存本能をまっとうしてきた。
しかし、それら役目を終えたヒトには価値はない。
年金を受け取るべきは、老人ではない。

一生懸命働いた帰り。
くたくたになって電車に乗ると、優先席でもないところに老人が座っている。今日一日、登山して遊んでお酒飲んで満喫しちゃいました~なんて顔の赤い登山服着た老人を見ると、猛烈な破壊衝動に駆られる。こんなジジイたちの遊びのために、税金払っているのか……? 殴っても私を責めるのは憲法だけでは?

ヒトの未来を作るのは、
次代を生きるヒトのためであり、
ヒトは生存本能で、ヒトを産み後世に繋いでいく。

本当は全員が気がついている真実なのに、口にしない。

さて、
この話のオチだが。
どうせこんな綺麗事並べたところで、私もいずれ年金貪る老人になるのだろう、ということ。そうして、こういう老人がでかい声で権利を主張するのだろう。
本当に自分が見捨てられたら、呪うのに化けて出る自信もある。まったく、私という生き物は身勝手で困る。
まあ、そういうものだろう。
私の世界の中心は常に私なのだから。

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